宮沢賢治の父から見た、一家の物語。5人の子どものうち、トシは24歳で、賢治も30代で早世。しかし他の兄弟は結婚し子を生み、思いでは紡がれていく。門井氏の文体は読みやすい。「制服は暴力的装置」「病気の看病のあいだは父子でいられる」グサグサ刺さる

個人のキャリアの8割は偶然で決まるbyクランボルツ

諏訪について知らなかった事が多く書かれています

諏訪に知人はいますが、知らなかったお話ばかり。精霊のような「ミジャグジさま」はいまもどこかに居そう。

宮沢賢治の父から見た、一家の物語。5人の子どものうち、トシは24歳で、賢治も30代で早世。しかし他の兄弟は結婚し子を生み、思いでは紡がれていく。門井氏の文体は読みやすい。「制服は暴力的装置」「病気の看病のあいだは父子でいられる」グサグサ刺さる

遠田のキャラクターが楽しい

弁護士ならではの知識や話題が随所にあって興味深い。筋書き、トリックもうまい。登場人物がやや多いので系図があったら良かった。一部誤植あり