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2024年10月の読書メーターまとめ

HH
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感想・レビュー
2
ナイス
13ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ)

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

HH
記録
HH
2024/10/26 19:17

訳者斎藤真理子さんあとがきより 「ハン・ガンが、このタイトルは『哀悼を終わらせない』という意味だとはっきり述べている。 このタイトルは、直訳すれば『作別しない』となる。『作別』という熟語には『別れる』と『別れを告げる』の両方の意味があり、それを『しない』とは、ハン・ガンによれば『別れの挨拶をしない』と『別れを実行しない』の両方を指すそうだ。それは『決して哀悼を終わらせないという決意』であり、『愛も哀悼も最後まで抱きしめていく決意』という意味なのだという。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
2

HH
記録
HH
2024/10/26 19:17

訳者斎藤真理子さんあとがきより 「ハン・ガンが、このタイトルは『哀悼を終わらせない』という意味だとはっきり述べている。 このタイトルは、直訳すれば『作別しない』となる。『作別』という熟語には『別れる』と『別れを告げる』の両方の意味があり、それを『しない』とは、ハン・ガンによれば『別れの挨拶をしない』と『別れを実行しない』の両方を指すそうだ。それは『決して哀悼を終わらせないという決意』であり、『愛も哀悼も最後まで抱きしめていく決意』という意味なのだという。

が「ナイス!」と言っています。
HH
・内なる海 映画『海を飛ぶ夢』 ロサは死にたいと願うラモンのことを大切に思うからこそ、ラモンの願いを言葉どおり信じる。それ以上の解釈は加えず、願いに従う、というある種の「判断停止」を、彼女は潔く謙虚に選んだのだ... 死なないでほしいといってその場をやり過ごす自分、自殺を防ぎつづけることでいつか生きる喜びを取り戻してもらおうと思いつつ、それがあきらめて生きていってもらうことと紙一重であるのに気づいている自分に嫌気がさす。だからロサの「判断停止」や潔さ、謙虚さに羨望を感じる。
HH
2024/10/08 23:49

「人ごとだからこそ自分の判断を停止させる」というロサの行為は、「人ごととしてごまかしつづける」ことからいちばん遠いと思うからだ。 ロサは人がそれぞれ自分の内なる海を感じることの大切さを、どこかで深く了解していたのだと思う。「他者を愛する」とは、自分とはちがう存在、自分には理解できないもの、自分では受け入れられないものをもっている存在を、まさに自分には理解できないし、受け入れられないからこそ、尊重するということである。

HH
2024/10/08 23:49

けれどもそれは「他者から愛されない」ことを受け入れることであり、相手の選択が死であるときは、他者との「他者としてのつながり」さえも断ち切られることになる。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/06/04(904日経過)
記録初日
2022/06/25(883日経過)
読んだ本
152冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
40376ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
61件(投稿率40.1%)
本棚
0棚
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