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2024年11月の読書メーターまとめ

しめおん
読んだ本
9
読んだページ
2924ページ
感想・レビュー
9
ナイス
82ナイス

2024年11月に読んだ本
9

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しめおん
ずっと気になってた作品。高校で世界史を選択していたから皇帝の名前や時代背景なんかがスラスラ入ってきて勉強した甲斐があった。あくまで小説だから実際はどうだったのかは知らないけど、科挙の受験シーンはなかなか見応えがあって面白かったし、宦官になるための手術シーンも生々しくて思わず股間を抑えたくなった。主人公の貧しい環境と皇帝の豊かな生活と腐敗が見事に対比されていて、崩壊に向かっていく様がありありと目に浮かんだから、史実を知っていてもどうなるのかすごく楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

しめおん
なんかすごく不思議な話だった。シュールレアリスムっていうの?なんか夢に出てくるような、違和感を当たり前のように描写しているのが脳をおかしくさせてきて、徐々に常識が常識じゃなくなっていくのが面白かった。ただやっぱり全体的によくわからないまま話が進んでよくわからないまま終わった印象。こういうのを楽しむ作品なんだろうけど、個人的にはミステリーみたいに、明確な答えがあったほうが好きだから、ちょっと合わなかったかも。ページ数もそこまでで、内容もあまり長くないから、とりあえず読んでみる価値はあると思う。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
ネタバレクリスティーの中近東に対する情熱が感じられる一冊。トリックは確かに面白かったし、証拠集めやアリバイ捜査ではなく被害者の人間性から推理していったのが斬新に感じられた。ただ犯人は予想通りというか、そりゃそうかって感じで面白みに欠けてたかな。取り調べシーンも少なかったから、登場人物の掘り下げも不十分で最後まで青年組の区別がつかなかった。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
ネタバレ灯と鳳の関係性を描いた短編集。本当に本編であっさり殺されたのが惜しいくらい魅力的なメンバーが揃ってて、とても面白かった。内部で抱えていた問題に対してヴィンドが最期の瞬間まで後悔してないのがよかった。灯、鳳、そして堕落論、それぞれがそれぞれ同じ場所からスタートしてどの道を歩んだかの結果が表れてるのがとても面白い。どのエピソードも笑いありシリアスありで緩急がよく効いていたし、本当にどのエピソードもクオリティが高い。アネットに関する新事実が発覚したり、本編に繋がるという意味でも最高の短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
後輩2人が本格的に巻き込まれる話。千尋の青臭さは順当に高校生してて微笑ましかった。5人の絆の強さがぽっと出の厨二病のガキに負けないくらいのものだったことを再確認できたのがよかったし、その中で稲葉んの脆さが浮き彫りになったのも今後に繋がりそうで楽しみ。唯と青木の関係にも進展がありそうな雰囲気だし、後輩2人のキャラもかなり深堀りされてて、第二章の幕開けとしてとても今後に期待できる内容だった。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
ずっと気になってた作品。高校で世界史を選択していたから皇帝の名前や時代背景なんかがスラスラ入ってきて勉強した甲斐があった。あくまで小説だから実際はどうだったのかは知らないけど、科挙の受験シーンはなかなか見応えがあって面白かったし、宦官になるための手術シーンも生々しくて思わず股間を抑えたくなった。主人公の貧しい環境と皇帝の豊かな生活と腐敗が見事に対比されていて、崩壊に向かっていく様がありありと目に浮かんだから、史実を知っていてもどうなるのかすごく楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
ドジっ子少女の行動が世界の問題とリンクしていてとんでもないことになる話。短いのに内容が詰め込まれていて、児童文学であることを抜きにしても楽しめた。小学生が知らなそうな難しい単語を主人公も理解していないことで表現一つで子どもと大人で違った見え方がしそうなのも面白い。テーマや内容は重いんだけど、全体がコミカルだからあまり深刻な雰囲気にならず、終始楽しいと思いながら読めるいい一冊だった。対象年齢が低めに設定されているからあまり深く考えず、ありのまま楽しめばかなり面白いと思う。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
ネタバレ平安のシンデレラストーリー『落窪物語』をエンタメ性とわかりやすさ重視で現代語訳した作品。名前しか知らなかったけど、とても読みやすくて面白かった。一夫多妻制が当たり前のあの時代で一人の女声を愛するラブコメが存在していることが衝撃だったし、だいぶ陰湿な仕返しをするなぁと思ってたらこれでもまだマイルドになってると知って驚いた。一周回って罰が当たるんじゃない?当時の文化をわかりやすく解説してたり、サブキャラに至るまで全員キャラが立ってて元が古典作品とは思えないくらい脳内にくっきり情景が思い浮かぶ一冊だった
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
マケドニアの台頭前後のアテネ民主制をデモステネスの視点で描いた歴史書。高校世界史だとどうしてもペロポネソス戦争以降の歴史にふれられないため、かゆいところに手が届くような一冊だった。橋場弦の『丘のうえの民主制』と合わせることで、アテネ史とアテネ民主制を概観できるからおすすめ。デモステネス本人の政治的評価が時代によって目まぐるしく変わるように、今でこそ民主制が最良の政治だと思われてるから古代アテネの民主制を高く評価してるけど、最良とされる政体が変わったら、アテネ自体の評価も変わってくるのかなぁと思った。
が「ナイス!」と言っています。
しめおん
ネタバレ1巻を読んでから1年半以上経ったせいで内容をほっとんど覚えてなくて混乱したけど、作者らしい青春ラブコメで面白かった。さくら荘の空太に比べて今作の咲太はあんまり暑苦しくないというか、精神的に落ち着いててとても読みやすかった。世界から愛されたい古賀と世界より好きになったその人から愛されたい咲太の対比がきれいだったし、失恋っていうオチがわかっていても夢中で読んでしまう作者の技量に唸らされた。そしてやっぱり赤坂とリタの登場は前作ファンとしてとても嬉しかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/11/22(1124日経過)
記録初日
2021/10/04(1173日経過)
読んだ本
636冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
201695ページ(1日平均171ページ)
感想・レビュー
571件(投稿率89.8%)
本棚
10棚
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