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2024年11月の読書メーターまとめ

ihim
読んだ本
5
読んだページ
1492ページ
感想・レビュー
5
ナイス
54ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ihim
冒頭のスピーチの極意から始まり、最初の久遠久美のスピーチや千華の結婚式でのこと葉のスピーチなど、「こんなスピーチしてみたい」と思わされるような場面がたくさんあり、そのたびに言葉の力が如何に大きなものかをひしひしと感じました。選挙がクライマックスを迎えてからは胸の熱くなる展開の連続で、思わず涙しそうになりました。裏表紙のあらすじの通り、まさに「目頭が熱くなる」小説で、とても面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

ihim
今年のノーベル文学賞の選考理由は「歴史的なトラウマに立ち向かい、人の命の脆さを露わにする強烈な詩的散文」であったそうですが、この小説を読んでそれを痛切に体感しました。読んでいる際は気付けませんでしたが、作家の言葉や解説を読んでこの小説のテーマを知ったとき、命に対する作者の深遠な考え方に大きな感銘を受けました。「白」という色の静謐さ、無垢さ、空虚さをこれ以上ないくらいに表現している素敵な作品だと思います。面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
ihim
冒頭のスピーチの極意から始まり、最初の久遠久美のスピーチや千華の結婚式でのこと葉のスピーチなど、「こんなスピーチしてみたい」と思わされるような場面がたくさんあり、そのたびに言葉の力が如何に大きなものかをひしひしと感じました。選挙がクライマックスを迎えてからは胸の熱くなる展開の連続で、思わず涙しそうになりました。裏表紙のあらすじの通り、まさに「目頭が熱くなる」小説で、とても面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
ihim
ネタバレ第1章から終始ドロっとした内容が続き、胸の苦しくなる場面ばかりでしたが、最後の章で頭を殴られるような衝撃を受けました。どう考えたらあのような報復を思いつくのだろうと考えると恐ろしさすら感じます。評判に違わず、イヤな気持ちにさせられる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
ihim
目次を見た段階では独立した別々の短編が2つ収録されているものと思い込んでいましたが、実際に読んでみるとそれらが繋がっていて驚きました。後半の『さまざまな父』では前半の『飛ぶ男』の秘密に迫る箇所もあり、伏線が回収されていくようで面白かったです。かつて読んだ『砂の女』以上に異質な世界観で、情景描写も湿っぽく形容しがたい不快感がありますが、それゆえ安部公房の作品は他にない魅力をたたえているのだとも感じました。いつか再読して、この世界をより深く理解してみたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
ihim
ネタバレ不思議の国の世界と現実世界を行き来しながら連続殺人の謎を解き明かすストーリーでしたが、物語の終わりにかけてどんどん回収されていく伏線に「それも伏線だったの!?」と驚かされっぱなしでした。ビルが殺されるシーンや最後の処刑の場面などは少し残酷に感じましたが、不思議の国のキャラクターがどれも魅力的だったので読んでいて非常に楽しかったです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/06/12(930日経過)
記録初日
2022/02/25(1037日経過)
読んだ本
71冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
22212ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
71件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

小説が好きです。最近はミステリーをよく読んでいます。和書が大半ですがたまに洋書も。
月に1〜2冊程度、自分のペースで読書を楽しんでいます。
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