自叙伝よりもさらに豊富で貴重なエピソードの数々が興味深い。「Bitches Brew」「On the Corner」辺り参加したミュージシャンがリハーサルだと思っていた演奏がアルバムになったとか。引退中のMilesが「俺は全てやり尽くした、限界も全て試した、下らないことも全部した。この先楽しみは何も無いんだ」とドラッグに堕ちていく様が生々しい。先に進み続けるが故の孤独も痛切なまでに伝わってくる。心の中で音楽がまた鳴り始め復帰し、演奏と服と新しい人生に充実していく様子もなんともMiles。必読の良書です。