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2024年8月の読書メーターまとめ

ネイティブ・バイオあざらし
読んだ本
7
読んだページ
1644ページ
感想・レビュー
7
ナイス
115ナイス

2024年8月に読んだ本
7

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ネイティブ・バイオあざらし
ネタバレ主人公は“ヒト”を超越した。周囲から「普通」を求められ、一時は縄文社会に染まりかけるが、自身を「コンビニ店員という動物」と宣言するラストが全てを物語る。私はこのラストをハッピーエンドと捉えた。嬉々として自らの「普通」を誇示し、あらゆる手段で異端者を責めたてて排除する“ヒト”を脱し、小宇宙(コンビニ)から啓示を受ける預言者“コンビニ店員”へ。排除される側だったからこそ、並大抵のヒトが到達できないであろう高みへと辿り着く。しがらみを乗り越え、解脱して悟りの境地へと辿り着いた。この爽快感がたまらない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
7

ネイティブ・バイオあざらし
ネタバレ主人公は“ヒト”を超越した。周囲から「普通」を求められ、一時は縄文社会に染まりかけるが、自身を「コンビニ店員という動物」と宣言するラストが全てを物語る。私はこのラストをハッピーエンドと捉えた。嬉々として自らの「普通」を誇示し、あらゆる手段で異端者を責めたてて排除する“ヒト”を脱し、小宇宙(コンビニ)から啓示を受ける預言者“コンビニ店員”へ。排除される側だったからこそ、並大抵のヒトが到達できないであろう高みへと辿り着く。しがらみを乗り越え、解脱して悟りの境地へと辿り着いた。この爽快感がたまらない。
が「ナイス!」と言っています。
ネイティブ・バイオあざらし
大災害を何度も経験し、数々の騒動に巻き込まれた筆者だからこそ辿り着いた“方丈庵”という結論。鴨長明のミニマリスト思考に共感し、醸し出される人間らしさ(俗っぽさ?)に親しみを覚える。「すまずして誰かさとらむ。」(102頁)と語りかける声が聞こえてくるかのよう。私もしばし日常を離れ、方丈庵に宿泊してみたい。たぶん煩悩は消えないだろうけれど。。
が「ナイス!」と言っています。
ネイティブ・バイオあざらし
『風立ちぬ』結核に蝕まれる婚約者。日に日に死へと近づく中でも、二人は愛を紡ごうとする。死が身近にあるからこそ、純粋な心情で捉えられた儚い情景がありありと描写される。ひとは、ひとの愛に支えられて生きている。風立ちぬ、いざ生きめやも。
が「ナイス!」と言っています。
ネイティブ・バイオあざらし
ネタバレ叙述トリックのある作品と知らずに読み進め、最後の一文を思わず何度も読み返した。殺戮にいたる病、一見すると幸せそのものの家族に、本人も気づかぬまま巣食う病。濃淡はあれどもあらゆる登場人物の抱く歪みが、連続殺人事件という結末を引き起こした。数年後、再度しよう。
が「ナイス!」と言っています。
ネイティブ・バイオあざらし
ネタバレなかなか読まないジャンルの本だったが、、、結末が気になり一気読み。いやぁ面白かった。「夏と花火と私の死体」死体を隠そうとする兄妹の一挙手一投足をハラハラしながら見守った。思わず兄妹を応援していたほど。「優子」まさかの展開に、何が真実なのか分からなくなった。清音が亡父(の形見の人形)に語りかけるラストで、あぁ…と。純粋かつ健気、主人を慕い、想うが故の悲劇。二人はこれからどのような人生を歩むのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
ネイティブ・バイオあざらし
ネタバレ読了後、「どうしてこうなった…」と思わず呟いた。光子の底知れぬ魅力に男も女も惑わされ、破滅的な結末へとつき進む。一体どこで踏みとどまれば良かったのか、それが第三者の視点からも分からない。光子の魅力には、堅物の夫でさえ逆らえないのだから。坂を転げ落ちるように破滅へと向かう。腹の探り合いで疑心暗鬼に陥る登場人物たち。いやぁ…とにかく、どうしてこうなったんだろう…?
が「ナイス!」と言っています。
ネイティブ・バイオあざらし
「生きることがわたしたちから何を期待しているかが問題なのだ」。生や死など全てを総括した人生(生き様)がどのようなものかを、「生きること」は眺めている。抱える困難は人それぞれだが、究極的かつ高次元の存在(概念?)である「生きること」が、各人の生き様を見つめているかのよう。印象的だったのは、責任を自覚した人間は生きることから降りられないという箇所。遭難した登山者が、自分の帰りを待つ家族を心の支えにして無事生還を果たした事例を思い出した。自分の人生に何を見出すのか。困難の時、人生の羅針盤としたい一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

ネイティブ・バイオあざらし
ネイティブ・バイオあざらし
8月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/02/22(923日経過)
記録初日
2022/03/06(911日経過)
読んだ本
85冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
24176ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
66件(投稿率77.6%)
本棚
0棚
性別
年齢
27歳
職業
専門職
現住所
埼玉県
外部サイト
自己紹介

備忘録として、読んだ本を感想とともに記録します。

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