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2024年10月の読書メーターまとめ

環実
読んだ本
5
読んだページ
1484ページ
感想・レビュー
5
ナイス
11ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

環実
いちばん落ち着く場所は、実家でもお気に入りのカフェでもなく自宅のリビングだったことに気がつく。私にとって「婚活マエストロ」は「居場所」を再考する小説だと伝えたら 著者の宮島未奈さんは不本意だろうか。読み、が留まった会話がいくつもある。婚活という出会いの場の提供者と参加者の交錯は現在地と居心地とこれからの居場所を問うてくる。 次に行くのは、はローソンかイオンかサイゼリヤかそれとも琵琶湖のミシガン号か。何処に行く?誰と行く?40歳からの人生 あるんだねーこんな福音。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

環実
どれもが、それぞれに貴方を思う。あらわし方、伝えかた、そのあたたかさ、百人百様の好きがやさしく描く。5章から成り立つ本書の第1話「星降る街で」の残響感が特筆もの。読み進めるほどに、雑念や老廃物がそぎ落とされるように自分が澄んでいく。失恋や転倒、そして愛着ある眼鏡の損傷、クリスマスに訪れた不意打ちの応酬。本人の独白で語られる文体は、慌てふためいたり、誰かを攻撃したるり感情を荒げたりしないスクリーンでもうひとりの自分を見るような、敢えて距離を保っているように映る。幸せになる、って...何度も思った。
環実
いちばん落ち着く場所は、実家でもお気に入りのカフェでもなく自宅のリビングだったことに気がつく。私にとって「婚活マエストロ」は「居場所」を再考する小説だと伝えたら 著者の宮島未奈さんは不本意だろうか。読み、が留まった会話がいくつもある。婚活という出会いの場の提供者と参加者の交錯は現在地と居心地とこれからの居場所を問うてくる。 次に行くのは、はローソンかイオンかサイゼリヤかそれとも琵琶湖のミシガン号か。何処に行く?誰と行く?40歳からの人生 あるんだねーこんな福音。
が「ナイス!」と言っています。
環実
独特な世界。どれも自分でどれも他人であれは日常でこっちも日常。ラジオドラマを聴いているかのような距離感。血圧低そうな人。カタカナ表記の登場人物。男女や老若の区別も曖昧で。でもそこ、白黒つける必要あったかなと自問する。団地立ち退きの話、と思っていた。ここに来て?という場面で彼等と思てっていた彼等が私の中で個々人として動きだした。これまで何を読んできたのか自分を責めた。けれどたぶん、内容を作者の本意を理解できてい。ないと思う。どうしてもそうしなければいけない焦燥にかられ、私は179ページを手帳に書き写していた
が「ナイス!」と言っています。
環実
泣いた。笑った。わくわくした。そしてお腹が空いた。生きてるっ!いまここに私生きてる!って大声で叫びたい。未曽有の自然災害もパンデミックも理不尽な死もなくなることはない。その度に立ち返りたくなる。もう一度とかやり直す、のではなくてTo be continued。人生という物語も仕事も会社も出会いも続く。私たちが続かせる。時代とか社会とか誰かのせいにして勝手におわらせんなよ、って何度も思いながら終章までの一気。そのグルーブ感を宮藤官九郎さんがどのように脚色し菅田将暉さんがぶちかましてくれるのか。観る前に読め。
環実
芽生えたばかりの才能に出会ってしまった。舞台は~何者にならなきゃいけない独特の脅迫観念に満ちてる~美大。気持ちをどストレートにぶつけ合える学生たちがとんでもない熱をもって日本画に襖絵に自分の凡庸に同士の才に対峙する。鳥肌が立つような場面に何度も遭遇した。ほかのどれとも違う力量、読後感。人を惹き込むだけの見識と努力と根性を垣間見た。著者の渾身が伝わる。~どんな人生であれ、物事の表面だけを見て判断せず、その本質を見抜いて判断できる人間になってほしい。この字を借りて「真」と命名する~物語の主人公は「真」という。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/08/24(1178日経過)
記録初日
2021/08/29(1173日経過)
読んだ本
120冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
31249ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
116件(投稿率96.7%)
本棚
0棚
自己紹介

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