展開がとても面白かったし、何度も私の推理は外れました。自分はここまで熾烈な就活はしなかったけど、それでも就活生の焦り、葛藤、邪な心情、色々と当時を思い出せました。情報の切り取りなんて昔からされていたことなのに、なぜ今はこんなにも悪意に満ちたものになっているのかとも考えました。色々な物の見方があって、多様性を認めなければいけない義務の中で、悪意ある編集や拡散も受け止めなければいけない今日この頃。悪意だけを信じず、長所を見つめようとした波多野さんはとても素晴らしい考えを持った人だと思いました。

私にとって全く知らない絵画の世界。最後の参考資料の多さに小説を作るにあたり、どれ程調査されたのかと圧倒されました。どこまでがフィクション？真実？かわからないけど、真贋を見極めるために真摯にその物事に向き合うということがとても大事で必要不可欠な主人公の仕事。特に色々な偽物が簡単に現れる今の時代に忘れてはいけないことだなと思いました。

展開がとても面白かったし、何度も私の推理は外れました。自分はここまで熾烈な就活はしなかったけど、それでも就活生の焦り、葛藤、邪な心情、色々と当時を思い出せました。情報の切り取りなんて昔からされていたことなのに、なぜ今はこんなにも悪意に満ちたものになっているのかとも考えました。色々な物の見方があって、多様性を認めなければいけない義務の中で、悪意ある編集や拡散も受け止めなければいけない今日この頃。悪意だけを信じず、長所を見つめようとした波多野さんはとても素晴らしい考えを持った人だと思いました。

本当にこんなアプリがあってもおかしくないかもしれないけど、いじめとか人付き合いのネガティブ面が怖くて私はきっとやってみたいけどやらない勢になる気がした。キャラクター達はきちんとオルタネートを使用して今の時代の青春を謳歌している従順な良い子達に見えた。特に興味深かったのが、遺伝子レベルでのマッチング機能。結果はともあれ、元学生としては、高校生の頃なんて、百発百中を狙わずにとことん傷ついて耐性を作るのがよっぽど良いよなんて説教くさく思ってしまう。特に加藤シゲアキ氏のファンではないけど、楽しく読めました。