「全女子必読」の帯につられて読んだ男性です。 心に残った箇所 「猫の写真ばっかり。それもね、全然良くないの。感情が入りすぎているんですね、きっと。」 自分が好きすぎる（のめり込んでいる）と正しく表現できないよなと共感。 「私は結局、自分にとって都合のいい人の作品良く思って、嫌な人の作品は、価値がないと思う、その程度の人間なんですよ。」 人に対する感情ってすべてに影響するよね。 芸術って人の命を救う力があるよなーとか、芸術って言葉以上の何かがあるよな。と思ったり。恋愛云云より他のことをいろいろ考えました。

友人から薦められて読み始めた「新宿鮫」シリーズも第１１弾。９２６ページの文庫本ってそうそうないよね。職場の机に置いてたら、あまりの厚さに「何の本ですか？」と聞かれた笑。私が一番好きな場面は、７００ページ辺りの鮫島と古本屋の店主のやりとり。 『店主の顔がこわばった。「あんたの名を聞こうか」机上のメモとペンを引きよせた。「鮫島と申します」店主の手が止まった。目をみひらき鮫島を見つめた。「あんたがそうか」』 しびれますね。カタルシスです。 以上

吉本隆明が２４人の近代文学者について語ったものを毎日新聞の２人が聞き取り、要約・構成したもの。 個人的には、江戸川乱歩『陰獣』、横光利一『機械』、太宰治『斜陽』は印象に残り、それぞれ再読した。 犯罪を犯した人間を異常といって片づけてしまっては文学は成り立たないという文言に共感。純文学と大衆文学の比較は興味深かった。

本のはじめの方に書かれている、「サムシング・グレイト」＝偉大な何物かによって、この世界は作られているといった内容に深く共感。身の回りの日常でも、理屈では説明しきれない何物かの存在を感じることがある。無いのかも知れないが無いと断言することもできない。なぜなら、いかようにしても説明しきれない出来事がこの世にはたくさんあるから。そういったところから宗教というものも生まれてくるのかなと思う。そして偉大な何物かの存在を認めたときに、人は謙虚になれるように思う。何でも自分でできるなんて思考は幻想にすぎない。

「全女子必読」の帯につられて読んだ男性です。 心に残った箇所 「猫の写真ばっかり。それもね、全然良くないの。感情が入りすぎているんですね、きっと。」 自分が好きすぎる（のめり込んでいる）と正しく表現できないよなと共感。 「私は結局、自分にとって都合のいい人の作品良く思って、嫌な人の作品は、価値がないと思う、その程度の人間なんですよ。」 人に対する感情ってすべてに影響するよね。 芸術って人の命を救う力があるよなーとか、芸術って言葉以上の何かがあるよな。と思ったり。恋愛云云より他のことをいろいろ考えました。