光秀の定理まだ読んでないな…と思いつつ、とりあえず読んでみた。ちゃんと楽しめた。早々に愚息の辻博打の仕組みがわからなくてモンティ・ホール問題調べたし、光秀の定理を読んでいたら、より一層楽しめたのかもしれないけど。鉱山に潜入して帳簿を盗み見してくるMissionに挑む明智光秀。明智光秀が主人公なのに、時代小説というよりも、読んでいてワクワクするようなスパイ物ですな。結局戦は経済力で決まる、だから将来の敵となる者の経済力を調べておく、というのは実に合理的であるとは思う。

才蔵が修行を終え、蓮田兵衛の一揆がいよいよ始まる。しかしあれだな、法妙坊暁信の印象が随分変わった。小悪党だと思ってたのが、なかなかやり手の中間管理職って感じに。しかし骨皮道賢の最期はもう少し描いて欲しかった。最期ってか活躍をかな。西軍をブチ切れさせて、三万の大軍に包囲される原因となった、その暴れっぷりをね。しかし惚れた女の前では男は無力だね。

面白い。主人公は才蔵なんだけど、周りの大人達が実に魅力的。骨皮道賢も蓮田兵衛も芳王子も師匠も。すぐに白黒付けようとせず、分からぬものは分からぬものとして当座は受け入れておくこと大事。あ、だから和尚も魅力的な大人達の１人か。ほぼ出てこんけど。ところで大泉洋は誰を演じるんだ？という疑問と、骨皮道賢が悪党の親玉ってことでどうしても逃げ若の平野将監ってか瘴奸でイメージされてしまうため、映画のサイト見に行ったら、蓮田どの!?え!?大泉洋が!?切れ長の目のスラリとした男!?大泉洋が!?うーん、まぁ、武衛だもんな。

光秀の定理まだ読んでないな…と思いつつ、とりあえず読んでみた。ちゃんと楽しめた。早々に愚息の辻博打の仕組みがわからなくてモンティ・ホール問題調べたし、光秀の定理を読んでいたら、より一層楽しめたのかもしれないけど。鉱山に潜入して帳簿を盗み見してくるMissionに挑む明智光秀。明智光秀が主人公なのに、時代小説というよりも、読んでいてワクワクするようなスパイ物ですな。結局戦は経済力で決まる、だから将来の敵となる者の経済力を調べておく、というのは実に合理的であるとは思う。