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2024年11月の読書メーターまとめ

哲学の木
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2024年11月に読んだ本
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2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

哲学の木
月刊誌「小説野性時代_R5.5~R6.3」で読了。「動物(今回は、サラブレッド)」がテーマなっているが、かなりの重厚感を有したこれまでの河﨑作品とは大きく異なり、本作品は快活軽快サクセスストーリー作風に)。人馬一体と言われるが、競走馬に関わるたくさんの人生や人間関係が、戦い、生きる過程で凝集結晶され、結果としての勝利と敗北に繋がることを感じた。登場人物のポジティブさを触れ、人は、地球という大きな星の中で、その一部として生かされていることを再認識。馳星周さんの馬物語とかぶっていて、複雑な気持ちに。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
16

哲学の木
月刊誌「オール讀物_R5.7~R6.6」で読了。大正から昭和初期にかけての月刊誌出版業界物語。出版に向けて熱く、そして、信念を貫いた編集者の挫折と葛藤の物語。堂場作品としては珍しい場面設定だと感じた。雑誌業界に「こんな時代があったんだなぁ」とのノスタルジーと、当時文壇の巨匠達と対等に渡り合う情熱に一気呵成読了へ。編集者と作家の関係は、呉越同舟であり運命共同体と言えるか。現代もそうなのかな?気骨や気概というものを忘れかけている自分に気づかされた。もはやレアな小説月刊誌愛読者、この営みを続けたい。
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哲学の木
隔月月刊誌「別冊文藝春秋(R6.1~6.9)」で読了。宮島作品は初読み。全く冴えない40歳フリーライター独身男が、「婚活」をキーワードにハッピーライフをゲットする物語。時勢のものか、それとも、定型なのか。婚活というキーワードやスタイルに、定着と浸透イメージをもたらすことを推奨している雰囲気がある作品。冴えなくても、自分に向き合い、受け止め、そして、分度を掴み取る。誰しも、誰かと繋がりたい。一歩踏み出すことを積み重ねることの大切さを感じた。TVドラマになりそうなポツプ展開に一気呵成。
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哲学の木
隔月刊誌「別冊文藝春秋_R5.5~R6.5」で一気呵成読了。矢月作品らしいスピード感と臨場感と勧善懲悪感が詰まった作品。司法書士事務所で資格取得を目指しながら働く冴えない男桜田は、ある大物実業者の秘密遺言を保管することになり、その遺言の内容を知ろうとする人物から狙われる。大物実業家の本当の狙いは、家族再興。しかし、その道程は険しく、暴力と仁義によって血塗られる。テレビドラマを見ているような情景描写と同族人情に、清々しい読了感が得られた。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
月刊誌「野性時代(R5.7~R6.3)」で読了。阿津川作品は初読み。「コトダマ」と言われる超常特殊能力を持つことが宿命付けられた捜査員と犯罪者が、真っ向から対峙する。裏切りや共感の末に、原発テロを目論む犯罪者の工作とトリックに翻弄されながらも、捜査チームとしての一体感を構築する「ソード」は、戦いの末に真実に辿り着く。しかし、闇はまだまだ深く、次回作へと続く。個人的趣味との若干の乖離はあったが、テンポが良く、読了になった。TVドラマになりそうな予感が。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
月刊誌「野性時代(R5.11~R6.3)」で、辛抱強く読了。児童ポルノ、性的虐待、イジメ、薬物、非行、そして、殺人と死体遺棄。櫛木作品は「骨と肉」に続くニ作品目で、「人間は愚弄だ」がメッセージだと感じてしまう。社会から隔絶され、離反した若者達の共通項は「父親の不存在」だとか。主人公の元家裁調査官が、妹の恋人である捜査一課刑事とコンビを組み、深い闇に閉ざされ、人の欲望に囲まれた真相に迫る。ただ、読了後に気が付いたのは、そこはかとない無力感だった。誰も心も救われない展開に、焦躁と嫌悪を感じるしかない。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
月刊誌「小説野性時代_R5.5~R6.3」で読了。「動物(今回は、サラブレッド)」がテーマなっているが、かなりの重厚感を有したこれまでの河﨑作品とは大きく異なり、本作品は快活軽快サクセスストーリー作風に)。人馬一体と言われるが、競走馬に関わるたくさんの人生や人間関係が、戦い、生きる過程で凝集結晶され、結果としての勝利と敗北に繋がることを感じた。登場人物のポジティブさを触れ、人は、地球という大きな星の中で、その一部として生かされていることを再認識。馳星周さんの馬物語とかぶっていて、複雑な気持ちに。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
今回こそは「立ち止まりたくない」という一心で、進んでは戻り、戻っては進むを繰り返し、読了へ。ハンバーガーShopで繰り広げられる統計学道場への入門書(といっても、サラサラと読み進めることは出来ず、脳みそ大回転状態に)。カイ二乗検定、t検定、分散分析の解説は、実例が安直かつアルアルなので、取っ掛かり易く、また、数式よりもイメージ重視なのが初心者に優しい。Excelでの作業イメージがとても丁寧。「これなら、できる!わかる!」に近付けたと実感した。忘れぬよう繰返し学習が必要かな。リテラシー向上の道、険しい。
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哲学の木
月刊誌「野性時代_2022.3~2023.6」で読了。県警幹部と警察庁キャリア、安全保障関連政府関係者と海外諜報機関員。敵の姿が見えない中、過去から続く官邸の影と闇が明らかになる。女性総理大臣の周辺に流れるきな臭い人脈と利権は、「過激派」が暗躍した時代から脈々と続く不穏動向に繋がる。あまりの壮大な展開に唖然とさせられ、かつ、真山作品らしいダイナミズムが読み手の思考停止を発火する。未来のために、この国の過去に訣別ができるかどうか。読了から一年が経過した。読了時感想を残していないのが、悔やまれる。
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哲学の木
4年前程、統計を学ぶために書籍購入したが、その時は挫折したことを思い出し、再読へ。統計の入門としての偏差、分散、相関、回帰分析、有意差、(マン・ホイットニー)U検定、カイ二乗検定等へのリテラシーを深めることができた。それぞれの理屈や理論に関する概説は少なめだが、これらが全て、Excel関数で実践的な算出ができるようになる。「理論はさておき、まずはExcelで算出したい」や「理論概略を知ったので、より実践的に」というステージに最適か。ただ、やはり、「理論への理解」と、「知識の記憶」が課題と浮き彫る。
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哲学の木
知人大学講師に推薦されて読了。DSの基礎の基本レベル。小中学生がExcelに使ってデータ分析に慣れ親しむための初心者向け。このような内容の教育が、若い世代の中に広まっていることに驚きを感じた。こちらはwin95世代。10年近くかけて地道に学んだことが、一冊になっていた(笑)。Society5.0という世界が幕開ける。いまのテイーンネージャー達は、無意識にデータサイエンスウェーブに乗っている。アラフィフ達は、頑張らなければ。おいてけぼりは、嫌なので。なお、読了後、メルカリ登録へ。
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哲学の木
月刊誌「小説新潮」で3/5を読了。表題作「藍を継ぐ海(「遠い遠い海から」を改題)」が印象的。太平洋に面する徳島に帰ってくるウミガメの話。人智を超えたウミガメの旅は、自然の悠久と人類の儚さを教えてくれる。時を超え、海を超え、人は宇宙や自然の一部であることに気づかされた。山口県が舞台のR4.7の泥の器(「夢化けの島」に改題)も、北海道が舞台のR4.4の「星隕つ駅逓」も、新旧と時代の流れが科学的交錯するストーリーで、伊与原短編独特の安定感。どれもこれも、人の営みの儚さと、歴史や自然の悠久さが秀逸に描かれている。
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哲学の木
読了したのは三ヶ月前なので、細かいことは抜きにして。偉人上杉鷹山は、平州先生が存在したからこそ、鷹山足り得たのだと思う。人は人に感化される。時々に、前向きな気持ちがあればこそ、出会いがある。現代的な言い回しでは、「心理的安定性」なのだろう。藩主や君主、そして、現代社会の管理職は、鷹山の向学精神を学ぶべきなのかも。ボヤーっとせず、熱意と使命感に全身全霊を打ち込めばこそ、その視野が修得される。鷹山から学ぶべしことは多数。現代の治世のみならず、自分の手元足元から見つめ直したい。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
月刊誌NON (R4.7~R4.12)で読了。読了当時に感想を記録漏れし、覚えていない。かといって、現時点で再読する意欲もない。スピード感があった記憶あり。交番のお巡りさんは、ここまで捜査に首を突っ込むことはないが、でも、情景は鮮やか。結末は忘れた。未成年、ドラッグ、売春、社会の暗部を一身に背負う新宿に、スーパー警察官がいたら、本当に面白いかも。現実的ではなくても、実現はできるはず。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
月刊誌小説推理(R4.12~R5.6)で読了したが、感想未記載のため、記憶に残らず。ピアノの名門学校演奏発表会当日に起きた殺人事件。その4年後にも殺人事件は起きた。追いつづける週刊誌記者は、元ピアノ演奏者。解きほぐすことのできない人間関係の渦の中で、連続的な悲劇的の根幹は、実は・・・、といっても、既にストーリーを忘却。月刊誌で読了した際に、その都度、感想を記録しておかないと、いざ、単行本化されても、この読メに感想も書けない。忘れてしまう。まぁ、通り雨のようなストーリーだったのかも。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
知人大学講師からの推薦によりデータサイエンス入門書として読了。EXCELとリンクした基本の「キ」で、とても読みやすかった。驚いたのは、第一章に、Society5.0、バイアス、リーダーシップ、ダイバシティ、インクルーシブに関する記述があったこと。ここ最近、自学していた事項が、薄く広く網羅されていた。今の学生は、このような文脈で、DSに向き合っていることを知り感銘。確率や回帰や相関等に関するアカデミックな解説は少ない。まさに、「はじめの第一歩」的と言える。過去の入門書とは一線を画す理解浸潤に。
が「ナイス!」と言っています。
哲学の木
データサイエンスの基本の基本を理解し、実務で使用するExcelで活用するために本書を読了。「入門講義」と題されているが、分析の実例に関する記述的な解説が少なめで、「数式」をでか文字掲載していて、分かりやすいのか、分かりにくいのか、宙ぶらりんに。ただ、これまでの知識蓄積により、以前よりは「フムフム」が増えている気がするが、リテラシー向上の道は険しいなぁ、と感じる今日ころごろ。分散、偏差、相関、回帰、推定、検定、解析等、多くのことがExcelで自動でできる。なので、理屈概略を理解しておくことが大切だと。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/04/18(1342日経過)
記録初日
2020/01/03(1813日経過)
読んだ本
905冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
310493ページ(1日平均171ページ)
感想・レビュー
537件(投稿率59.3%)
本棚
21棚
性別
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
兵庫県
自己紹介

北海道の美瑛に、その昔(ほんの少し前まで)、「哲学の木」と呼ばれた大木がありました。広原な大地で読書しているかの佇まい。
ある事情でなくなりました。今は見えないけれど、見ようと努力すれば見える。それが、読書だと思い、乱読しています。

タイムマシーン、どこでもドア、そして、タケコプター。読書の世界は、ドラえもんの道具みたいです。
哲学の木があった場所で、いつかは、空と大地、そして世界を意識しながら、読書という旅を楽しみたいです。

【2022年春】
新たな局面に。
月刊誌読書を始めました。自選では、読書幅拡大の限界を感じたので。

集英社の「小説すばる」、小学舘の「StoryBox」、文藝春秋の「オール讀物」、光文社の「小説宝石」、新潮社の「小説新潮」、祥伝社の「小説NON」、河出書房の「スピン」、徳間書店の「読楽」、講談社の「小説現代」、角川の「小説野性時代」、双葉社の「小説推理」、文春の「別冊文藝春秋」、光文社の「ジャーロ」の合計13種類。毎月もあれば隔月もある。リアルもあればKindleもある。

愛読作家の今に迫る緊迫感。
単行本発表前に読める優越感。
直木賞候補作品との親近感。

読書ワールドは新たな局面に。

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