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2024年10月の読書メーターまとめ

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2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • 轟直人

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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物語はいきなり緊迫感のある誘拐事件から始まる。ほぼ同時に起こされた2件の誘拐事件の繋がりは。事件は解決を見ないまま30年の月日が流れる。担当刑事・中澤と交流のあった新聞記者の門田は、中澤が亡くなったのを切欠に、事件の真相を調べ始める。少しずつ集まっていく不確かな情報が、事件の輪郭をじわじわと浮き彫りにしていく。分厚さに一瞬怯むけど、本屋大賞3位はだてじゃない。ぐいぐい引っ張る。芸術の世界でも袖の下…。それもう実力がどうとか関係ないやん…。いやフィクションなんやけども、現状に近いとしたらげんなりするなー。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年10月の感想・レビュー一覧
17

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2017年~2019年に著者が訪れたフィンランドの旅日記。旅を通して益田ミリさんの頭の中とか胸の内を語るやつなんかな、と手に取ったが割と普通に観光、グルメ、買い物メインで面食らってしまった(笑)。いやでも軽くサクッと読めて好きです。普通にスーパーで売ってる乳製品が美味しいらしい。感動するほど美味しい乳製品って今まで出会ったことないけど、どんなんなんやろな。それ食べるためだけにフィンランド行けるくらいフッ軽になりたい。あとミュールマキ教会っていうところ初めて知ったけど気になる。
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補聴器のセールスマンを軸にした静かな物語たち。全部読んで、ミステリ小説でもないのに(あ、これとあれが繋がってるのね)と確かめるために二度読みしたくなっちゃうところとか、全部語らない(これは多分こういうことなんやろなー)的な想像の余白の残し方とかが好きだー。初期の小川さんを思い出させる少し怖い感じ、そこから磨き抜かれてここまで来た独特の世界観が圧縮されたような作品でした。濃縮され過ぎてちょっと純文学みたいになってる感あるので初めて小川洋子を読む方にはおすすめしませんが、好きな人にはたまらんやつだと思います。
hon
2024/10/31 20:24

うわ。たまらなそう。。。小川さん時々無性に読みたくなるんだよね。一応頂いておきます。

meg
2024/11/01 11:01

honさん、是非に~。

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meg
ネタバレ1が良過ぎたせいでめっちゃ期待してたんやけど…、期待し過ぎた。うーーん、頑張って色々仕掛けを考えたんやなー、とは思うけど、その前に小説としてミステリとしてどうなんや…?捻りもないしオチも弱い。残された「?」が回収されないまま、最後(え、これで終わり?え、終わりじゃないよね?)って思ったけど、モヤモヤしたまま終了。なんで佐伯さんは下着姿で死んでたんやろ、なんでこの写真だけ時刻が入ってないんやろ、この人のこの設定それ以上深堀りせんのや、この資料使わんのかい、等々、突っ込みたい所が有り過ぎて非常に疲れました。
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科学とファンタジー、混ぜるな危険って反射的に思っちゃったんだけど、良かった。ただ、YA?ラノベ?の匂いがちょっと気になった。それがなければもっと入り込めたかも。政治に宗教の派閥の攻防が大きく絡み、その影響が学問の世界にまで及ぶことの重大さに気が付いた人間は当時どれだけいたのか。真っ当な主義主張をしても世間から変人扱いされ世に出ることなく消えていった天才秀才も多かったんだろうなー、と思う。と同時に、それって今の時代ももしかしたら変わらんのかも、とも思う。ラストはどこか清らかな哀しい気持ちで読み終えた。
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『新しい恋愛』姪の美寧々とかなり仲の良い知星。中学生の新しい恋愛観は知星の世代とはだいぶ違う。美寧々曰く、「マッチング恋愛は合理的で古い」!すすすごいな高瀬さん、皆が感じてでも言わないことをサラッと言う。『いくつも数える』歳の差婚、或いは歳の差恋愛を煮詰めてシェイクしたような作品。50歳でもかっこいい天道課長が結婚することになった。38歳の津野は最初は心から祝うけれど、相手が24歳だと知り、自分も周りもどよめく。そりゃどよめくわな、というのが正直な感想。気持ち悪い、と思う花村さんの気持ちも分かるわー。
hon
2024/10/23 20:20

マッチング恋愛って要はお見合いだもんね。何が新しくて何が古いんだかよくわかんないや(笑)。歳の差婚にしても、高瀬さんは誰もが何となくモヤッと思ってることを表現するのがほんと上手だよね。

meg
2024/10/24 10:51

honさん、お見合い→自由恋愛→マッチングからの新しい自由恋愛の時代が来るんかなー。高瀬さんが恋愛を書くとこうなるんや、と新鮮でした。

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オーディブル先行に納得。どっちにしようか迷ってるならオーディブルで。言葉のリズムがたのしい。けど単行本でもたのしめた。労務課ルーティン女×型破り編集者にモッシュする系バンドマンの化学反応。肉野菜炒めにパックご飯を夕飯にして動画鑑賞、がルーティンの浜野はある日、編集部の平木と出会い、生活が変わっていく。淡々と始まったかと思うとすごい感情のジェットコースター、え、そうなの?!と思うセリフがサラッと挟まれて濁流に飲まれたり、美味しいもの楽しいものを嗜む慈愛に満ちたシーンに心和まされたり。良い読書体験でした。
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最初の18ページくらい、なんとなく斜め読みして、(まさかのファッション指南×スピ…?!)と引いてしまうが残りは大体普通にファッションのハウツーで安心、ホッ。メガネの選び方は、へー、と思った。そういう選び方したことないわ。
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昔盗んで埋めておいた金を掘り起こそう、と集まるが、道中、崖崩れに巻き込まれて全員絶命。…のはずが、一週間の猶予を与えられ、事故の7日前に戻る。死神によると、仲間を殺害するとその分の寿命を奪える。そんな状況下、仲間たちは次々殺害されていき…。っていうお話を作れた時点で面白いの確定。メタなのも効いてるし、テンポも良い。ただ、割と突っ込みどころが多い。限界集落から一人で帰るのに電車はないでしょ。とか、1m以上の深さの穴を掘ったってサラッと言ってるけど割と重労働やでそれ。とか。でも全体として楽しめたので満足。
はるぱ
2024/10/26 11:36

穴掘り動画、楽しかったす!ありがとうございましたm(_ _)m

meg
2024/10/26 11:58

はるぱさん、私が掘ったわけではないですが(笑)、どういたしまして。プロの技ってすごいですよね。

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物語はいきなり緊迫感のある誘拐事件から始まる。ほぼ同時に起こされた2件の誘拐事件の繋がりは。事件は解決を見ないまま30年の月日が流れる。担当刑事・中澤と交流のあった新聞記者の門田は、中澤が亡くなったのを切欠に、事件の真相を調べ始める。少しずつ集まっていく不確かな情報が、事件の輪郭をじわじわと浮き彫りにしていく。分厚さに一瞬怯むけど、本屋大賞3位はだてじゃない。ぐいぐい引っ張る。芸術の世界でも袖の下…。それもう実力がどうとか関係ないやん…。いやフィクションなんやけども、現状に近いとしたらげんなりするなー。
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meg
ネタバレ宮沢賢治の良さとか面白さがいまいちよく分からん(←小声)私でも、もう一回読んでみようかなーという気にさせられた。宮沢賢治作品の引用の仕方がとにかく上手い。ラストはうっかり感動してしまったんやけど、読み終えて本を閉じて冷静になると…、いや、ちょっと待て、風見さんのしたことは「偽」善なのか?迷子の子どもを警察に連れていくのが?SNSにアップしたことはともかく、(この子は家族の虐待から逃げてきたのかもしれない…!)とか思いつく?え、ししししんどい。うーん、迷子に遭遇したらどうしてあげるのが正解なんですかね。
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meg
白ね…分かるよ…でもさ…汚れ目立つんよね…Tシャツなら漂白できるけど靴とか鞄とか洗えないやつってどうするん…。トンガリパンプスのが大人っぽく足長く見えるよね…知ってる…でもさ…99%のトンガリパンプス、痛すぎて履けないんだよ…。以上、ぼやきでした。
hon
2024/10/11 17:45

世の中って世知辛いよね。。。

meg
2024/10/12 08:11

honさん、なんやかや見た目に気を配ってしまう自分はルッキズムから逃れられぬのかもしれん…

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meg
ネタバレ第一部は「日本のバンクシー」と騒がれる<ブラックロータス>を追うライターの視点。第二部は長くグラフィティをやってきた<TEEL>の視点。クライムノベルらしいけどあんまりクライム感(って何)は感じなかった。まず文章が読みやすくてスルスル読める。無駄がない。良き。お、これは最後どうなる…?と期待してたんやけど、えーと、「違法なのがカッコいいってイキるのはダサいよね、真っ当に生きてる人を踏みにじるのはダメ」というのが言いたかったってことでOK…?そんなことで今さらドヤ顔されてもなー。中高生あたりには刺さるかも。
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短編5編。ん-、面白くなくはないんやけど、斜線堂さんならもっと捻りとパンチのあるやつを!って思ってしまうな。『ある女王の死』冷徹な金貸し、榛遵葉が刺殺された。現場には血塗れのチェス盤。『ゴールデンレコード収録物選定会議予選委員会』無人宇宙探査機ボイジャーに載せる人類から宇宙人へのメッセージに相応しい写真を選定する委員会に現れた不思議な日本人、御竈門玖水の話。この2編はこの中では良いと思ったけど…なんか消化不良感残ってしまった。『妹の夫』は、カウチは結局なんやったんや?『雌雄七色』は、私には理解できず。
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ネタバレ人柄がにじみ出ているようなエッセイ漫画。いや、作品の出来と作者の人となりはイコールではない、と普段は思っているのだけれど、うん、炊飯器も冷蔵庫もベッドも本棚も貰い物で、現地で食べ損ねた名物を空港まで届けに走ってきてもらえるような人物は性格が良いと信じたい。「こんなに要らないのに」と疎ましく思っていた贈り物がいざ無くなると寂しかったり哀しかったり。断捨離は良いこと、とされている昨今の風潮に一石を投じる一冊。ラストのコントネタ、星新一をベースにしているのかな。できれば爆弾ではなく思いやりを贈りあいたいもの。
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小学校に上がって間もなく父親の仕事の都合でアフリカに引っ越すことになったまどかは、ガードドッグの虎に出合う。人間には絶対服従、なのに時折剥き出しになる野生。時に脅えながら、けれどまどかは虎への「愛」を信じて疑わない。そして、決して日本で首輪を嵌めて一緒に生きてはいけないのに、やがて訪れる、別れの時。うーん、犬に限らず生き物と分かり合えるとは私は思わないなー。だって言葉が通じ合うはずの人間同士ですらすれ違うこと多数。ましてや他の生物と分かり合えた気になるのは危険なのでは。それと「愛」は違うのかもだけど。
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青春ミステリーとのことだがだいぶ青春要素強め。ミステリとしては弱いんでは?と思うものの、ミステリ仕立てだからこその面白さだとも思う。あとマクベスを観たことないので言い切れんのやが、観てないと分からんのでは?と思う独特な所がちょいちょい。芝居の世界の偏った価値観、そんな中で人より抜きん出るために日々努力する少女たちの心の葛藤、嫉妬、秘密の描き方が流石降田天。重ねた会話の中で生まれたはずの友情の哀しいすれ違いや、自分が相手を思うようには自分のことを思ってくれていなかったと分かった時の絶望感の描き方が切ないー。
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meg
ネタバレえっと、これはミステリなんよね、コメディーではなく…?小便器の細工の為に職人に依頼する下り、思わず笑ってしまった。大真面目なとこが(というか大真面目だからこそ、と言うべきか。)また笑いを誘う。マトリこと麻薬取締部の間抜けっぷりもすごい。文章は読みやすくてサクサク読める。でもミステリとしてはどうなんやろう。竹中彩佳はストーカーやなってなんとなく序盤で分かっちゃう。オチも、筋トレしたことない人間としては(ほーん、さよか。)で終わってしまった…。色々書いたけどまだデビュー作。二作目もチェックしたい作家さん。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/22(1036日経過)
記録初日
2022/02/01(1026日経過)
読んだ本
594冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
160093ページ(1日平均156ページ)
感想・レビュー
579件(投稿率97.5%)
本棚
0棚
外部サイト
自己紹介

純文学からマンガまで雑食性の普通の主婦です。ミステリー寄り。でも何故か絵本好き。
これ読んだっけ…?ってなりがちなので読書メーターを利用し始めました。皆さまのレビューを読んで、新しい視点を教えていただいております。ナイス!も、とてもありがたいです。
お気に入りに入れてくださる奇特な方も、ありがとうございます。自分からお気に入りさせていただくライン、は、只今考え中です。

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