クソ忙しい４月、昼休みに読書なんかできないとわかっていても本が読みたかったので手に取る。案の定、読了するのに３週間かかった。ツイッターのつぶやきどころか、ボキャ天の一言ネタのような短い文を集めた本なのに……。テイストはサラリーマン川柳に近い感じの《哀愁と笑い》。同じ人物のつぶやきとして見ると、こいつ同じこと繰り返してるな……と思ってしまい、お疲れ具合を感じる。

学生時代、同じゼミになった同級生から「俺は在日だが、それでも友達になれるか？」と訊かれた。「わからない。俺は日本人の友達も少ない」と答えたら、つるむようになった。だが、しばらくすると疎遠になった。俺とつるむ必要がなくなったからだ。奴は俺より友達が多かった。さもありなん。

クソ忙しい４月、昼休みに読書なんかできないとわかっていても本が読みたかったので手に取る。案の定、読了するのに３週間かかった。ツイッターのつぶやきどころか、ボキャ天の一言ネタのような短い文を集めた本なのに……。テイストはサラリーマン川柳に近い感じの《哀愁と笑い》。同じ人物のつぶやきとして見ると、こいつ同じこと繰り返してるな……と思ってしまい、お疲れ具合を感じる。

「そう、あの有名な！」的な煽りで全然知らない話をされてもしっかり面白いのは、著者の熱量が為せる業だろう。こういう怪人と張り合う自信がないから、古書を入手するチャンスがあっても踏み出せずにいる。レビューだけでなく、いかにして入手したかがちょっとした冒険譚になる古書はたいへん魅力的。シンプルな「おもしろい／つまらない」では計り知れないのが本なのだと教えてくれる一冊。

邪推をすれば、数多あるインフィニット・ストラトスのフォロワー作品の一つ。だが刊行はちょうどISの新刊が途絶えていた時期で、単純な便乗作品ではなさそう。ところで舞台が海なのは艦隊これくしょんとの関連を（またしても）邪推するが、こちらもゲームリリース以前。ちょうどブームの隙間にハマりこんだ、ミッシングリンクみたいなラノベだなあ。