DeNA日本一のブームに半ば乗る感じで読んでみた。 読み終えた直後は何か物足りない感じだった。たぶん「南場さん」という人をもっと知れるかなと期待してたのが、守安さんとか他の人の話に重きを置かれてた（と感じた）からだと思う。 ただ別の本を読んだ後で思い返してみると、この人は「自分が」みたいな余計な自我は持たず、周りをよく観察して、良いところを見つけてその相手を立てることに秀でているのかもしれない。少なくともこの本を書くときはそういうスタンスに徹したのかな、という気がしてきた。

うーん、そろそろ書くことも無くなってきたな、というくらい印象に残る描写がない。個々のエピソードは読んでる時はそれなりに楽しいし勉強になるんだけど、終わるとほぼ忘れてしまう。著者の文体が自分には合わないのかな。 あと敵味方問わず特定の人物へのディスりがもうお腹いっぱいな感じ。しかも無能と言われた人たちも近年ではそこまで酷くなかったみたいな話もあってもうわけわからん。まあ戦争だから仕方ないのかもだけど、特にロシア側の苦労が偲ばれる話が多く気の毒な気はした。

某サイトのコラムで紹介されてて、 「ヤベー本に出会ってしまった」 と感じ即購入。 何がヤバいかというと、本の中で語られる著者の「若い頃」の姿がまんま「今の」オレじゃん、ということ。 身に覚えがありすぎる思考、エピソードがバンバン出てくる。耳が痛くなりそうだな、と思いつつも「これは読まなきゃいけない」と感じ一気読み。 今のところ一番響いたのは 「日本でもっともすごい仕事をしている人たちが自分へのこだわりを捨てているのだから、この方法以外の道はない」 これから何度も読みそうな本。

DeNA日本一のブームに半ば乗る感じで読んでみた。 読み終えた直後は何か物足りない感じだった。たぶん「南場さん」という人をもっと知れるかなと期待してたのが、守安さんとか他の人の話に重きを置かれてた（と感じた）からだと思う。 ただ別の本を読んだ後で思い返してみると、この人は「自分が」みたいな余計な自我は持たず、周りをよく観察して、良いところを見つけてその相手を立てることに秀でているのかもしれない。少なくともこの本を書くときはそういうスタンスに徹したのかな、という気がしてきた。

もはや秋山兄弟の話というより日露戦争史という感じ。この時代のロシア及びロシア軍人なんて知らないことしかないからそういう意味では新鮮だけど、当初この小説に期待していたものとは違ったかなぁとは思う。 あとはとにかく当時の日本軍は色んな意味で凄かったんだな、ということか。