教育社会学を修め、組織開発の仕事をしつつ子育てし、進行性がんの闘病をしている著者が、能力主義の背景や前提を解き明かしながらその不完全さを指摘する。能力主義を脱して、新しい「働くということ」のあり方を提案する本。 「これをやればオッケー」みたいなソリューションが提示されるわけではなく、スッキリと「わかった！」みたいな読後感ではないし文体の好き嫌いもあると思うけど、視点を変え、考えるきっかけをくれる。私には共感しかなかった。 その人の何が生きるかは環境で変わるし、常にゆらぎつづける。数値化できるものではない。

教育社会学を修め、組織開発の仕事をしつつ子育てし、進行性がんの闘病をしている著者が、能力主義の背景や前提を解き明かしながらその不完全さを指摘する。能力主義を脱して、新しい「働くということ」のあり方を提案する本。 「これをやればオッケー」みたいなソリューションが提示されるわけではなく、スッキリと「わかった！」みたいな読後感ではないし文体の好き嫌いもあると思うけど、視点を変え、考えるきっかけをくれる。私には共感しかなかった。 その人の何が生きるかは環境で変わるし、常にゆらぎつづける。数値化できるものではない。