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2024年5月の読書メーターまとめ

半崎クジラ
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感想・レビュー
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ナイス
2ナイス

2024年5月に読んだ本
2

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

半崎クジラ
確かに本質を言えば関係なんだけど、関係だけにこだわっていては現実が疎かになりそうだよなと思いながら読んでいたら、最後に現実で役割を引き受ける、という形での回収。運命論的な解釈はしたくないけれども、関係の中に自分を置いて、そこですべきことを成す、というのはその通りだろう。小さい共同体にこそさまざまな権力を持たせて、国家はあくまでも外交などを「代行する」というのは手間がかかるし多分うまくいかないけど、でも小さい単位なら手間がかかることもできるのではと希望を持てる。日本の歴史について、そして信仰についての解釈は
半崎クジラ
2024/05/12 11:51

興味深い。人間の搾取から道具の使い捨てへと切り替わる、というのは恐ろしい話だが確かにと思う。ただの復古主義ではなく、いま積み重ねたものは使いながらかつて失われた良き部分を取り入れていく、という発想は視野が広がる

2024年5月の感想・レビュー一覧
2

半崎クジラ
確かに本質を言えば関係なんだけど、関係だけにこだわっていては現実が疎かになりそうだよなと思いながら読んでいたら、最後に現実で役割を引き受ける、という形での回収。運命論的な解釈はしたくないけれども、関係の中に自分を置いて、そこですべきことを成す、というのはその通りだろう。小さい共同体にこそさまざまな権力を持たせて、国家はあくまでも外交などを「代行する」というのは手間がかかるし多分うまくいかないけど、でも小さい単位なら手間がかかることもできるのではと希望を持てる。日本の歴史について、そして信仰についての解釈は
半崎クジラ
2024/05/12 11:51

興味深い。人間の搾取から道具の使い捨てへと切り替わる、というのは恐ろしい話だが確かにと思う。ただの復古主義ではなく、いま積み重ねたものは使いながらかつて失われた良き部分を取り入れていく、という発想は視野が広がる

半崎クジラ
自分の年金をはたいて貧しいひとびとの救済に奔走したピアニスト、マリーヤ・ユーディナの人生。宮沢賢治や良寛、ヴェートーヴェンの人生も交錯(それは同一平面上というのりはねじれの関係にある)し、特に宮沢賢治の鬼気迫る生き様(生き様という言葉は多分一度も出てきていないが、それはまさに生き様だ)。小気味良いテンポでスイスイ読める。他者の恵みを受け付けない救済者の態度は多くの常識人にとり理解不能であり時には怒りすら呼び起こすが、それは救済を一部に押し付けているという前提意識が持っているからだ、と突きつけられる。
半崎クジラ
2024/05/08 18:54

手ぶらであの世へ去ることを自分に許さない人間の超密度の生き方

半崎クジラ
2024/05/08 18:55

絶望を感じる人が創造者となる。石牟礼道子

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/06(906日経過)
記録初日
2022/01/09(903日経過)
読んだ本
62冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
19930ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
57件(投稿率91.9%)
本棚
7棚
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