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2024年6月の読書メーターまとめ

Kay
読んだ本
4
読んだページ
1487ページ
感想・レビュー
4
ナイス
79ナイス

2024年6月に読んだ本
4

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kay
ネタバレ何十年ぶりの再読。分厚く字が細かい。コツコツ頑張った。不遇な家庭環境で育った女性が自分の人生をやり直すため、いや取り戻すために選んだのが、殺めた人になりすまして生きることだった。当時は親ガチャなんて言葉はなかったろうが、新城喬子はまさにそれだ。一家離散と尊厳の蹂躙は生き地獄だ。八方塞がりの人生だが現在なら債務者の保護が以前より手厚くなって、多少安心安全に暮らせるのか。子どもに罪はないだけに過酷な現実がつらい。最後はいろんな妄想ができる短的で無駄のないいいシーンだった。決して先は明るくはないのだけれど。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
4

Kay
ネタバレ何十年ぶりの再読。分厚く字が細かい。コツコツ頑張った。不遇な家庭環境で育った女性が自分の人生をやり直すため、いや取り戻すために選んだのが、殺めた人になりすまして生きることだった。当時は親ガチャなんて言葉はなかったろうが、新城喬子はまさにそれだ。一家離散と尊厳の蹂躙は生き地獄だ。八方塞がりの人生だが現在なら債務者の保護が以前より手厚くなって、多少安心安全に暮らせるのか。子どもに罪はないだけに過酷な現実がつらい。最後はいろんな妄想ができる短的で無駄のないいいシーンだった。決して先は明るくはないのだけれど。
が「ナイス!」と言っています。
Kay
不条理で、明るく解決して終わるわけでもない。一貫して救いもなく、刑罰的な物語でもないし、最後は切なく心苦しい。翻訳がいかんせん古いので読みにくいところはあったが、目に浮かぶ情景描写と心理描写にカフカの繊細さ、内向性を感じた。結局虫は、グレーゴルは何を象徴していたのか、両親や妹は私自身なのか、ひたすら不気味な様子を描き続け、読後感の悪さなど負の強い印象が、1900年初めに書かれた名著たる所以なのか?カフカはこの一冊しか読んでいないので、これだけでカフカと『変身』を理解しようとするのにむりがあるのか
が「ナイス!」と言っています。
Kay
国際霊柩送還士。海外で亡くなった方の送還、日本で亡くなった外国人の本国への送還。人間の姿をとどめない人を蘇らせるエンバーミングの技術、24時間365日の依頼、忘れ去られていく存在。過酷で厳しい。それでも彼らを駆り立てる「人間への尊厳」を、自分が持てているだろうか。精力的な取材力と想像を絶する心身の疲弊があったと思う。ただ読者に感想を押し付ける感じや先回りする感じの表現、文章が大袈裟と感じることが多く、個人的には読みにくかったと言わざるを得ない。読み終わった日にアマプラで視聴可能を知る。
が「ナイス!」と言っています。
Kay
実は1回目は挫折して読了できず。鋸山に登って石切場を下から見上げたときにこの本を思い出し、江戸城の石は千葉の石なのかも!と読み直したが伊豆の石で、残念に思いながらも作業場の過酷さや危険な作業、人夫たちの息遣いをリアリティに感じたのでのめり込んで読了。湿地だった関八州を埋め立て、飲み水を引き、人が住める街に整える一大プロジェクトは範囲も広大で、0を100にも200にも育てて完遂させた家康のすごさを改めて感じた。 江戸城の真っ白い天守が写真だけでも残っていれば。歴史の息吹をまた一つ感じられたのに!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/10(907日経過)
記録初日
2021/12/05(943日経過)
読んだ本
267冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
44605ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
202件(投稿率75.7%)
本棚
3棚
自己紹介

絵本は子どもとのコミュニケーションツール。

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