
ぶっちゃけニックの抱く恐怖に共感するのは難しいものの、思弁性を感じさせるレトリックは他の短篇と同様、惚れ惚れするほどカッコよく、加えて説得的だ。自己に対する思弁とパラフレーズを重ねた先で、ある矛盾ある観念を、共感を経由せず知らぬ間にするりと理解させられているような、そんな知恵の輪的技巧がイーガンの文章には宿っていると思う(たとえば『しあわせの理由』の「適切な愛」とか)。
推理小説、その他いろいろ。津原泰水が好き。
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ぶっちゃけニックの抱く恐怖に共感するのは難しいものの、思弁性を感じさせるレトリックは他の短篇と同様、惚れ惚れするほどカッコよく、加えて説得的だ。自己に対する思弁とパラフレーズを重ねた先で、ある矛盾ある観念を、共感を経由せず知らぬ間にするりと理解させられているような、そんな知恵の輪的技巧がイーガンの文章には宿っていると思う(たとえば『しあわせの理由』の「適切な愛」とか)。
次は『万物理論』とか読んでみたいです。