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2025年11月の読書メーターまとめ

なっく
読んだ本
5
読んだページ
1712ページ
感想・レビュー
5
ナイス
268ナイス
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2025年11月に読んだ本
5

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

なっく
最初、長いイントロだな、と思って読み進めるうち、この主人公たちの等身大の生き様そのものがストーリーの骨格なんだと気づいた。二人とも普通の人なんだけど、小さいながらドラマの連続で、それは私たちも一緒。コロナも地震も台風も病気に冒されることも、だれかの思惑だったらその人を憎めばいいけど、残念ながらそうではないから、信じたい現実を信じる、信じたい真実を作ってしまう、その弱さを角田さんは冷静に丁寧に描いている。私には差し出された方舟を燃やす勇気はない。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
5

なっく
なんとなく普通っぽいタイトルと装丁からは想像もつかないほど、深ーい話だった。現代生活は豊かで便利で、昔のように祈らなくなってしまったけど、やはり祈るという行為は生きていくうえで大切なことなんだ。宗教を信じるとかいう大層なことではなく、救い、哀しみ、願い、癒し、ときに恨み、ちょっとした思いを吐露する、それが祈りであり、その対象が神さま。旅の目的が祈り、って素敵だね。
ミカママ
2025/11/26 23:44

祈りには科学的な根拠?成果?あるんだそうですよ。

なっく
2025/11/27 08:01

うん、あると思う ポジティブな祈りをしたい

が「ナイス!」と言っています。
なっく
軍人、やくざ、社会派編集者、バンドマン、この職業も身分も異なる4人とその子供たちが登場し、それぞれの立場で戦争に巻き込まれてゆく、まるでこの第一部自体がイントロのようで、第二部・第三部への期待が高まる。アメリカとの戦争なんて無茶なことをしたもんだと今更ながらに思うけど、当時も勝てると思っていた人はほとんどおらず、それでも突き進んでしまう時代の流れの恐ろしさ。日本人は本当に同じ過ちを繰り返さない反省をしたんだろうか、と思ってしまう。第二部はそれこそ悲惨な状況が描かれるんだろうけど、しっかり読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
なっく
母の死後、燈子は見つけた日記を読んでその人生に思いを馳せる。彼女の中ではまだ母は死んでいない。子を目の前で亡くすという辛いこともあり、夜行でさまよっているのだ。自分自身の人生を重ねながら彼女もまた現実の世界で落ち着き先が見つけられない。恋人の泰良君がもう少し力強く彼女を支えてあげたら、とも思った。
が「ナイス!」と言っています。
なっく
大作家にしてこんなもんか、と拍子抜けするくらい普通のおばちゃんだった。内容はけっこう自分勝手で非科学的なんだが、思ったことや感じたことをこうやってそのままエッセイにできるところが才能なんだろう(おまえ書いてみろと言われたら絶対書けない)。私は男性だからあまり感じないけど、「マンスプレイニング」って最悪だな、気を付けよう。
が「ナイス!」と言っています。
なっく
最初、長いイントロだな、と思って読み進めるうち、この主人公たちの等身大の生き様そのものがストーリーの骨格なんだと気づいた。二人とも普通の人なんだけど、小さいながらドラマの連続で、それは私たちも一緒。コロナも地震も台風も病気に冒されることも、だれかの思惑だったらその人を憎めばいいけど、残念ながらそうではないから、信じたい現実を信じる、信じたい真実を作ってしまう、その弱さを角田さんは冷静に丁寧に描いている。私には差し出された方舟を燃やす勇気はない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/14(5235日経過)
記録初日
2006/06/27(7109日経過)
読んだ本
1495冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
475621ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
1494件(投稿率99.9%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
職業
技術系
現住所
神奈川県
自己紹介

仕事柄、PCを使う時間が長いので、OFFに本を読むのが楽しみ。
好きな本は、人間の寂しさや弱さを乗り越えて力強く生きていくような本です。

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