心がざわつく短編集。ミステリ、ほんのりホラー？ 一番面白かったのは『関守』。ありがちな内容なのに、これはもう著者の書く力でしょうか、ドキドキしながら。 『夜警』『満願』も人間の本質部分の怖さが良かったです。 全てにおいて暗く、面白い！とはっきりとは言えないのですが、怖いもの見たさでずっと頁をめくっていたいような、そんな一冊です

再読。晒し首で有名な暗闇坂、そこにある樹齢2000年の人喰い楠。トリックは置いといて（笑）学生時代は苦手だったレオナが今読むと随分印象が良い方向に違うし、御手洗との会話の応酬も楽しい。グロテスクだったり凄惨な場面もあるが、伝承や不気味な雰囲気も面白い。あと印象に残るのは、御手洗がレオナの才能について言及したシーン。なんやかんや御手洗は格好良いのだよな、、、

『全資産からの定率の手動取り崩し』 暴落の際は手動により安全資産（預金）とリスク資産の比率に気をつけながら崩す（増えてる時は株式多め、暴落時は預金から）ポートフォリオの株式の割合）は100-年齢で年1リバランスを。期待比率や取崩率もそれぞれ厳しめ設定で現実味があるし、例もわかりやすく、現状投資信託2本の私にはとても腑に落ちた。まだ30代なので10年後にまた読みたい。

あとがきの謎と、本筋の謎を残したまま終わってしまった…続編ありきなのですね。個性豊かな面々の中でも千反田お嬢様の好奇心ゆえのキャラクターが好みではないのと、主人公の省エネな性格のせいか少々回りくどいかなーと感じてしまい、正直合わなかった。でも謎解き部分は素直に楽しんだので、アニメの方ならまた違った感想になるかもしれません。

ビストロ・パ・マルシリーズ4作目。過去作に比べると謎解き要素が薄まったように感じられて残念でした。それでも相変わらず美味しそうな料理ばかりで読みやすいし、すっきりと終わらないお話や、胸がざわつくようなお話や、コロナ禍における飲食業回の苦悩も垣間見える一冊。『幻想のフリカッセ』が一番好き。表題作とこちらは現実でもよくありそう。

エジプトやその神々が好きな方向けかなと。ファンタジー要素が強いし、カタカナが多くて序盤は入り込みにくい。奴隷のカリが出てきたあたりからはミステリというよりはエジプト世界の読み物として私は楽しみました。

心がざわつく短編集。ミステリ、ほんのりホラー？ 一番面白かったのは『関守』。ありがちな内容なのに、これはもう著者の書く力でしょうか、ドキドキしながら。 『夜警』『満願』も人間の本質部分の怖さが良かったです。 全てにおいて暗く、面白い！とはっきりとは言えないのですが、怖いもの見たさでずっと頁をめくっていたいような、そんな一冊です

初読作家さん。年代的に伝わらない部分もありつつ、なんだか今の自分の暮らしが恥ずかしくなるような豊かなエッセイ。 『手袋を探す』、『時計なんか怖くない』の負け犬のくだりから伝わる著者の生き様や物の見え方に共感できるところもあるし好き。あとなんとなく『分身』が心に残る。私も産むことはないのでこの先も実感することはないのだが。

はっきり助けてもらっておいて施しは屈辱だの、意地悪な質問とやらで印象が悪いスタートの聡美。なぜ意地悪な質問をしても良いと思った…。 同性カップルの離婚は目新しいテーマというか、今後増えていくのだろうなぁと興味深かった。あとはサクサクと読めたし、あまり残らず。

全て訪れたことがあるのに知らないことが沢山でした。日本橋の文字を書いたのは徳川慶喜だとか、戸越銀座の由来だとか。最後は小池都知事も登場です