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2024年4月の読書メーターまとめ

Nishiumi
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感想・レビュー
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ナイス
215ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月のお気に入り登録
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  • allite510@Lamb & Wool
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2024年4月のお気に入られ登録
10

  • Yamaちゃん#関係者募集中#低浮上 Ritoとペア画中
  • ほのか。@七星表紙おめでとー!!!🎉 @ミオしゃ入院ってマジですか!?
  • まこみや
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Nishiumi
私たち日本人のほとんどが経験し、翻弄され、その後の人生をあらかた方向づけると言っても過言でない就活。その就活の虚飾を剥ぎ取り、実態のなさを陽の元に曝け出すような痛快作。人を見た目で判断するなと言いつつ表情に厳しいのは何故?公正かつ客観的な判断って何?縁がなかったってどういうこと?人が判断してるのに?顔採用している主人公の方がよっぽど論理的で矛盾がないように感じてしまう不思議。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
16

Nishiumi
とにかく揃える、強調するポイントを絞る。過不足なく情報を整理して、枝葉を削ぎ落としていく過程はプレバトの俳句にも通じる所があるな。フォントと配色はまた別の参考書で深めたい。
が「ナイス!」と言っています。
Nishiumi
私たち日本人のほとんどが経験し、翻弄され、その後の人生をあらかた方向づけると言っても過言でない就活。その就活の虚飾を剥ぎ取り、実態のなさを陽の元に曝け出すような痛快作。人を見た目で判断するなと言いつつ表情に厳しいのは何故?公正かつ客観的な判断って何?縁がなかったってどういうこと?人が判断してるのに?顔採用している主人公の方がよっぽど論理的で矛盾がないように感じてしまう不思議。
が「ナイス!」と言っています。
Nishiumi
周辺にある素材を使い、環境に溶け込む建築物。ときに寒さをしのぐシェルター、野生動物の巣、動物保護区の隠れ家、都市のコミュニティスペース、劇場、学校になる。一見複雑な野生のオブジェのように見えながら、アーティストや建築家だけでなく、学生や地元住人の手作業で作られることもある。手先の勘に従って結んで、編んで建築するのは楽しいだろうなあ。
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Nishiumi
ベルギーの建築ユニットの作品集。殆どが改修だが、既存住宅と比率を合わせつつも抽象化したファサード、大胆な空間改造(屋根が移動する、家の中央にミラーやFRPを用いた不思議な通路、大きく穿たれたスリット)、新旧の強烈な対比(奇想天外な色使い、様式のコラージュ)によって新鮮な風景が立ち現れる。遊び心満載でセンス抜群。見てるだけでワクワクするし、手元に持っておきたい。
Nishiumi
2024/04/16 14:05

解説はよく言えば詩的、反対を言えば抽象的でよく分からん。ベルギーはヨーロッパの中間に位置している貧乏な国で、カトリックに基づいた家族中心社会、土地が個人資産のため、建築家が個人邸宅に介入する余地が大きいとのこと。家を「キュレート」するという考え方(魂を癒す、展示のように生活を編集する)は面白い。

が「ナイス!」と言っています。
Nishiumi
こりゃすごい……。美酒を飲むようにゴクゴクと読み耽った500ページと茫然自失の余韻。恋と愛、欲と情熱、喜劇と悲劇のごった煮。一人一人が目の前で生きて呼吸してるみたい。また何度でも読み返したい圧倒的な物語力、そして人生讃歌。言葉で説明するのが難しくて、とりあえず読んでほしいとしか言いようがない。誇張じゃなく人生の本に出会ってしまった感じ……。
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Nishiumi
今の職場も9年目に差し掛かってきて、20代のマリコ、30代のマリコも、40代のマリコの気持ちだってわかる。新人の時は早く引け目から解放されたいし、仕事に慣れてくると若さに嫉妬する。そしてそういうつもりじゃないけど、ちょっとした腹の探り合いっぽくなったり。同世代で昇進した人には嫉妬と羨望入り混じる複雑な心境を持ったり。救いなのは、考えること悩むことは人類共通ってことかなあ。若い時の尿の勢い、だんだん質問されなくなる感じ、分かるなあ、そしてフフッと笑える。
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Nishiumi
中国の農村、兵役、宗教を題材にしたアンソロジー。作者の閻連科自身が貧しい農村に生まれ、兵役の経験もあるというから、実体験に寄るところも大きいんじゃないか。とにかく、この時代に日本に生まれ、ぬくぬくと育ってきたら絶対に書けないような話ばかり(いや、だからこそ生まれる物語も好きなのだけど)。極限環境において強烈に浮かび上がってくる生の存在感と、それを語る共感覚的な筆致の生々しさよ。カルチャーショックを受けてしまって一冊の本がすごく重く感じるってある?そんな感じ。
Nishiumi
2024/04/12 15:16

どの話もむせ返るほど濃いんだけど、限界集落をイチから立て直す郷長の執念が凄まじい「柳郷長」、母を亡くした新兵へのエモすぎる激励「思想政治工作」、キリストに奉じる隣家のおばあさんと、改宗を迫る元村長のいたちごっこ「信徒」が特に記憶に残ってる。

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Nishiumi
ほっこりする話やダークな話、ざわつく話からあるある話まで、いろんなテイストを堪能できる宝箱のような短編集。このちょっとずれた世界の話がクセになる心地良さ。膝の傷からめくるめく広がる子どもの世界「王国」、あれを見るために並んだ長大な行列での忘れられない体験「行列」、何の変哲もない町に突然現れたガゼルを見張る青年と少年の交流「河川敷のガゼル」、身近な異界への越境「隣のビル」が良かった。何とも言い難い、静かな感動と興奮がある。最高。
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Nishiumi
団地で生まれ育った自分としては外せない一冊。メタリックカラーとモノクロームの美しい誌面にも目を惹かれる。郊外の宅地やニュータウンは、時代時代の創意工夫に溢れていて、散歩していても楽しいよね。特に70年代のタウンハウスは瀟洒なデザインで魅力的なものが多い。槇文彦が基本計画にあたった「金沢シーサイドタウン並木団地」、周辺の緑と赤い切妻屋根が魅力的な「タウンハウス諏訪」なんかは今でも住める、いや住んでみたい、と思って調べて見たら後者は既に空きがない!昨今のレトロブーム恐るべし。
Nishiumi
2024/04/09 14:10

以下住宅史備忘。日本に本格的な集合住宅が登場したのは、関東大震災後、鉄筋コンクリート造で不燃性と耐震性を兼ねた同潤会アパートに始まる。戦後、鳩山内閣の下で「一家族一住宅」が目指され、住宅不足解消のため1955年に日本住宅公団が設立されてからは、所謂「団地」が雨後の筍のごとく国土中に広がる。ベッドタウンとしてのニュータウンやマンモス団地もその辺り。

Nishiumi
2024/04/09 14:11

オイルショックで高度経済成長が幕を閉じ、住宅事情は量から質へと転換。10mの高さ制限も後を押し、70年代には接地性が高いタウンハウスや、緑を取り込んだ低層集合住宅が復権。80年代後半以降は意匠が多様化し、デザインコードを設けて全体の調和を図る事例や、官公民が連携した超高層が登場。住宅ストックにダブつきが生じつつある現状においては、「キープ・アンド・チェンジ」という考え方で、既存の建物を生かしつつ、用途変更を視野に入れた改修事例も定着しつつある。UR都市機構の「ルネッサンス計画」が好例。

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Nishiumi
200年に及ぶアートとデザインの変遷を、豊富なビジュアルとともに解説。長大な時間軸も、表現のスタイルごとに細かくワーディングされてて見やすい。体系的に表現史を学べるわけではないけど、パラパラめくると今でもみかけるデザインの大元に行きついたりする。温故知新、先人に学べとはこのこと。図書館で借りたけど、これは一冊持っておきたいなあ。
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Nishiumi
静謐だけど一風変わった世界観の短編集。冒頭の「給水塔と亀」が一番気に入った。定年を迎えて生まれ育った小さな町に男が帰ってくる。物語としては淡々としているんだけど、それがかえって、給水塔・海・製麺所のある風景を際立たせる。読んだ後にしんとした気持ちになるのは、町田洋の漫画を読んだ時と同じような感触だな。ウルグアイ人サッカー選手の再婚が思春期の思い出に波及していく「アイトール・ベラスコの新しい妻」、地獄コンテンツというワードが衝撃的な「地獄」も面白かった。言葉とイメージの組み合わせが斬新で秀逸な作家さんだな。
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Nishiumi
博物館、美術館をまとめた本の割には、外観・ホワイエの写真ばかり。展示室の写真は版権的に難しいと思うけど、もうちょっとコンテンツにもテキストで触れて欲しかったな。ただの建物の羅列でそれぞれの魅力が伝わってこなかった。水族館五十三次の宮沢さんに作って欲しい。。
Nishiumi
2024/04/06 21:13

気になるシリーズ備忘。自然科学博物館MUSE(イタリア)/アムステルダム市立美術館(オランダ)/国際バロック美術館(メキシコ)/ヨーロッパ・地中海文明博物館(フランス)/フェーノ科学博物館(ドイツ)/広東省博物館(中国)/モースゴー先史博物館(デンマーク)/ロンドン自然史博物館(イギリス)

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Nishiumi
空間を切り口にした水族館紹介本。著者の「伝えたい」が溢れてて楽しい!写真と文だけじゃなくて、イラスト化されることでポイントが凝縮されるんだな。さすが元日経アーキテクチュア編集長!BUNGANETっていうWebマガジンもやってるみたいなのでこれから追っかけてみよう。水族館って魚を見るだけじゃなくて、非日常な海の世界を体験できるところが好きな人も多いはず。目の付け所が素晴らしい〜。
Nishiumi
2024/04/05 00:54

行ったことない水族館では、山梨県立富士湧水の里水族館(湧水かけ流し、二重回遊水槽)、海響館(巨大ペンギン水槽)、うみがたり(日本海海底地形をダイナックに表現)が気になった。あと、内容とは関係ないけど、大成建設って水族館に強いんだな。サンシャイン、すみだ水族館、鳥羽水族館、京都水族館、アトアまでやってるし、設計施工案件多い。楽しそう。。

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Nishiumi
早稲田大学ティーチングアワードで総長賞を受賞した講義録。物を見るときの基本的な姿勢「2つ以上のものを比較し、その間にある物語を考えること」をメインテーマに、本書でも、ウィトルウィウス×現代建築学、バシリカ式×日本建築等、時と場所を超えて比較論を展開している。また、ルネサンスの登場によって、それまでの建築がすべて様式化され、以降は様々な様式の中から選択するようになったという歴史の見方も興味深い。己を相対化しながら独自性を探る現代という時代は、多様化しているからこそますます難しく、面白いのではなかろうか。
が「ナイス!」と言っています。
Nishiumi
うおーーー!一日数項目ずつコツコツ読んで、ついに読了!これで基本用語は抑えられたはず?意味が分からない部分も図でイメージできるようになっていて良い。関連法規もちょこっと摘み食いできる。構法、設備の項目で難しいところは動画でも見てちゃんと理解しておきたいな。取り敢えず、お疲れ、自分。
が「ナイス!」と言っています。
Nishiumi
近所の珈琲店で勧められて。そこに来ると思わず本音が出てしまう「天国堂喫茶店」を巡る、様々な人間模様。初っ端から亡くなってしまった喫茶店のマダムの視点で物語が進んでいく。登場人物にシニア世代が多いんだけど、恋愛事情や老々介護など、割と生々しい話が赤裸々に、しかし軽やかに描かれている。人間いくつになっても心持ちは変わらないんだなあ、としみじみ。内容とは対照的に、春風みたいに爽やかな読後感。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/05/03(743日経過)
記録初日
2024/02/29(76日経過)
読んだ本
39冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
8394ページ(1日平均110ページ)
感想・レビュー
39件(投稿率100.0%)
本棚
7棚
自己紹介

読書、映画、漫画、建築・デザインを行ったり来たりしてます。
好きな作家は筒井康隆、古川日出男、町田康、村上春樹、舞城王太郎。あと岸本佐知子の翻訳も好き。
最近は女性作家、海外作家も手広く。
現実からちょっとずれた世界の話、ドタバタ劇、スリル、漁ってます。

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