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2024年10月の読書メーターまとめ

ぽつねん
読んだ本
12
読んだページ
2416ページ
感想・レビュー
9
ナイス
132ナイス

2024年10月に読んだ本
12

2024年10月のお気に入り登録
5

  • ただ・きく
  • KAT
  • aquamarine
  • taku
  • tukasa

2024年10月のお気に入られ登録
5

  • ただ・きく
  • KAT
  • aquamarine
  • tukasa
  • taku

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぽつねん
ネタバレ京都の街を縦横に走る通りに焦点を当てて紹介した本。宮様がお散歩されながら、四季の移り変わりや歴史、近代建築に心ときめいている様子がとても可愛らしくてキュン。京都をいっとき訪れる人の視点というよりは暮らす人の視点であれこれ紹介してくださっているので、数日の旅行では物足りず長逗留したくなりそう。知ってる通りの知らない一面が盛りだくさんで、あちこち歩いてみたくなりました。京都で大学生活を始める子にぜひ一冊持って行って欲しい。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ぽつねん

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が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
9

ぽつねん
ネタバレ空と雪と岩の世界。著者の日本人2人目となる8000m峰全14座の登頂に、今月は個人的に沸き立っている。無事下山されて良かった。そんな石川さんが「水平方向への移動だけが旅ではなく、垂直方向にも未知の世界が広がっている」と知ったのが20歳の時に登ったこのデナリ(マッキンリー)で、これは麓に広大な国立公園が広がる北米最高峰。遠景でなく登山ルートを見たのは多分初めてだが、なんだか気品があって冒険心をくすぐる山容に、星野道夫や植村直己など夢中になる人が多いのも納得した。福音館書店さんありがとう、大人も読んで大満足…
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ぽつねん
本屋Titleの店主さんが、自分の書店開店~その一年後までの状況を手ずからまとめた本。リブロ退職後にどのようにして新刊書店を設立したか(事業計画書や取次との繋がり、店舗探し、什器の入手方法まで!)というハード面と、どのような想いで本を売るというライフワークに取り組んでいるかのソフト面についてかなり詳細に書き記されている。先に設立8年目に書かれた「しぶとい十人の本屋」を読んだので、ご本人はそもそもこんな働き方をして来られた方なのかと知り衝撃。今ある意味ブームになっている類の新刊書店の原点を見た思い。
ぽつねん
2024/10/23 19:22

学生の頃に京都の恵文社によく通っており、そこで「書店の棚の前で予想外、かつ一生ものの出会いをする楽しみ」と「本に関連する展示でこれまで知らなかった世界が拓かれる経験」を愛する人間に育てられたように思います。良い書店は本好きを育てるという意味でも、本を愛する方がこのように書店を営んでくれていることに感謝。

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ぽつねん
ネタバレ佐渡島の高齢化が進む集落と、作者のおばあさまが亡くなるまでの日々を背景に、柴犬のハナちゃんがひたすらに可愛い写真集。表紙の誇らしげな顔、畑のちょうど邪魔なところにドデーンと寝転がる様子、おばあちゃんが魚を捌くのを幼児のように覗き込む後ろ姿、どの写真も語彙力無くなる可愛さ。時折差し挟まれる徒歩圏の四季の風景写真も美しい。なのに本全体には寂寥感が漂っていて、それはやはり背景事情のためなのかどうかは分からないけど胸が苦しくなりました。不思議と何度も手に取りたくなります。
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ぽつねん
ネタバレ松岡正剛初読。最初こそ酒と女とタバコ感漂う昭和なやり取りに辟易したものの、千夜千冊は伊達ではなかった。単に目の前の本を「たくさんこなす」ような読書法を期待している人にはおすすめできない。書物の海、テキストの森を独自のコンパスで優雅に探索し、マップを作ったり火を熾したりしてその放蕩を楽しむ術を教えてくれるような内容である。読書を本から読者への一方的な供与ではなくコミュニケーションの一種と捉え、書く人と読む人に相互作用を与えるものとするラディカルな意見は今後の自分の読書に大きく影響を与えてくれそう。
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ぽつねん
ネタバレSFは数十年前に新井素子を読んだきり、という人間ですが楽しく一気読み。猫のピートに翻弄される書き出しの数ページと、後日譚を描くラストが素晴らしすぎた。1950年代から想像した2000年は、アンドロイドによる自動化が進み、人類は風邪を引かず、新聞なんて各戸に繋がるチューブから届くんだぜという快適なユートピアで、2024年の現在から見ると牧歌的な希望に溢れている。一方、ストーリーは息もつかせぬ急展開の連続。途中から細かい部分の整合性について考えるのをやめ、とにかくラストまで読も!という気持ちの奔流のまま読了。
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ぽつねん
ネタバレ京都の街を縦横に走る通りに焦点を当てて紹介した本。宮様がお散歩されながら、四季の移り変わりや歴史、近代建築に心ときめいている様子がとても可愛らしくてキュン。京都をいっとき訪れる人の視点というよりは暮らす人の視点であれこれ紹介してくださっているので、数日の旅行では物足りず長逗留したくなりそう。知ってる通りの知らない一面が盛りだくさんで、あちこち歩いてみたくなりました。京都で大学生活を始める子にぜひ一冊持って行って欲しい。
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ぽつねん
ネタバレ以前読んだウララの宇田さんの著書が面白かったことと、民藝ぽさのある表紙にも惹かれて。荻窪で本屋titleを営む著者が、同じく国内で書店を営む9人の同業者と会って話し、それを受けて自分の内外に起きる化学変化を丁寧に綴った本。結論から言うと物凄く面白かった。SNSで適当にバズって上手くやるより、自分の気持ちと仕事に真っ当でありたいという生真面目さが息をしている世界が私は好きだ。特に島根の定有堂書店のご主人の章は哲学対話のようで、人間の1つの到達点を見た気がして思わず身震い。どのお店も選書を見に訪れたくなった。
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ぽつねん
ワンルームの部屋を紹介する本。部屋の写真が2枚とエッセイが1ページ、それが100人分の構成。著者の知り合いを数珠繋ぎに辿って、10代~80代の老若男女がそこで暮らす様子を垣間見ることができる。読んで思ったのは人生のこだわりは意図せずとも部屋に出るんだなということ、そしてこの本を読んだ人と住むことについて語り合いたいということ。生活のウエイトの大きさに押し負け気味な部屋、理想に近づく満足感が感じられる部屋など見ていて全く飽きない。住む人の内面が伺い知れるエッセイが、部屋の写真に奥行を出す全体の構成も楽しい。
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ぽつねん
ネタバレ「抱腹絶倒」と紹介されるエッセイのうち、本当に倒れるくらい笑ったのはしをんさん、さくらももこさん位だったのですが、新たに有吉さんも加わったなと思うなど。内容は彼女がニューギニア奥地に暮らす文化人類学者の友人を訪ねた際の体験記で、1968年の話だけど古くささは感じない。運動習慣のない作家×心身超強い学者×未開の地元民がジャングルで過ごした数週間を、政治的/文化人類学的なアプローチは抜きに見たまま思ったまま、あったことやったことを書いているだけ。それなのにワンセンテンスから立ち上る物書きのセンスよ!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/01/19(5790日経過)
記録初日
2009/01/06(5803日経過)
読んだ本
428冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
122943ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
314件(投稿率73.4%)
本棚
1棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

マイペースな図書館派。

好きな作家は
■新田次郎
■石川直樹
■三浦綾子
■森見登美彦
です。

好きなのは山岳小説や人の本質的な在り方を問うような物語。事例収集でインテリア・建築、発達障害界隈の本もよく読みます。最近は人文書多め。

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