ネタバレ税理士として背中を追いかけていたはずの父を亡くし、人材派遣会社に入社することになった栗須が語る山王社長一家とその愛馬たちの物語。 馬主はバヌシではなくウマヌシと読む、とか、馬主になるための資格要件、とか、未知の世界を垣間見ることができる。 もどかしい栗須と加奈子の関係、山王の隠し子・耕一の迷走、そして美しく逞しいサラブレッドたち。 丁寧な語り口調で描かれた、馬主と騎手と支える人びとの世界であった。

ネタバレ風祭警部のセリフは白スーツの椎名桔平さんが喋り、麗子お嬢様は北川景子ちゃんが、そして執事影山はもちろん（？）櫻井翔氏の声で、冒頭から脳内ドラマが始まってしまう。 いける、いけるぞ。（なにが） 前作からの3人に加え後輩刑事の愛里ちゃんが濃すぎるキャラクターを発揮して麗子お嬢様の心を掻き乱す。 相変わらずの影山の推理と毒舌、心が疲れたときにさらっとからっと読める1冊。

ネタバレ思いがけずサイン本に遭遇できたので購入。 前2作に比べると、おどろおどろしい残虐さはやや抑えられている、ような。（カエル男に毒されて感覚がおかしくなってる可能性は否定できない） さゆりと古手川、渡瀬、御子柴、そして御前崎教授。 役者は揃った。 終盤の畳みかける展開や渡瀬の考察は実に読み応えがある。 だが、ほんとうにこれで終わったのだろうか、と、ちょっと背中が落ち着かない。だって中山七里Worldだから。

ネタバレ過剰な感情表現なく綴られる［定食屋］の味。 巧みな筆者の筆にかかれは味の表現はこれほど豊かなのだなと感じ入りながら、空腹感を覚えながら読む。 （バラエティ番組の「やさしい味」連呼やSNSの「飛ぶぞ」に飽き飽きしている勢） 惜しまれつつ閉店された店や移転予定のまま消息が掴めないらしき店もあり、五輪やコロナの影響が痛々しく見え隠れするが、逞しく明るい定食屋の方々のありように救われる思いである。 山角、行ってみたい。

ネタバレ初読作家。（謎の人物らしい） 高嶋哲夫作品で慣れているはずのハラハラドキドキ、災害系パニック小説（なんだそれ）でありつつ、人をていねいに描いている感じが心地よい。 新幹線に乗るときは絶対に山側窓側を選んで予約し、都庁展望台で富士山を見て（写して）心の中で燥ぐ程度には富士山が好きなので、どうか現実にならないでと願いながら読んだ。 南海トラフも怖いが、富士山噴火も怖い。

ネタバレ税理士として背中を追いかけていたはずの父を亡くし、人材派遣会社に入社することになった栗須が語る山王社長一家とその愛馬たちの物語。 馬主はバヌシではなくウマヌシと読む、とか、馬主になるための資格要件、とか、未知の世界を垣間見ることができる。 もどかしい栗須と加奈子の関係、山王の隠し子・耕一の迷走、そして美しく逞しいサラブレッドたち。 丁寧な語り口調で描かれた、馬主と騎手と支える人びとの世界であった。

ネタバレ先にドラマがあり、脚本家の秦建日子さんが著した小説版。 娘を育てられず捨てるようにして離婚した主人公・明日香が、余命わずかと診断を受け、元夫と娘に加え元夫の新たなパートナー、そして自分のパートナーや職場の人びととの関わりが変化していく。 ドラマ版の歩を演じたのが福田麻由子さんと知って俄然観てみたくなった。

ネタバレフラゲサイン会に参加して購入（サインもいただいた）。 とことんジャンクな事件とごはん、という説明通りの盛り過ぎご免のストーリーが連なって、いやもう、おなかが減る。（そこかよ） 某事務所のファンとしてはﾑﾑﾑとなる設定はあれど、それはそれ、あくまでフィクションとして楽しめた。 いちばん気になるジャンク飯は、やみつき温玉唐揚げ炒飯。