ネタバレ第170回芥川賞候補作。ゲイでミックスが主人公。セフレを殺した犯人を追うミステリーのような純文学。青や赤に象徴する男女関係とそこから外れたマイノリティの表現など興味深かった。迷彩色の男はある意味誰でもよくて、誰もが当てはまるんだと思う。好き嫌いが分かれる作品だな、でも理解できないからこそ読むべき。

ネタバレ第59回文藝賞受賞。デビュー作。ゲイでミックスが主人公。誰が語っているのか分かり辛い文章はきっとキャラたちが入れ替わっている物語だからかな。人種が違うとそれだけで見分けがつかなく、すべて一緒くたにしてただの称号になってしまう。同族だけが素晴らしいわけでもないのに。自分を出さない日本人の中で自分を表現するのって難しい。

ネタバレ初めて読む作家。雪で閉ざされたの山荘で起きた殺人事件。クローズドサークル、そして誰もいなくなった。１章は事件の当事者の様子。２章はその事件を解決する探偵の話。やっぱり犯人は・・・だったけど、おもしろかった。最後のネタはなんだ？って感じだった。

ネタバレ華族の鞠子と、元サーカス芸人のユリ子、身分も育ちも考えも違うふたりが財宝を巡る未解決事件の謎に挑むミステリー。最初の２０ページぐらいがちょっとつまらなかったんだけどその後は最後までノンストップ！おもしろかった！楽しかった！シリーズ化してほしい！

ネタバレ久しぶりにドキドキした恋愛のはじまりの物語。どっちと付き合うのか、周りの人たちの関係や驚きの過去。最後まで間延びせず楽しめた！いろんな出会いと恋が書かれていた。いいね、恋って。お幸せに！

ネタバレ第170回芥川賞候補作。ゲイでミックスが主人公。セフレを殺した犯人を追うミステリーのような純文学。青や赤に象徴する男女関係とそこから外れたマイノリティの表現など興味深かった。迷彩色の男はある意味誰でもよくて、誰もが当てはまるんだと思う。好き嫌いが分かれる作品だな、でも理解できないからこそ読むべき。

ネタバレシリーズ５冊目。かわいいマメの秘密。でも最後には成長できたからよかった。特典の中村明日美子先生の漫画、読む前はわからなかったけど、読んだ後にまた読むとグッとくる。差別、人と違うこと、集団の怖さ、児童虐待。対話をして、正しく考える人になりたい。

ネタバレシリーズ４作目。母と娘の呪い。「あんたのため」「わたしの娘なんだから」母を愛しながらも憎いと思ってしまう娘。母の愛という名の依存と呪縛。自分の一部だったから自分のものではないのだけどね。子育ってって難しい。

ネタバレシリーズ２作目。人間、妖人としての生きざま。それぞれあるけど、己のせいではない。親も子も選べないのだから。それが切ない。マメくんがすごくいいな。「手紙はいい…書いたこと以上のことを届けてくれる」