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2024年3月の読書メーターまとめ

甘食
読んだ本
7
読んだページ
2460ページ
感想・レビュー
7
ナイス
185ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

甘食
ネタバレ巻末の「推薦のことば」にもあったけど、「敵」って何だったのか。最後にセラフィマがミハイルを撃ったシーンを読んで、男性というよりは戦争の産み出してしまう狂気ではないかなと思った。 オリガのことも心に残った。自分の役割を認識して、それを忠実に務めながらも自分なりに三九小隊への愛着はあったのかな、と思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

甘食
ネタバレ「分かる分かる!」って楽しく共感できる感情を描く作家は割と多い。けど、朝井リョウは「分かるけど、見ないふりしてきたそれを、何で改めて見せてくるんだよ」って感情を描ける作家だと思う。本作もそう。終盤は佐々木と諸橋を止めてくれ、と願いながら読んでいたけど、やはり叶わず。神戸さんの言葉が諸橋にも届いてたらいいな。終盤の田吉の供述は不快度MAXだったけど、佐々木夫妻がお互いに投げ掛けた「いなくならないから」はこの小説全体にとっての救いの言葉のように思えた。
が「ナイス!」と言っています。
甘食
ネタバレ巻末の「推薦のことば」にもあったけど、「敵」って何だったのか。最後にセラフィマがミハイルを撃ったシーンを読んで、男性というよりは戦争の産み出してしまう狂気ではないかなと思った。 オリガのことも心に残った。自分の役割を認識して、それを忠実に務めながらも自分なりに三九小隊への愛着はあったのかな、と思う。
が「ナイス!」と言っています。
甘食
ネタバレ頭から煙が出そうになるゲーム小説。 複雑な読みあいが、一度ではだいたい理解出来ず、戻って読み直して…を繰り返してようやく(なんとなく)理解、という感じ。 鉱田ちゃんに対する真兎の態度はふざけてるようにみせかけて、本気で好きなんだろうな、と思った。そこをもっと掘り下げてほしかった気もするけど、それだと小説ジャンルが変わってしまうか。
が「ナイス!」と言っています。
甘食
ネタバレ才能とは「ついやってしまうこと」。欠点も捉え方をかえてプラスに転じられるというところが新しい知見。良くも悪くも他人と比べて尖ってるところは活かすのびしろになる。働いている期間が長くなってくると、後天的なスキルと先天的な才能はもはや区別がつかなくなってはいるが…苦労なくできることは適性があるってことで、才能でいいか!もっと自分の個性を知り、活かせるもの、組み合わせを探そうと思った。
が「ナイス!」と言っています。
甘食
ネタバレ第一部(架パート)は読んでいるうちに、選択せずに生きてきたことや、重大な決断を先送りにしてきたことについて、まるで自分自身が責められているような気持ちになり、大変耳が痛かった。女性の描き方の解像度が高い。「結婚したい気持ち何%?」は、意地悪だけどきっと核心をついている。 婚活小説か~と軽い気持ちで手に取ったが、「高慢と偏見」のオマージュであろうタイトルの、そのとおりの内容。 結婚は重い。家族のこともついてまわる。けれど、結局は、何よりもまず当人たち二人の問題なんだよな、と思うラストでした。
が「ナイス!」と言っています。
甘食
ネタバレ帯にもあるけど、確かに成瀬は良い子…だけど、同年代でいたら敬遠されるだろうな…という感想。 印象に残ったのは島崎と成瀬の関係性。いじめに巻き込まれないように成瀬から距離をとっていた、と振り返りつつも悪口には加わらないようにしていたり。同級生の口から「親友」と評されている点もポイントが高い。最終章では成瀬のなかでも島崎は(自覚なく)大きな存在だったんだな、と。 二人の関係性が見られるなら続きも買おうかな!
が「ナイス!」と言っています。
甘食
ネタバレ『在日韓国人』っていうくくりで見ていたことがバカらしくなった。朝鮮人学校を出て一般の高校へ行った杉原は今まで以上の差別に曝されるけれど、それをぶん殴って解決していく姿は爽快。桜井との一度の別離や、正一の死にはやりきれなくなる人種差別の根深さを知らされたけど、杉原のいう、レッテルを貼る側は相手を何かに定義しないと怖いんだ、というのは腑に落ちた。そんなレッテル、知ったことじゃないよな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/02(4653日経過)
記録初日
2011/07/26(4660日経過)
読んだ本
855冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
259894ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
816件(投稿率95.4%)
本棚
16棚
自己紹介

小説中心に気の向くままに、各所でオススメされている本を読んでみたり。

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