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2024年5月の読書メーターまとめ

mikeneko56
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感想・レビュー
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ナイス
197ナイス

2024年5月に読んだ本
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2024年5月のお気に入られ登録
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  • marcyan

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mikeneko56
ネタバレあらぁ武見さんといい感じなんですねぇと、思わず心の中でどこぞのオバサンのような突っ込みをしてしまったことはともかく。魚住視点による姫川分析が、強さ、脆さを的確に指摘してくれて、また一つ彼女を深く理解できるような気がした。恩人である佐田さんに似ている魚住の存在は、今後の姫川の活躍を支える大きな力になると思う。日下や菊田、小幡(一応伊岡も加えておこうか)・・・彼女自身がまず類まれな能力を持つが、各々能力の高い仲間に恵まれている。今後も目を離せない。慰安婦問題は不勉強で申し訳ない。事実を知ることから始めようか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
22

mikeneko56
ネタバレ高頭の濃いキャラが引っ張っていたものの、猛が子供らしさを持ちつつも8歳とは思えない行動力や胆力を持ち、佐古ジイさんやセンセイ達A地区の住民に拍手喝采、山崎がまたいい仕事をしてくれた。警察署に追撃砲で4発とか、最高ですわ。猛は絶対スゴイ奴になれると思う。将来結成されるであろうキャサリン&ウィリアムの活躍が楽しみだわ~と思うのは、大阪のおばちゃんの発想だろうか。
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mikeneko56
殺されてしまったけれど、彼女が、何も覚えていない人殺しとして、人生の最後に自分にしか見えない光景を見つめ、自分にしかわからない心を握りしめて死を迎えられたことが、救いだと思う。私は最期の時を笑って迎えられるだろうか?私の死を悼んでくれる人はいるだろうか?
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mikeneko56
殺人事件の捜査というよりは、会社のごたごたに巻き込まれた家族の再生物語?姉妹の確執は(兄弟でも同じかどうかは判らないが)、歪んだら一筋縄ではいかないところがあると実感しているけれど、ここまでやるか~的な悪寒があったかも。妻も娘も母親も身代わりになってまで家族を守ろうとしているのに、夫だけが及び腰になっていたことに苦笑するしかない。
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mikeneko56
中山作品、十分楽しめたものの、大切な人を殺された者が悲憤に駆られて立場も捨てて犯人を殺す、その陰にロスジェネ悲劇や対応の遅れた政府や自己責任を掲げて冷笑と傍観しかしない社会があったなんて、最近似たような作品ばかり読んでいる気がする。いつだって世の中は不条理にあふれているけれど、自分の中に、無意識でも不平不満が堆積していてそういう選択をしてしまうのだろうか。不破・惣領コンビ、別の作品も読んでみたい。
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mikeneko56
魚住の、場数から或いは女性ならではの勘や推理力は、やはり殺人事件を扱うよりは、未然に防げる事件の方が生かせるような気がする。もちろんどんな事件でも真摯に向き合うとは思うけれども。峰岸、漢っぷりが上がってる!気遣いができて力にも対応できるなんて、将来がほんと楽しみ。金本のようにゴリ押しの刑事は、相方に恵まれないと今の世の中ではなかなか難しくなくなっているのかも。村瀬と瑤子に少しでも明るい未来がありますように。
mikeneko56
2024/05/28 08:13

読書メーター記録によるとこれが400冊目の本でした。自分でもびっくり。ライフワーク的に、これからも好きな本をちまちまと読んでいくつもりです。

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mikeneko56
来るぞ、来るぞ、この作品もまた。そして期待は裏切られない。社会が抱える重い問題を提起して、最後でいろいろと引っ繰り返してくる。だからまた次の作品を読みたくなる。
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mikeneko56
想像力に欠ける自分は、ずっと絶望しながら生きていくのだろうか。自己責任という尤もらしい言葉に弱肉強食の理屈をひた隠し、人間であることを放棄した人間の中で。眼球のすぐ近くまで突き付けられたサバイバルナイフのような自分の中にある醜さを知って、この先どうすればいいのか。安達のように、少なくとも自分の周りくらいには優しさを働かせる善の芽はあると信じたい。だが、哀しいくらいに殺伐としていくばかりの日本で、動物ではなく人間として、どれだけの人が踏み出せるのか、心折れることなく進められるのか、疑問を覚えてしまう。
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mikeneko56
「お探し物は図書室まで」を読んで羊毛フェルトが気になっていたので手に取った本。読んで正解、あの時の自分の勘に感謝。紬の倍近い年月を生きてしまった自分でも、あらゆるところにもやもやを浮かばせる出来事が続いて、もう「あるある」「そうそう」と頷くしかなくて、拳を握りしめてはらはらするしかなくて。紆余曲折はあったものの、胸を張って光の方へ歩き出した紬の未来を、もう少し知りたくなった。湊さんとはどうにかなるのかなぁ。余談:このカバーイラスト、ふんわりとした雰囲気が素敵。羊毛フェルト作りたくなる。
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mikeneko56
あからさまに煽るのではなく、心の隙間を狙ってじわりじわりと忍び寄る恐怖というのは、実に厄介だと思う。9編の短編のうち、「夏休みのケイカク」「あなたの望み通りのものを」が自分にとってのソレで、読み終わってから思わず頭を抱えていた。著者の他の作品も読んでみたい。
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mikeneko56
妹が精神疾患で、殺人こそなかったが(その恐怖に震える日はあった)、実家も妹の結婚後の家族も振り回され、崩壊していくのを目の当たりにしてきた。だから第2章や第4章辺りは、ただおろおろと歩き回ることしかできなかった自分には、ひたすら苦しかった。おまえが偉そうに口にするなと、たぶん、親にも妹にも言われそうだが。複雑に絡み合う問題は、解決する術なんてないのではないかと絶望的に思う。自分の家族が近親殺人を犯した人が裁判官にでもならなければ、その心情など慮ることは難しいのかもしれない。
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mikeneko56
探偵役高校生がオタクなのはともかく、警察を見下したり、ダークってどうなのかしら?とは思った。雨や第三者によって思いもよらぬトラブルが複雑にしてしまった事件を、紆余曲折あったとはいえ解決したことは見事だけれど。自分的には、事件の黒幕的な人物にも、上手く言えないけれど嫌だなぁと。今どきの高校生ってこんなモンなの?
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mikeneko56
柳田邦男が、何百年も生きているという噂の女から話を聞く形で進められる、5つの屍の物語。実に上手く史実の中に紛れ込んだそのモノは、まるで暗闇の中ひたひたと音もなく忍び寄る恐怖のようで。最後の頁になって初めて、息を吐くことができたような緊張感に包まれていた気がする。
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mikeneko56
ようやく順番が回ってきた図書館本。相変わらずこの作者のどんでん返しに最後の最後で凹まされて苦笑。震災に絡んでいないとしても犯罪を容認しないが、ただ3月11日の報道にあの日を思い出すだけで、13年経てもなお歴然として残る震災の爪痕を見て見ぬふりしているのではないかと、容赦なく突き付けられているのは確か。毎年のように日本各地で起こる大規模な自然災害に、国の政策は画一的で下々を簡単に切り捨てるだけで、金や資源が追い付いてすらいないのは明らか。復興とは何か、どうすればいいのか・・・難しすぎる。
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mikeneko56
警官を主題として据えた話というだけで、こんなにも様々な物語が紡がれるとは。それだけ素晴らしい作品を書ける作家が多いという現実に、にやにや笑いが止まらない。初読み作家もいたので、またしばらくは読む本に困らないと思う。
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mikeneko56
ネタバレ予約が多くてようやく借りることができた図書館本。これはアンちゃんがフラグへし折ったということでOK?それで乙女は、匂い付けできない、する必要がないことに気づき、新しい道へと気持ちを決めたということ?それでも、アンちゃんが、いろいろなことを吸収しながら一歩進んだことは確かで。みつ屋での様々なお客様との触れ合い、周りの人達の旅立ち、和菓子やその周辺の蘊蓄をまた楽しめてよかった。
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mikeneko56
感受性や経験を基に被害者・被疑者に向き合い、権力をむかつきながらも受け流すことはあるけれど、時に暴力に正面切って突っかかり、普通に凹んでしまう弱さもある。魚住さん、自分の過去をバネに磨き上げた本能的な力で突き進む姫川とは、また違う魅力を持つ刑事だなと思う。姫川班での活躍を期待するとともに、他の短編集も読んでみたいと思う。
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mikeneko56
本を読むということには、新しい知識を得る、想像の世界を旅する、千差万別の人を知る・・・いろいろな面があるので、大好きだ。図書館に日参し、こうやって読書記録を付けるくらいには。小学校養護教諭から司書になった変わり種の小町さんの、お勧め本や羊毛フェルトの付録が、ふらふらと彷徨うその時その人のみちしるべになるという優しいお話に、猛烈にこの図書館に通いたくなった。人生には当然山も谷もあるから、全てがハッピーエンドとはならないだろうが、自分にとって最善を選べる本に、何度でも出会いたい。
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mikeneko56
再読本。読み直して、刀城言耶シリーズが好きなのはこの作者のおかげかもしれないと気づいた。民俗学は難しくて手探りで読み進めるしかないが、容姿端麗で異端の民俗学者と、世俗的な記憶力は確かとお墨付きがもらえる助手の、行く先々で起こる事件は面白い。
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mikeneko56
28年の年月をかけて全てを明らかにしてもなお、償いきれない罪に向き合い続けるというのは、孤独で厳しい道だと思う。渡瀬警部の「刑事の鬼」となるまでの日々は、事件の解決への過程も含めて、(本人は絶対そう思っていないだろうし、組対と間違われる風貌であっても)やはりカッコいいと思う。
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mikeneko56
ネタバレ短編それぞれを読んでいる分には、時間経過をすっかり忘れてしまうのだけれど。あの時の子供がきちんと成長して、彼の素質を受け継ぐ息子と結婚するとは、なんて素敵な流れなんだろうと。彼のすごさを目の当たりにしながらも、僻むでも落ち込むでもなく、根性論で努力をする訳でもなく、淡々と歩み続ける道を選ぶ、選んでいいのだと信じられる主人公の女性達もまた、スゴイ人だと、私は思う。
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mikeneko56
ネタバレあらぁ武見さんといい感じなんですねぇと、思わず心の中でどこぞのオバサンのような突っ込みをしてしまったことはともかく。魚住視点による姫川分析が、強さ、脆さを的確に指摘してくれて、また一つ彼女を深く理解できるような気がした。恩人である佐田さんに似ている魚住の存在は、今後の姫川の活躍を支える大きな力になると思う。日下や菊田、小幡(一応伊岡も加えておこうか)・・・彼女自身がまず類まれな能力を持つが、各々能力の高い仲間に恵まれている。今後も目を離せない。慰安婦問題は不勉強で申し訳ない。事実を知ることから始めようか。
が「ナイス!」と言っています。
mikeneko56
やっぱり、学校とか病院とか古いところには「なにか」あるよね。霊感には恵まれていないし、見えるようになりたいとも思えないので、二人には同情するしかないのだが、謎が解けていく様は納得できる。人の情念は、気づくかどうかの差があるだけで、実はいつも身近なところにひっそりと漂っているのかもしれないとの行に、そおっと辺りを窺ってしまったのは内緒の話。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/31(1186日経過)
記録初日
2021/03/28(1189日経過)
読んだ本
416冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
125128ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
222件(投稿率53.4%)
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