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2024年5月の読書メーターまとめ

YM
読んだ本
8
読んだページ
3132ページ
感想・レビュー
8
ナイス
95ナイス

2024年5月に読んだ本
8

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

YM
ストーリーは他の方の感想にお任せします。面白かったですが、「理由」と比べると(比べるのが無茶とは思いますが)設定と展開に無理のあるところが見られて、ライトノベル的ではありますが、ちょっと残念です。特に克彦焼損の犯人とその動機、柳瀬殺害の犯人とその動機に、それを感じます。警察犬マサが活躍しますが、それにも少し違和感があり、個人的にはマサが登場しない形でのシリアスなストーリーを読みたかったですね。とはいっても、デビュー作なのに内容は素晴らしく、才能を感じさせます。あと一点、タイトルは良くないと思います(^^♪
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
8

YM
ストーリーは他の方の感想にお任せします。面白かったですが、「理由」と比べると(比べるのが無茶とは思いますが)設定と展開に無理のあるところが見られて、ライトノベル的ではありますが、ちょっと残念です。特に克彦焼損の犯人とその動機、柳瀬殺害の犯人とその動機に、それを感じます。警察犬マサが活躍しますが、それにも少し違和感があり、個人的にはマサが登場しない形でのシリアスなストーリーを読みたかったですね。とはいっても、デビュー作なのに内容は素晴らしく、才能を感じさせます。あと一点、タイトルは良くないと思います(^^♪
が「ナイス!」と言っています。
YM
単行本で571ページもあったが、引きこまれた作品。緻密な文章表現、人間関係の描写が素晴らしいのはもちろんだが、物語の構成が秀逸。なかなか全体像が見通せず、パーツごとの物語が次第に一つにまとまって大きな建築物が出来上がるという印象。登場人物の背景がこと細かく描かれて、本当の事件を題材にしているかのような気持ちになる。凄く印象に残る作品。
が「ナイス!」と言っています。
YM
作者の初期の作品とのことだが、全然そんなことは感じない。「かまいたち「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の4篇とも、大変面白く読んだが、「かまいたち」と「騒ぐ刀」が良かった。さすがに文章はうまい。流れるように読ませてくれる。
が「ナイス!」と言っています。
YM
図書館でなんとなく手に取っただけ。だったが、非常に面白かった。人の心が読めるという能力を持つ二人の少年を縦軸に、さまざまな事件が輻輳して描かれており、どのように結末がまとまるのか理解できないまま、ほとんどページが尽きようとしているなか、想定外の驚きの幕引きが待っていた。文章が大変うまいので、ついつい引き込まれてしまう。これは素晴らしい。宮部みゆきは「火車」しか読んだことがなかったが、これから読み込んでいきたいと思わせてくれる内容だった。
が「ナイス!」と言っています。
YM
後書きで著者が書いているとおり、神格化された孔子を書くのではなく、失言があり失敗もあった孔丘という人物を書く、ということでようやく取り組んだ、というのが納得できる。いわゆる孔子のイメージとはかなり異なるので、相当違和感を受けた。論語にあまり論拠を置いていないのもその理由の一つかもしれない。個人的には少し期待ハズレ。斉の晏嬰の登場とその意見は興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。
YM
ハイデガーに関しては、これまでに「存在と時間」を4回読んだ。最初は全然理解できないので、マイケル・ゲルヴェン「ハイデガー『存在と時間』註解」やニューバート・ドレイファス「世界内存在:『存在と時間』における日常性の解釈学」、さらには、国内では木田元氏の各種の著作や渡邊二郎「ハイデガー存在と時間入門」など、かなりの解説書も読んできたが、第一篇はともかく、第二篇になると、さらに分かりにくくなり、イマイチすっきりとは理解できていなかった。→
YM
2024/05/10 22:07

特に「企投」の意味する具体的なところ、第二編の歴史性に関する部分は意味が捉えにくかったが、この本は、若い女性哲学者の著書だが、非常に具体的な事例を踏まえた、しかも我々の日常の暮らしに直結した丁寧な説明をしてくれていて、初めて腑に落ちた部分が相当にあった。今まで、一番分かりやすかったので、高く評価したい。

YM
最終巻。後書きで、そもそも作者が描きたかったのが范蠡だったとわかり納得。全体を通じて、面白いし引き込まれる魅力には溢れているものの、ほかの作品と違う印象が強かった理由を垣間見た思いがした。伍子胥の自裁の場面はもう少し劇的に書いて欲しいし、最後の西施との再会もあっさりし過ぎのように感じたが、最後まで楽しませて貰えました。
が「ナイス!」と言っています。
YM
読んだのは単行本。范蠡中心のストーリー。越の計略を伍子胥が見破り、越王句践を最後には捉える。范蠡は、呉の支配下となった越を不穏な出来事無く収めることに貢献し、3年後、句践を軟禁状態から解放することができるが、呉に連れて行かれ、句践は下働きまでさせられる。句践の秘密戦略を鋭い観察眼で見破り、それに対抗する策を立てることころは、無き孫武ばりの伍子胥の面目躍如といったところ。主人公は范蠡でなので、越側の視点で描かれるが、焼き殺されそうになる越の正夫人に挙止と、西施の行動にも驚かされる。次は最終巻。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/02/20(1217日経過)
記録初日
2015/07/01(3278日経過)
読んだ本
1208冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
398073ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
91件(投稿率7.5%)
本棚
7棚
性別
現住所
兵庫県
外部サイト
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