一晩でサクッと読了。書店員である著者の涙もろいことよ！(笑) 豊富な知識量もさることながら、こんな風に親身になって本選びに付き合ってもらえたら買っちゃうよな〜と思いました。こんな店員さんのいる書店に行ってみたい！

古くから伝わる怪談が唯川先生流にアレンジされた短編集。怪談なのになんだかとってもおしゃれ。悪い奴がしっかりと痛い目に遭う点が爽快で読後感が良い。古典や怖い話には苦手意識があるので普段は読まないが、時間を忘れて楽しめた。おすすめ！

2018年発行なのでもう閉店してしまったお店もあると思うが、全国の個性的な書店やブックホテルが紹介されており興味深かった。出版業界の衰退が叫ばれる中、まだまだ本への情熱を持った人が各地にいると知れて嬉しい。次は東京版を読みます！

初・畑野智美さん。ほっこり系ストーリーを想像していた己の浅はかさを猛省。序盤はうじうじ悩んでいる主人公を腹立たしく思い、いきなりホームレスとか発想が飛躍しすぎなのでは？とほとんど共感できずに読み進める。しかし、そう思うのは自分には見守ってくれる家族がいて、お金に執着する必要なく生きてくることができたからだと気付かされる。「神さま」の意味が明らかになったときはぞっとした。この作品のような境遇の子は大勢いるのだし、現実から目を背けず社会全体で向き合っていかなくてはと警鐘を鳴らされた気分。

どうしようもなく女癖が悪く嘘吐きの白木、どこがそんなに魅力的なんだろうと思ったが、みはるも笙子も白木を心底愛し必要としていることが伝わってきた。 そういえばタイトルの「鬼」とは…？作中では触れられていないが、幾通りにも解釈できて趣深いタイトルだなと思いました。

一晩でサクッと読了。書店員である著者の涙もろいことよ！(笑) 豊富な知識量もさることながら、こんな風に親身になって本選びに付き合ってもらえたら買っちゃうよな〜と思いました。こんな店員さんのいる書店に行ってみたい！

異母妹たちとの関係にほっこり。 自分が智晴の境遇に置かれていたらこんなにまっすぐ成長する自信ないな…(汗) 立派に大きくなったね〜と親戚のおばちゃん気分でうるうる。 窪さんの小説は、正解は人それぞれだしこんな人がいたっていいよね、とそっと受け止めてくれる感じがしてとても好き。