今回は女性の貧困がテーマ。奥多摩で見つかった他殺死体と女子高生はどうつながるのか・・・ネット時代の今、警察もデマに振り回されることもあるだろう。いつも愚直な樋口警部補には頭が上がらない。

3つの誘拐事件がどうつながるのか。下巻へ！

救いがない。でも一気に読んでしまった・・

色んな事情を抱えながらも明るく生きようとする精神科の患者たち。閉鎖病棟というタイトルながらも、閉鎖された社会に生きる自分たちのことではないだろうか。

二度と繰り返してはいけない。タトゥーを入れられた瞬間から名前を奪われ番号だけの存在になる。そんな同胞を多く見てきたラリは苦しんだだろう。生きるとは何なのか。

関西といえば古墳。新たな史跡が見つかりニュースにもなったりしてる。しかしそんなのとは裏腹に欲たかりな俗物どもが。考古学のジャンルだったのでドンパチはあまり期待できず。

今回は女性の貧困がテーマ。奥多摩で見つかった他殺死体と女子高生はどうつながるのか・・・ネット時代の今、警察もデマに振り回されることもあるだろう。いつも愚直な樋口警部補には頭が上がらない。

重い内容だった。罪を犯した人間は永久に許されないのだろうか。「罪を償う」とはどういうことなのか・・・被害者の気持ちは勿論、加害者の気持ちもわからなくはない作品

Kとはいったい悪女なのか聖女なのか。探偵「木」にしても「木村」を名乗ることはあっても本当の名前は知らない・・何ともミステリアスな設定だ。それに中国人の恋人「李」が絡んで益々面白い

戦後世代にナチの責任があることは明らかだ。日本に比べてドイツはそういう意識が俄然強い。ブラントがアウシュビッツの前で佇む姿は印象的だった。日本もそういう姿勢を見習うべき。

長かった・・果たしてこれでハッピーエンドと言えるのだろうか。この方の作品は本当にいろいろ考えさせられる。

面白かった！でも中身が切ない、そして続きが気になる・・雨宮、無事でいて欲しい。

北海道の上富良野の日進部部落という部落が舞台。両親がいなくとも懸命に生きる兄弟に心打たれる、本当に・・350ページからの十勝岳の噴火で家族を探し、なぜ自分たちが？本当に理不尽に感じる。