最近アメリカを中心に盛り上がったBLM。あれは21世紀におけるコロニアリズムの克服という性格を持っていると思う。現代においてなお、世界に深い傷痕を残したコロニアリズム(いや、もしかするとまだ新しい傷を増やしているかもしれない)。本書でも、蒸留酒・コーヒー・紅茶のところでそのテーマを扱っている。科学技術や民主主義といったものを発展させたのはヨーロッパだが、その発展は、それを支えた経済は何を犠牲にしていたのか、その辺りを考えながら読んだ。
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最近アメリカを中心に盛り上がったBLM。あれは21世紀におけるコロニアリズムの克服という性格を持っていると思う。現代においてなお、世界に深い傷痕を残したコロニアリズム(いや、もしかするとまだ新しい傷を増やしているかもしれない)。本書でも、蒸留酒・コーヒー・紅茶のところでそのテーマを扱っている。科学技術や民主主義といったものを発展させたのはヨーロッパだが、その発展は、それを支えた経済は何を犠牲にしていたのか、その辺りを考えながら読んだ。