色んな話が詰まった１冊。ゆっくり読みました。パッと読んで面白くすいすい読めてしまう話もあれば、言葉が入ってこずにゆっくりと読み進めた話もありました。ロンドンの話が好きですね。この話はエッセイなのかな。ロンドンになじめない夏目漱石の生活が見えてくるようでした。「大逆転裁判」ってゲームで同様にロンドンになじめない夏目漱石が出てくるんだけど、似通って感じて笑っちゃいました。

宮崎駿さんの児童文学ブックガイドから。間違いない面白さです。「おいおい」って感じもしますが、個人的には最初の著者のコメントが一番好きでした。宮崎駿さんは児童文学を「やり直しのきく物語」と定義してましたが、まさにその通りの話が詰まった一冊で読んでいて力がわいてきます。児童文学らしい？つじつま合わせに感じる部分もありますが、それは大人の野暮な感想でしょう。単純に「良い物語」が多いです。短編集ですし、児童文学の入口に良いのではないでしょうか。

不思議な本ですねー。あっという間に読み終わってしまったが「面白い」という言葉が感想として適切か？分かりません。余韻を残したまま終わるんですが、後書き読んで納得。一度で二度美味しい小説だとは思いました。これはジャンルとして小説なのか？

初のガルシア・マルケス。「百年の孤独」の分厚さが怖くて比較的読みやすそうなこの本を手に取った。ラテンの名前って、カタカナ名前の中でも特にアタマに入ってこないですね笑。なんども戻って人間関係を確認しながら読破しました。相関図がアタマの中で出来ると一気に面白さが分かります。記憶力が高い人以外は、ちまちま読むのはオススメできませんね。一気に没入して読む方が良いと思います。

一気に読んでしまった。面白い。久米さんが話しているように書かれた本だった。僕に取っては久米宏は「ニュースステーションの人」だった。軽く見えるところも好きだったが、膨大な努力と研究に加えて、さらに無数の失敗した番組があっての一握りの歴史に残る番組が出来たんだと感じた。最終回のビール手酌は今でも印象に残ってるなぁ。

久しぶりにディックの本を読みました。個人的には外れなしの短編集です。ディックらしさがありつつコンパクトにまとまっているから、理解不能にならずに読み進められます。「ユービック」と同じネタを使った話だったり、ＳＦというよりはファンタジーだったり、最初の1冊という感じではないですが、ディックを何冊か読んだ人には味わい深いのではないでしょうか。久しぶりにディックの本を読みましたが「こんなに読みやすかったっけ？」と驚きました。

河合隼人が児童文学について言及しており、何を読むかガイドブックを探して手に取った一冊。これを参考に古本屋で５冊ほど買い込みました。アニメーター・イラストレーターの視点での評価も多いので、そこは理解した上で読むのが良いかと。読んでない本も「読んでない」と断った上で書いちゃうのは潔いなと思いました。書評の後の児童文学をめぐるエッセイ的なパートも読んでいて面白い。「やり直しがきくのが児童文学」とは面白い定義だと思います。そういった側面も河合隼人が児童文学を薦める理由の１つかなとも思ったり。

色んな話が詰まった１冊。ゆっくり読みました。パッと読んで面白くすいすい読めてしまう話もあれば、言葉が入ってこずにゆっくりと読み進めた話もありました。ロンドンの話が好きですね。この話はエッセイなのかな。ロンドンになじめない夏目漱石の生活が見えてくるようでした。「大逆転裁判」ってゲームで同様にロンドンになじめない夏目漱石が出てくるんだけど、似通って感じて笑っちゃいました。