楽しい～。書いてあることは「モームがおすすめする本の紹介」、それだけ。だけど読んでいてワクワクさせられる。ホントに話が上手いということに尽きるんだろう。褒めちぎるだけで無く、辛口の批評が全ての本と作家に対して入っているが、それがまた小気味よい。批評の中に対象への愛が隠せてない。「悪口言うけど結局大好きでしょうがないんでしょ？」って感じ。ブックガイドとして読んでも、もちろん有用だと思いますが、モーム一流のエッセイとして読んでも十分楽しめると思います。あー面白い。

難しい！書いてあることは読めるが、意味をほとんど理解できなかった。ただケージが音楽家だったことはわかる。チャンスオペレーションとか４分３３秒とか、表面的には奇妙な手法を使う人なんだろうけど、音楽の可能性を広げることに努めた音楽家なのかなと感じた。だからケージの技法を他者が取り入れることはあまり意味がないのだろう。現代音楽について知るための本というよりは、ケージの人となりを知るための本という感じかな。本の作りが謎すぎて正確に理解できたのは数パーセントだろうけど。ほぼ雰囲気で読みました。

小粒ですが面白い短編がいくつもありました！「４人のオランダ人」「会堂守り」「真珠の首飾り」あたりが読んでいて楽しかったかな。ただ、今まで読んだモーム作品の中では一番読みづらさを感じた作品でもありました。ページ的な制約などモームといえどもあったのでしょうか。もしくは自分が中野好夫さんの訳が好きなだけかもしれません。

civ6でアムンゼン・スコット基地があったから名前を知っていた程度でしたが興味が沸き手に取りました。南極点到達を目指すレースにまつわる物語を非常に楽しく読ませていただきました。「準備が８割」とはよく言ったものですが、レースが本格的に始まる前に勝負を決定づける要素が既に出そろっていたことが分かります。犬好きな人は残酷だと思うシーンもありますが、そこまで計算され尽くした行程が必要な探検であり時代だったと分かります。文章も本多勝一さんだけあって非常に上手く、まるでその場で見ているかのような臨場感もありました。

文庫化したのを機に読みました。噂に違わぬ面白さ！意外と難しいSF要素もあるんですが、ここまで多くの人が楽しめていることに驚きました。SFって受け入れられる土壌は実はあるのかな。難しいと思った化学に関する場所は飛ばし読みでいいと思います。知人は「ラストまでがつまらなかったが、最後は最高だった。」といってました。ですが個人的には中盤が一番盛り上がったように感じました笑。とにかく要素てんこもりのエンタメSFだと思います。

楽しい～。書いてあることは「モームがおすすめする本の紹介」、それだけ。だけど読んでいてワクワクさせられる。ホントに話が上手いということに尽きるんだろう。褒めちぎるだけで無く、辛口の批評が全ての本と作家に対して入っているが、それがまた小気味よい。批評の中に対象への愛が隠せてない。「悪口言うけど結局大好きでしょうがないんでしょ？」って感じ。ブックガイドとして読んでも、もちろん有用だと思いますが、モーム一流のエッセイとして読んでも十分楽しめると思います。あー面白い。