タイトルとカバーデザインからの想像とは少し違うイメージの中身。経験的に女性作家の描く男性登場人物の心理描写が残念だった事が多いが、この本では自然に読めた。女性コミック的不必要なドロドロ関係もなく、人間関係やストーリーも自然に読め、かなりバランスが良い本だったと思う。芥川賞受賞らしいので読む前は少し身構えたけれど、読みづらさは皆無。楽しめました。

玉袋氏自身の50代がとても正直に素直に語られている。50代をどう生きるか考えたい人は参考にもなりそう。水道橋博士や奥さん、そしてビートたけし氏へのメッセージの本にも思えた。

イスラエルが今、パレスチナ人に対し何をやっているのかがとても分かりやすく書かれています。イスラエルが嘘情報を流して自国への批判を撹乱、ほぼジェノサイドの状態で、かつての被害者の子孫が加害者になっている現状にがっかり。アメリカも相変わらず酷いですが、日本も情けない。イスラエルのあんな横暴は止めなければ、いつの日か将来の日本に似たような災いが起きてもおかしくないと思う。決して他人事ではない。 緊急出版のため似た内容の重複箇所はあるけれど、とても良い本でした。

相変わらず完全に予想を上回る素晴らしい回答多数。鴻上氏の相談者に対する真摯な姿勢も素晴らしいです。

予想したよりもかなり面白かったです。以前読んだ貴志さんの「新世界より」が自分にはあまり合わなかったのですが、こちらは全然違う雰囲気の作品でした。かなり前の出版のため、時代を感じるし、あり得ないって思う所も無い訳ではなかったですが、そんな事はどうでもいいと思えるくらい読ませてくれます。ボリュームがありますが、一気読みする人も多そうです。

同じ大震災で亡くなった外国人の方々ですが、当然てはありますが、エピソードごとにずいぶん違う印象でした。境遇も含めて日本ではやはりアジア人の扱いがずいぶん悪いという印象。また、震災取材のこの本を通して、今現在も相変わらず将来を全く見据えぬ土建政治と、戦前からのムラ社会的な秘匿・隠蔽の習慣と体質が浮き彫りとなり、変われぬ日本に残念感。 本書は文章ならではの記録の良さがとても感じられ、文字で残す重要性を改めて感じられる良い本でした。 良い本だけにちょっと残念なのは、骨太のルポにこのタイトルは少し違和感が。

NHKBSで2014〜2018年に放送の世界入りにくい居酒屋1st seasonのまとめ+レシピ本。番組が好きだったので読んでみました。テレビもそうでしたが、ヘント、マデイラ島、ポルト、ナポリ、カンクン、リヨン、ハノイ、ミラノと、実際に自分も行ったホーチミンのお店が気になりました。記事写真の真ん中に文字が乗せてありとても見づらいです。レシピは良いですが、素晴らしかった番組と比べてかなり魅力が低くなってしまっています。デザインだけでもきちんと作れば違ったのに。大好きな番組なだけに残念。また放送が見たいです。

タイトルとカバーデザインからの想像とは少し違うイメージの中身。経験的に女性作家の描く男性登場人物の心理描写が残念だった事が多いが、この本では自然に読めた。女性コミック的不必要なドロドロ関係もなく、人間関係やストーリーも自然に読め、かなりバランスが良い本だったと思う。芥川賞受賞らしいので読む前は少し身構えたけれど、読みづらさは皆無。楽しめました。

予想したよりもとてもまともな(笑)良い本でした。 タモリさんについての話を始め、どれもかなり面白かったです。 きちんとした文章で書かれておりそれだけにほんの少しですが、そんな事は書かなくてもいいのに、と違和感を感じるものもありました。でもそれがふかわさんらしさなのかもしれないのかもしれません。 とても丁寧に書かれているのも好印象、読んでよかったです。 ★★★★★