同僚からお勧めされて文庫本を貸してもらった。分厚い文庫本でしかも三部作と聞いて読むのが大変かも？と思ったが杞憂だった。すぐに話に引き込まれ、面白くてぐんぐん読み進められた。物理の話が凄い！と思った。終盤、読み終わってしまうのが寂しいと思ったので、まだ続きがあることが嬉しい。あとがきで大森望、ケン・リュウ等の名前が出てきて、素晴らしい本には凄い人たちが集まるんだと思った。

ウォルテリア図書館本。高校時代吹奏楽部だっただけに今さらこの歳になってブラスバンドの青春小説を読めるのか不安だった。登場人物一覧を見てパーカッションの比率が多過ぎると思ったが、総勢70人以上の部活で名前が出てくるのは一部だけという訳だった。爽やかな青春小説を想像していたが、部員も顧問たちもそれぞれ自分勝手で個々の欲望や未熟さが生々しい。理想の青春ではなく疲れる現実を描いた小説かも。一番付いて行けないのは「今日の最高は、明日の最低！」という部の標語。好感を持ったのはトロンボーンの磯崎くんくらい。

ウォルテリア図書館本。陰鬱で趣味の悪い話だった・・・。

自分の父の看取りはあれで良かったのかという思いがあり手に取った本。語り口が少々露悪的なのであまり好みではなかったが、あまり生真面目に病院へ行かなくてもいいのかも、と思えた。自分の死の覚悟にも、少しだけ、近づけた気がする。

同僚からお勧めされて文庫本を貸してもらった。分厚い文庫本でしかも三部作と聞いて読むのが大変かも？と思ったが杞憂だった。すぐに話に引き込まれ、面白くてぐんぐん読み進められた。物理の話が凄い！と思った。終盤、読み終わってしまうのが寂しいと思ったので、まだ続きがあることが嬉しい。あとがきで大森望、ケン・リュウ等の名前が出てきて、素晴らしい本には凄い人たちが集まるんだと思った。