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2026年1月の読書メーターまとめ

blacknend515
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感想・レビュー
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2026年1月に読んだ本
8

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  • うりぼう

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2026年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

blacknend515
ネタバレ【audible】 これは別にゾンビじゃなくても成立すると思う ヘビとかカエルとかクラゲとか そうするとタイトルも変える必要がある 痺れ荘にした方がいいかもしれない 読者の頭も痲痺しそうで駄目か 物質でも成立するだろう、例えば水とか それをやったのが『方舟』だ 『方舟』が好きなら間違いなく傑作だ
が「ナイス!」と言っています。

2026年1月の感想・レビュー一覧
8

blacknend515
文句なしに傑作。前作より洗練されている。とにかく物語の緩急の付け方、展開力が巧み過ぎる。初手で一旦どん底に突き落とし、線グラフでいうなら、ジグザグ山谷描きながら基調の面白さだけがひたすら右上がりに上昇していく感じ。理想的なミステリ小説だ。 そしてこれでもまだ上巻は助走にすぎないと結ぶ。とんでもない。 著者は稀代のストーリーテラーだ。内容は違うがこの感触は劉慈欣のSF小説『三体』と似ている。 著者自身はともかく、本作品は絶対的に過小評価されていると思う。
blacknend515
2026/01/29 21:15

実力者じゃなければ、単なる引き伸ばしになってしまうが、やっぱり“その後の話”というのは盛り上がる。 どの登場人物も味があって良いが、特に日照と二子山のキャラクターが最高で、この二人と死体拾いに出掛けるくだりの完成度の高さは白眉だ。ここでもう完全に持っていかれた。このかつて(ないけど)あったかもしれない出来事のような日常感が素晴らしい。なんでこんな事を書けるのかと不思議にさえ思う。自然の描写も申し分なし。論理的なストーリーとはある意味こういうことだと思う。

うりぼう
2026/01/31 15:00

blacknend515さん お気に入りありがとうございます。よろしくお願いします。

が「ナイス!」と言っています。
blacknend515
前作は奇術師としての才を見せていたが、今作では詐術師の手腕を発揮している 主人公はまるで、施工不良を知りつつ、欠陥住宅を売りつける愛想の良い営業マン(ヒロインは社長)のようだ その狂言回しである主人公が論理性の穴をひたすら埋めて、読者を誘導するスタイル 物語の構造は、必要と不必要の境界を巧妙に隠したスマホの料金プランめいている 後半になると、急にデータ偽装の謝罪会見かのように不良箇所への言及がなされるが、時すでに遅しなのだった 責任の所在などを曖昧にして、ただならぬ悲劇にしている高等技術も見逃せないだろう
blacknend515
2026/01/18 17:25

ストーリーは様々な意味で陰湿で主人公ペアは全くカッコよくない しかしミステリ小説を除外してみれば、中心の決定論的なアイデアは面白く、その本質はデスゲームであり、活かし方次第で不朽のエンタメ傑作になっていた可能性はある 他にも様々な論点が見付かり、本作品は倫理学や哲学などのテキストにも十分耐えられるようなポテンシャルを持っていると気付く この作品の致命的な欠点は本格?ミステリーであることだ 探偵が活躍する推理小説であるというコンセプト自体が障害物だが、特に無駄なことを考えたがる人には一読する価値はある

blacknend515
2026/01/18 17:26

小説全体が導く結論としては、予言や予言者がどれほど有害で悪質なものかを物語っている 必ず当たるからといっても、その預言者の責任や社会的悪影響は消えたりしない この作品はその論点を無視している 結局人は(病気などの問題を除けば)自分の未来など知らされたくなく、無闇に口にするのも、それを信じることも迷惑でしかない 予言という言葉やその概念があること自体が公害めいている だから研究など最初から無駄であり、凍結も当然だ けっきょく起きうるかもしれない未来への判断だけが残るのではないか

が「ナイス!」と言っています。
blacknend515
いまいち全体の調和が見られない 高級仏壇の観音扉を開いたらクリスマスツリーがブチ抜いているみたいな感じ 総合的には重く暗めなオチのサスペンス劇場といった印象で 見た目はテレビドラマのようにシンプルなストーリーだが、相反する要素が抗体のように解釈を妨害していて、かなり複雑 一見猫に見えて中身はキメラみたいに、これまで以上に得体が知れないが、メインは大衆迎合的でよくわからなくなっている 分かり易いラブコメと、破滅的深刻さで理解困難だが、純粋かつ普遍的関係性のラブストーリーが共存している、極めて珍しい作品
blacknend515
2026/01/12 17:22

意外な解説の担当者(そして文才もある)と基本的にほぼ同意見だし、あれでも良いのだが そのうえで、まだ納得することが出来無い 結末の語る仏教・儒教的な信念に基づく行動は、古の侍・忍者の秘伝書的でよく飲み込めないものの 突き詰めると西洋的な思想(反権威主義)と日本的思想(権威主義)が戦争をしていて 結局本作の矛盾を許容するのは、二重思考になるのではないのかという疑惑がある これらの特徴をまとめて作品を紹介するなら「支離滅裂で曖昧な日本人の性質を表現した真の和風ハードミステリーの代表作」 になるだろう

blacknend515
2026/01/12 17:24

途中の展開はあのプロットがあるだけで駄作扱いする、というより絶対に読まないタイプの展開で失望した こんなことを仕掛けてくるとは思わなかったし、以前から伏線めいた描写がいくつもあったので普通に信じてしまった レッドカードで前半で退場したのに、後半も出場しているみたいな感覚に その後物語への興味が一度失せてしまったのは主にあれのせいだ あと、著者のエッセイ(忘れたがツのやつ)は実は分かり易い言葉で、著作の説明をしているのでおすすめだ 読書メーター的にも非常に重要な指摘があるので、もう全員読んだ方が良いと思う

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blacknend515
史実をベースにしているのだろうなと思っていたが、まさかほぼ丸ごと使っているとは この事件の経緯を描く9~11章の破壊力が高すぎて、本筋の展開が霞んでしまった そのまま鵜呑みに出来無いが説得力は強固だ 外部を理解しない閉鎖した地域の絶望――退屈と死による狂気、緩やかな退廃、窒息感、生活への無謬性、曖昧な信仰――をここまで描いたものは見たことがない 結局全てストーリーであり、創作という認識だが 異常への滑落、人が狂う瞬間というものをよく描けていて強い訴求力がある 少なくとも自分にとって著者の狙いは大成功だ
blacknend515
2026/01/10 18:12

ラストシーンは無茶苦茶、トリックはかなり無理矢理だ もう少し主人公に見せ場を作っても良かったと思う しかし全て回収できるのかと疑った不可解な謎をたぶん残らず解決させているのは称讃に値するし 本作品の価値は、作中の犯人たちのようなバカげた妄想を消滅させることにあるだろう そういう視点から本作品のレベルは高く誠実さがある 余計な盛り付けをするわけではなく、作者の自意識は低く抑えられている 狙い通りコンセプトが結実していて、売れ線狙いで現実の事件を消費しているだけの陳腐な作品ではないのは確かだ ※audible

blacknend515
2026/01/10 18:15

結局期待していた御手洗は登場しなかったが、今頃ノコノコ来たら幻滅していたので良かった。この作品にスーパー探偵は似合わない ヒントすらも不要だったかも

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blacknend515
ネタバレ【audible】 これは別にゾンビじゃなくても成立すると思う ヘビとかカエルとかクラゲとか そうするとタイトルも変える必要がある 痺れ荘にした方がいいかもしれない 読者の頭も痲痺しそうで駄目か 物質でも成立するだろう、例えば水とか それをやったのが『方舟』だ 『方舟』が好きなら間違いなく傑作だ
が「ナイス!」と言っています。
blacknend515
ネタバレ少女失踪事件を担当していた前任者が何に気付いたのかトレースしていたところまでは、定番のミステリ的に面白かったが、途中から様相が変わる 尤もらしい仮説を立ていざ証明しようとすると最後の詰めが違っている これをひたすら繰り返し最後の最後になるまで真相は明かされない このつまらなくなりそうな話を保たせているのは特徴的なモースのキャラだろう アガサ・クリスティが描いたフィリップ・マーロウみたいな感じだ 相棒役とのシュールなコントが面白い 論理ではなく直感型で入手した情報から僅かな違和感を抄うのが上手いキャラだ
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blacknend515
【audible】 これといった感想は特に無いが面白い。文章力、世の中への目線が高い位置で安定している 意外に社会派で攻撃的な内容だ 物語のように警察の杜撰な捜査や裁判システムの欠陥により葬られた案件も多いのではないかと疑わしくなる(実際そういう噂話は多い) 鑑識の手法、組織の概要、公判手続きの省略化など詳細で勉強になる…かもしれない プロセスから逸脱した狂った状況の中、腐敗した組織に立ち向かう意思を曲げず初志貫徹するまともすぎる主人公が見処 まともな人間を感じたい人におすすめ
blacknend515
2026/01/06 00:57

ちょっと主人公以外のキャラが露骨だったり弱い 弁護士は特に何もしていないような まあこんな感想はどうでもいいか それくらい完成度は高い

が「ナイス!」と言っています。
blacknend515
少なくとも本作品に関しては新本格ミステリ的技巧、論理的整合性を持つ作風ではなかった。色々不満点はあるが、物語の神秘性――田舎・過疎地域特有の世界の果て感、行き止まり感、空虚さ、その中に鎮座する龍臥亭の異世界感、叙情性と背後に潜む禍々しさ、不気味でどこか疲れて物憂げなトーン――には有無を言わさず作品内へ引きずり込む魅力があり、このシチュエーションの良さがマイナス要素を打ち消しているので評価は高い。結局ミステリー小説の評価は――説明されない空白の領域への興味――謎の質、その意味通り神秘性に左右される。
blacknend515
2026/01/06 00:59

※audible

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/05/21(1359日経過)
記録初日
2022/05/21(1359日経過)
読んだ本
54冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
18946ページ(1日平均13ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
自己紹介

痛い読者

鬱陶しい長文:
https://booklog.jp/users/dunlopsystem138

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