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2024年10月の読書メーターまとめ

いちゆき
読んだ本
4
読んだページ
1696ページ
感想・レビュー
4
ナイス
111ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いちゆき
霊媒師の城塚翡翠シリーズ。『生者の言伝』と『覗き窓の死角』の二作品。今回は、前作、前々作と少し事件への向き合い方に赴きが違うと感じたが、城塚翡翠のあざとさも随所に見られ、また、事件の全貌へと向かうミステリー要素は魅了できた。特に2つめの作品。江刺詢子と城塚翡翠の関係がもしかしたら素敵な友達になれたかもって思える展開がとても切なく、それぞれの人の心を映し出されて、スリル以上のものを見せてくれました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

いちゆき
物語の中心は、園子と光子の同性愛ではあるが、光子の恋人綿貫の次第に現れる異常さや、園子の夫孝太郎の哀れさが全体を歪まして行く感じがストーリーとしても面白い。終始語り口調で文章の美しさが引き付けられる。泥沼になった人間関係の終焉が悲劇的な結末で、それでも暗雲な気持ちにならないのは作品の素晴らしさからか。
が「ナイス!」と言っています。
いちゆき
前穂高の難所に挑んだ二人の登山家、魚津と小坂。そして、小坂が落ちると言う不慮の事故を巡り、なぜザイルが切れたのかと世論を巻き込んだスキャンダルへと発展。また、そんな中でも恋愛事情も含む劇的であり緻密な作品。自然の美しさの中に含む猛威の傍ら人間模様が描かれて、且つ、それぞれの人物に感情移入しやすく、魚津の上司常盤の部下への思いは文章に無くとも心に響くものがあった。
が「ナイス!」と言っています。
いちゆき
霊媒師の城塚翡翠シリーズ。『生者の言伝』と『覗き窓の死角』の二作品。今回は、前作、前々作と少し事件への向き合い方に赴きが違うと感じたが、城塚翡翠のあざとさも随所に見られ、また、事件の全貌へと向かうミステリー要素は魅了できた。特に2つめの作品。江刺詢子と城塚翡翠の関係がもしかしたら素敵な友達になれたかもって思える展開がとても切なく、それぞれの人の心を映し出されて、スリル以上のものを見せてくれました。
が「ナイス!」と言っています。
いちゆき
表題作を含む7作の短編集。『刺青』は刺青師清吉が初対面の少女に刺青を入れる話。危険な中に美しさを感じる。『秘密』も美しさの魅惑に取り憑かれた作品。『少年』などは支配することと尽くす事に快楽を覚える少年少女の意。あと自伝的小説と言われる『異端者の悲しみ』等、諸処今で言うフェチ感をおもわする人物・思想感に美学を取り入れたならでわの作品集でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/05/10(1296日経過)
記録初日
2020/12/01(1456日経過)
読んだ本
356冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
127694ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
345件(投稿率96.9%)
本棚
5棚
性別
年齢
48歳
血液型
A型
現住所
兵庫県
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