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2024年12月の読書メーターまとめ

安土留之
読んだ本
10
読んだページ
3248ページ
感想・レビュー
10
ナイス
60ナイス

2024年12月に読んだ本
10

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

安土留之
ある種の勧善懲悪の物語。勧善懲悪物語は、滝沢馬琴の『八犬伝』のように、悪役が強烈で主人公が苦しめば苦しむほど、結末のカタルシスは大きい。発注元にだまされ、部下に機密を盗まれ、大学の外科部長の妨害にありながらも、最後は胸のすく結末で、楽しく読んだ。 ひとつだけ気になったのは、PMDA(医薬品や医療機器の審査機関)の滝川と貴船外科部長の癒着。私は仕事でPMDAと接点があったけど、皆、公平な人で、癒着するような人はいなかった、と弁護しておきたいなぁ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
10

安土留之
 このシリーズの最終巻。モノづくりに賭けた佃の思いが、下町の工場を成長させる。経営者は法律を守ことはもちろんだが、志、そして経営者である前に人間としてのモラルが大切、ということを示している。楽しく読みながら、いろいろと考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
買収をたくらんでの訴訟をめぐる物語。佃が主人公でなく、いつもの佃の行動にドキドキすることはないが、周到なプロットで楽しめた。続巻でどうなるのか楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
ある種の勧善懲悪の物語。勧善懲悪物語は、滝沢馬琴の『八犬伝』のように、悪役が強烈で主人公が苦しめば苦しむほど、結末のカタルシスは大きい。発注元にだまされ、部下に機密を盗まれ、大学の外科部長の妨害にありながらも、最後は胸のすく結末で、楽しく読んだ。 ひとつだけ気になったのは、PMDA(医薬品や医療機器の審査機関)の滝川と貴船外科部長の癒着。私は仕事でPMDAと接点があったけど、皆、公平な人で、癒着するような人はいなかった、と弁護しておきたいなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
著者の作品、2冊目。見事なキャラ造型とプロットで楽しんで読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
日本はEBPM(Evidence Based Policy making)が遅れている。特に、政治、行政、教育の世界では、事実に基づいた議論が少ない。昭和の時代のような観念論的議論を展開する教育学者が多いなか、著者のアプローチは具体的である。 ただし、実証的アプローチの欠点でもある、体系性(理論)に欠け、個別の研究結果の羅列に終わっている観もある。、本書で語られている個々の事象はたいへん興味深いのだが。 前著の『「学力」の経済学』のほうが、より理論的、体系的。前著を読むことをまずはオススメする。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
四代にわたる短命の医師のミステリアスな物語に、終末医療や抗がん剤などの治療は必要かというテーマがからんだかたちでストーリーが展開する。 過剰医療の問題は著者の一環したテーマだけど、無理してミステリー仕立てにする必要あったのかな、と思う。医療小説としてもミステリーとしても、中途半端になった感じ。
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安土留之
失礼ながら、平成維震軍はリストラされかかったサラーリマンの反逆みたいだった。トップに立てないレスラーたちの反逆、そしてリーダーは途中入社で不遇だった越中。世の中のおじさんたちの声援を受けたのは、そんな越中たちのダサかっこいい姿だった。  本書はプロレスラーにありがちな「盛った」話、オレオレ話はなく、実直な越中らしい話が多い。親日は猪木をはじめ、常識を越えたレスラー、破天荒なレスラーが多いけど、ダサイまでの愚直な真面目さ、と言う点では、藤波と越中が双璧でしょう。本書はそんな越中さんの愚直な人生を綴った本。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
気ままに生きる旗本の次男が主人公。女性にモテモテで、雲のように流されながらも、危険な場所にもあえて飛び込む男。軽い展開のストーリーだけど、面白く読んだ。ジョージ秋山の『浮浪雲』へのオマージュの小説かな。
安土留之
 ダンプ松本、ブル中野、アジャコングという希代のヒールの時代。いろいろな人の証言で構成しており、この3人の時代はいろいろな視点から描かれている。デビル雅美と長与の証言がないのが、ちょっと残念だが。
が「ナイス!」と言っています。
安土留之
 フェイクニュースや女性憎悪のサイトで儲ける人たち、バッテリー泥棒など、世相をうまく取り入れた熟達のシリーズ。パターンはマンネリかもしれないが、そのマンネリが魅力でもある。ただ、いつもの弱者への優しい視点があまりなかったのが、ちょつと物足りないかな。このシリーズは、社会でしいたげられている弱者を救済するというストーリーが魅力的だけど、今回はその要素が希薄だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/11/25(1506日経過)
記録初日
2020/11/01(1530日経過)
読んだ本
565冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
166027ページ(1日平均108ページ)
感想・レビュー
559件(投稿率98.9%)
本棚
33棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

 中学から高校生の時は、SF、ファンタジィ、ハードボイルド小説、山川方夫、太宰修、寺山修司、野坂昭如に入れ込み、大学生の時はルソー、フランクフルト学派、ゲオルグ・ルカーチ、松本健一を愛読。尊敬する人は後藤新平。 社会人になってからは、米国に2年、ドイツに6年在住、マーケティングや海外関連の仕事をしてきた読書狂の67歳のジイさんです。会社を65歳で退職し、現在は私立学校の経営、芸術支援の財団のボランティアをしています。
 妻からは、本と結婚すれば良かったのに、と言われています。

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