難しかった。特に柏木の言っていることがよく理解出来ない。いつか、わかるようになれるのだろうか。 主人公は人生のアウトサイダーだからこそ、美に執着したのだろうか。

正常な世界に参加するための仮面。そんな偽りの仮面を渇望する自分こそが、等身大の自分なのだ。 そういうことを言っているのだと、読み終わってから気付いた。 近江の脇毛に憧れるシーンは自分にも身に覚えがあって、親近感があった。

安心できる環境だとサルの遊びは増えるというのは、当たり前かもしれないけど面白い。「この遊びはこういう機能がある」「将来的にこう役立つ」という考察は簡単だが、本当にそうなのだろうか？将来に何も役に立たないことだとしても、子ども達は関係なく楽しく遊んでるのではないか？そういう視点は丁寧で、真摯にあそびと向き合ってる気がした。遊び研究は泥沼だ！

ネットやゲームでの繋がりが、暖かい居場所にもなるんだなー。子どもが何を楽しみにネットやゲームの世界に行っているのか、あるいはどんな辛さがあるのか。そこに暖かい関心を向けられる大人でありたい！ 関先生のゲーム好きが滲み出て、読んでて気持ちが良かった。

難しかった。特に柏木の言っていることがよく理解出来ない。いつか、わかるようになれるのだろうか。 主人公は人生のアウトサイダーだからこそ、美に執着したのだろうか。