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2024年3月の読書メーターまとめ

なお
読んだ本
13
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感想・レビュー
10
ナイス
1106ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月のお気に入り登録
1

  • よう

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

なお
児童書初の本屋大賞ノミネート作品。読メの皆様の情報で興味を持った。知念実希人さんは現役の医師でもある。近年続けてノミネートされ今回が5回目。物語の舞台は明日からプールが始まる小学校。色とりどりの金魚がプールを泳ぎ回り、授業は中止される。担任の真理子先生は『放課後ミステリクラブ』の美鈴、天馬、陸に捜査を依頼。それぞれに特技を持った三人の活躍が楽しい。体操が得意な美鈴ちゃんの身体能力、半端なかった。黒抜きの頁で、謎を読者にも考えさせる時間があるのが良い。全て解決した後の天馬君の思いやりに温かい気持ちになった。
なお
2024/03/06 06:38

あとがきにありましたが、本に親しみその魅力に気づいて欲しいという著者の願いが込められている様に思いました。絵本から卒業した小学生がとても楽しめる本でした。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

なお

何十年か振りに雛飾りを出しました。私が生まれた時、母の実家から頂いた物。まだ、飾れて良かったです(^^)

何十年か振りに雛飾りを出しました。私が生まれた時、母の実家から頂いた物。まだ、飾れて良かったです(^^)
racco201
2024/03/04 00:07

こんなに豪華な宮殿にお住まいのお雛様は初めてみたのでビックリしています。 私のお雛様は棚のあるガラスケースの中に並べるタイプですが、押入れの奥に行ってしまっていて出しにくくて、長期間日の目を浴びていません。😅

なお
2024/03/04 04:30

raccoさん、我が家のお雛様も長年日の目を浴びていなかったので、大丈夫かなと思いながら開けてみました(^^;飾り方も忘れてました(^^; コメント、嬉しいです!

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2024年3月の感想・レビュー一覧
10

なお
「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」柿本人麻呂歌集 『万葉集』から明治以降の作品まで5つの時代に分けて大岡信さんが厳選した和歌、俳句、短歌194作。時代を追って作品を味わえるのが良かった。意味や作者の略歴までの分かり易い解説も嬉しい。どの時代の詩歌にも短い言葉の繋がりから広がる景色や込められた思いがあり、その調べは美しい。大袈裟のようだが、日本語の素晴らしさが誇らしくなる。「梅一輪一りんほどのあたたかさ」服部嵐雪 「あかあかと 一本の道 とほりたり たまきはる 我が命なりけり」斎藤茂吉
るい
2024/04/09 12:39

なおさん、ご紹介ありがとうございました。意外に早く読めました。日本語は美しいですよね。字面も響きも。願わくば、われもつくりたし。です。😊

なお
2024/04/09 12:46

るいさん、本当に日本語は美しいです(^^)こんな素敵な歌を読むと作ってみたくなりますね(*^^*)

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なお
著者がロックフェラー大学のポスドクだった80年代後半に遡る。〈私達は知人と「お変わりないですね」と挨拶をかわすが、半年合わずにいれば分子のレベルではすっかり入れ替わっていて、お変わりありまくりなのである〉との文章が楽しい。著者は細胞膜が自在に変化する謎を解明する為、細胞膜のタンパク質の解析を始める。試行錯誤の末、GP2と名づけたタンパク質の欠損細胞をマウスに入れて変化を見るが、結果は意に反し何の異常も見られない。生命の動的な平衡というシステムの本質は、欠落に対し適応して緩やかな復元を行う能力にあるという。
ガラスの文鎮(文鎮城)
2024/03/27 23:41

『コード・ブレーカー』を借りて来ています。真相は如何に。この本にはロザリンド・フランクリンが撮ったX線回折写真が載っています。今まで話には聞いていたけれど見た事が無かった写真です。X線回折の写真の解釈はとても専門的で私には不明ですが写真の実物を見ると言うだけで価値がある様な気がします。

なお
2024/03/28 04:53

ガラスの文鎮さん、ロザリンド・フランクリンについて詳しく教えて頂き、ありがとうございます(^^)理数系はとんと苦手なので、この本を読むのも時間が掛かりました。でも読んで良かったです。『コード・ブレーカー』の文鎮さんのレビューを楽しみにしています(^^)

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なお
読メの皆様のレビューで最果タヒさんを知りました。中原中也賞を受賞する等、注目されている作家さんです。この詩集からは強い自意識と同調に反発する思いも感じました。感受性が豊かである事は時に生きづらさを感じたりもする。心の底にある思いを何かの形で吐露する事は、魂を解放させる事だと思います。しかし、心の底からの思いを形にできる人は多くはない。誰もが時折でも、密かにでも感じている心の底にある思い。それを自分の言葉で表現するのは難しいのです。深い海からでも、水たまりからであっても何かを表現する事の大切さを思いました。
みあ
2024/03/25 10:20

素晴らしい感想だと思います。私の感想が恥ずかしくなりました。

なお
2024/03/25 12:55

みあさん、こんにちは(^^)みあさんから身に余るコメントを頂けて、とても嬉しいです!最果さんの詩に理解が追いつかなかった私です(^^; 本当にありがとうございました!

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なお
季節を愛でるようなタイトル。しかし春のうららかな景色とは全く別の景色の物語だった。京が都であった頃。永遠に続くような鈴鹿峠の桜の森の下、一人の山賊が旅人の命を奪い、美しい女房を背負って家へ連れ帰る。驚いた事に女房はその家に元からいた女達を殺す様に言うのだ。男は女房の言うが儘になり、やがて都へと。男に人の首をねだり遊ぶ女の様子が恐ろしい。女と別れようとする男だが、女の涙に拒まれて古巣の鈴鹿峠へ戻って行く。出会った時と同じ様に女を背負いながら…。美しい花が狂気を沸き起こさせると皆が恐れる、桜の森の満開の下を。
ガラスの文鎮(文鎮城)
2024/03/22 20:48

美しくもおぞましい女性のあり様をここまで書ける男性作家は稀有だと思います。坂口安吾凄い!

なお
2024/03/22 21:34

ガラスの文鎮さん、坂口安吾、初読みでした。本当に美しくもおぞましい女性でした。白昼夢の様な物語でもありました。コメント、ありがとうございます(^^)

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なお
絵本『ナヌークの贈りもの』『クマよ』を読んだ時、厳しいはずのアラスカの自然が身近に思えた。この本の星野さんが撮影した野生動物の親子の写真は不思議に優しい表情で、出産直後のタテゴトアザラシはとても愛らしかった。星野さんはアラスカに魅せられ生活する中で、先住民がどんな風に自然と関わり、近代との接触で何を失っていったのか考え始めたと言う。妻の直子さんが結婚前に貰った手紙の中には「自分の仕事を通して誰か一人でも励ます事ができたら」と書かれていたそうだ。彼の自然への思いにもっと触れる為に、次は著作を読もうと思う。
yuppi
2024/03/20 15:57

TANIZAKIさん、初めまして。挨拶が逆転してしまい失礼しました。息子さんの特番、私も見ました。2歳の時だったから父親のこと全く覚えていませんでしたが、アラスカに行って現地の人達から父親のことを聞き誇りに思えたのではないかと思いました。

TANIZAKI
2024/03/20 22:12

アラスカの原住民の方々が、とてもあたたかく迎え入れていたことが印象的でしたね・・。

が「ナイス!」と言っています。
なお
『源氏物語』と紫式部が生きた時代を題材にした女性作家達による六篇。玉鬘の帖を捉え直し、若い女性の話し言葉で表現した田辺聖子さんの『やんちゃ姫 玉かつらの巻』。『おちくぼ姫』が大好きな私。この物語も誰もが文句なしに楽しめる。永井沙耶子さんの『栄花と影と』。赤染衛門を語り手に、この時代の宮廷の人間模様が手に取る様に描かれる。『枕草子』を著した清少納言が何を書き何を書かなかったのか、その想いに胸がつまる。瀬戸内寂聴さん、永井路子さん、澤田瞳子さん、森谷明子さんのそれぞれの切り口で書かれた物語も、とても良かった。
TANIZAKI
2024/03/16 15:16

なおさん、中々の布陣ですよね、ぜひ読みたいです。

なお
2024/03/16 15:17

TANIZAKIさん、是非〜(*^▽^*)

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なお
実現しなかったが、原田マハさんは新聞連載小説『風神雷神』の挿絵をヤマザキマリさんに依頼していたそうだ。好きな美術作品や魅力的な美術館について二人が語り合い、カラー写真で紹介される。マリさんの好きなウッチェロ等の初めて知る作家も多かったが、写真を見ながら読めて楽しかった。二人とも歴史上の人物がシンクロする等の偶然を見つけた時に妄想が膨らむという。既成事実は既成事実として認識しておきながら「自分としてはこうだったら面白い」という妄想を込めて描きたいとマリさんは言う。妄想する二人の熱量が桁違いなのは間違いない。
harupasan
2024/03/12 23:28

なおさん、夜分に失礼します。原田マハさんの『風神雷神』読みました。ヤマザキマリさんがどんな挿絵を描くのか見たかった!テルマエロマエの絵を思い浮かべて妄想してしまいます~(*^^*)

なお
2024/03/12 23:58

harupasanさん、こんばんは(^^)『風神雷神』、読んでいなくて残念です(^^;妄想は良い事が分かりました。これからはいっぱい妄想しま〜す(*^^*)

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なお
最澄と空海によって日本に伝えられた密教について分かり易く教えてくれる。紀元前6世紀頃、仏教が興ったインドでは以前からのバラモン教が衰退。紀元前1世紀頃、大乗的で高遠な仏教に代わり、バラモン教がインド土着の神々と結びつき「ヒンドゥ教」として復活する。これに対しインド古来の神々に大乗仏教(既に中国、日本には伝えられている)を加えて教義としたのが、密教である。故にヒンドゥ教に似た所があるとの事。豊富なカラー写真で、密教の宇宙観を表す両界曼荼羅の絵解きや密教的仏像、護摩供等の詳しい説明がある。印相や梵字の記載も。
harupasan
2024/03/10 10:05

なおさん、こんにちは(^^)西村公朝さんは、昔よくテレビでお見かけしました。三十三間堂の仏像の修復をされた時、修復で落ちた金の欠片を拾い集めて小さな仏様を作られたエピソードを話されていて、素敵だなあと思いました(*^^*)公朝さんの本、私も読んでみたいです(^^)

なお
2024/03/10 10:26

harupasanさん、こんにちは(^^)本当に素敵なエピソードですね。今まで存知上げなかったのですが、他の本も読んでみたくなりました。コメント、ありがとうございます(^^)

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なお
俳人の堀本裕樹さんと各界で活躍する28人の才人との、交換日記ならぬ『俳句交換句ッ記』。雑誌『青春と読書』に連載される。才人のメンバーは川上弘美さん、最果タヒさん、杉本博司さん、松浦寿輝さん等々。まず兼題から才人達が俳句を詠み、エッセイを添える。それに応えて堀本さんが同じ兼題の俳句を詠むという趣向。俳句の応酬が楽しい。それぞれに個性的な才人達の句に真摯に向き合う堀本さんの温かさも伝わって来る。最後の又吉直樹さんとの対談では俳句の垣根を無くしたいと語る。謙遜されているが、迷う事なく堀本さんは才人の一人である。
harupasan
2024/03/08 12:33

なおさん、こんにちは(^^) 歳時記は面白いですね。私も時々パラパラと見ています。(俳句はできませんが…(^^;) なおさんのレビューを見て、思わず歳時記をめくってみました。「スリッパを超えかねてゐる仔猫かな 高浜虚子」子猫の句はどれも可愛いですね(=^・^=)

なお
2024/03/08 12:45

harupasanさん、こんにちは(^^)仔猫ちゃんの虚子の句、可愛い!(=^ェ^=)歳時記って発見が沢山ありますね!コメント、ありがとうございます(^^)

が「ナイス!」と言っています。
なお
児童書初の本屋大賞ノミネート作品。読メの皆様の情報で興味を持った。知念実希人さんは現役の医師でもある。近年続けてノミネートされ今回が5回目。物語の舞台は明日からプールが始まる小学校。色とりどりの金魚がプールを泳ぎ回り、授業は中止される。担任の真理子先生は『放課後ミステリクラブ』の美鈴、天馬、陸に捜査を依頼。それぞれに特技を持った三人の活躍が楽しい。体操が得意な美鈴ちゃんの身体能力、半端なかった。黒抜きの頁で、謎を読者にも考えさせる時間があるのが良い。全て解決した後の天馬君の思いやりに温かい気持ちになった。
なお
2024/03/06 06:38

あとがきにありましたが、本に親しみその魅力に気づいて欲しいという著者の願いが込められている様に思いました。絵本から卒業した小学生がとても楽しめる本でした。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/11/06(905日経過)
記録初日
2021/12/20(861日経過)
読んだ本
318冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
88222ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
123件(投稿率38.7%)
本棚
1棚
性別
血液型
A型
自己紹介

名作を中心に、歴史に関連した本や児童書等、いろいろなジャンルの本をゆっくりしたペースで読んでいます。一冊の本から興味が広がって次の本を選ぶのも楽しみのひとつです。
最近は皆さんの感想を参考にさせて頂いて、本を選ぶ事も増えてきました♪
無理なく楽しい読書、為になる読書が出来たらいいなと思っています(^^)

古典を読む会で雑談ちょっと多めの先生から、ゆるっと「奥の細道」などを学んでいるところです。
以前読んだ本の登録もしています。感想がないのは、詳しい内容を忘れてしまった事が大きいです(〃ω〃)
どうぞ、よろしくお願いします╰(*´︶`*)╯

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