ネタバレ「加害者家族であったが故の罪なき罰として、すでに三十余年前に、十一歳にして人生終わっているのである」（落ちぶれて袖に涙のふりかかる　p.155） この一文が重い。

ネタバレ仕事で認められ、言い寄ってくる男性との恋愛を楽しむなど一見すると人生を謳歌しているようなのに、本当に好きな人には言い寄れない、そんな乃里子がいじらしかった。 最後はまあそうなるよな、という流れ。剛みたいな男性の魅力も確かに分かるのだけれど、個人的にはカッとなって手が出る人はやめておいた方がいいのでは、と思ってしまった。 乃里子三部作としてあと二冊続くようなので、今後の展開も楽しみ。

ネタバレ「加害者家族であったが故の罪なき罰として、すでに三十余年前に、十一歳にして人生終わっているのである」（落ちぶれて袖に涙のふりかかる　p.155） この一文が重い。