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2024年11月の読書メーターまとめ

ノンケ女医長
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感想・レビュー
13
ナイス
2562ナイス

2024年11月に読んだ本
13

2024年11月のお気に入られ登録
8

  • tata
  • Nao023
  • め
  • きな
  • イナ
  • あきら文庫
  • ひろし
  • 巨峰

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ノンケ女医長
凄まじい警察小説だった。組織の出発点である「警察学校」。校風、社風に適合できない人を選び抜き、排除していく教育機関であるらしい。巡査と巡査、巡査と警部補、巡査と教官の騙し合いもみっちり描かれ、気を抜く隙もなくあっという間に作品を読み終えてしまう。こんな警察学校の日々、きっと今の若い学生には絶えられないし、絶望しかない。むしろ教官がハラスメントで訴えられてしまう…。あくまで小説の世界と割り切りつつも、忘れ得ぬ読書体験になった。大きな蟻に両側の鼓膜を食い破られ、それでも退校しない巡査に、涙する。
かいちゃん
2024/11/04 21:02

まぁ今ならハラスメントって訴えられそうですね。

ノンケ女医長
2024/11/04 21:07

レビューを読んで頂き、ありがとうございます。ハラスメントのリスクもありますし、巡査の親がクレームたくさん言いつけに来るでしょうね…。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

ノンケ女医長

文化庁が5年毎に調査している最近の結果によると、「1か月に1冊も本を読まない」人が、6割なんですって。AIが、今後小説を書くようになるんでしょ…。読書とは何か。何のために読むのか。令和時代の人から質問されたとしたら、私は説得できる自信がない。私は静かに、今後も読書を楽しみたいと思います。

drago @竜王戦観戦中。
2024/09/18 09:39

こんにちは。私も30代半ばまで年数冊の読書でしたが、『永遠の0』を読んで目が覚めました。 もし読書の必要性を問われたら、私だったら「自分の世界観・人生観を広めるため」と答えます。もちろん、エンタメ要素は必須ですけどね。(^^;

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
13

ノンケ女医長
難しい表現はやはり控えめで、困った本人や家族が手にしやすい工夫が凝らされている。アルコールは自分にも、そして周りにも迷惑をかけてしまう嗜癖品。治療できる病院がますます減っていくのに、悩む人や家族は増えていく。自己責任だと門前払いをされてしまう前に、なんとか救いの必要な方に読まれるべき本。
が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
なんというか・・・。ものすごく起伏しながら進んでいくストーリーが好きな人にはいい小説なのかもしれない。残念ながら、私にはかなり合わなかった。著者の作品を愛する読者の一人としては、警察文化に忠実な作品に仕上げて欲しかったという気持ち。制服警察官が一番気を張り巡らせて扱う例の品を、堂々と上司が借り上げてしまうのは、いくら小説世界であっても無理があるのでは。警察官の登場、活躍場面も少ない。
ノンケ女医長
2024/11/27 22:02

不覚にも・・・・・その親父ギャグを読んだ瞬間に噴き出してしまいました。ちょっと元気になれました。

迷人
2024/11/28 06:42

自分のレビューを再確認したら、「混沌かつハチャメチャな物語。碓氷、影が薄い」と書いていました。

が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
過去にあった、悲惨な出来事の数々。沖縄の現状と将来を考えていく上で、起きた実際がどうだったのか、学ぶことに尽きる。戦争という地獄だったり、ある家を襲った悲しい出来事だったり。それらに、どう心を砕き、言葉を交わし、そして前に向かっていくか。沖縄独特の文化や言葉もあって、最後まで興味の尽きない短編集だった。「四十九日のアカバナー」と、「天女の幽霊」がひときわ、良かった。特に後者は、当科的にも考えさせられる事象がいっぱい詰まっている。今まで出会ったことのないタイプの作家さん。他作品も読んで、学びを深めてみる。
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ノンケ女医長
何度も読んでしまう。優れた短編集とは、こういう作品なのだろうと思う。心に残る登場人物が毎回違うように感じるのは、やはり比類のない完成度だからか。60才の山田ミコさん。3人の子どもたちから関係を絶たれた。ある日、次男から心の籠った便りが届き、ミコはたくさんの涙を流す。でも、しばらくしてから、思いも寄らない悪い知らせに狼狽し、寒い夜に一人で星を見ようと林の中へ。ミコの儚さが精緻に描かれ、心が揺さぶられる読書をさせてくれる。まさに桜木世界の真髄。
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ノンケ女医長
登場人物を、きちんと把握してから小説を読み進めたいので、相関関係が不明瞭で、しかも突然殺されるという真梨幸子の作風は、本当に骨が折れる。逆から読んだら、どんなにさっぱりするか、いつも叫びたくなる。そうは分かっていても、つい読まずにはいられないフシギさは、自分でも良く分からない。抗えない血筋や縁に苦悩して、真実をズバリと突き止めて欲しい女性たち。答えに辿り着きたくて、雑居ビル4階の事務所を探し当てる理由は、やっぱり共感できるかも。
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ノンケ女医長
美味しそうな料理、暖かな食卓を描く作風よりも、私はこっち系の「極めつけな陰」な作風にとても魅了される。一人で過ごしていた生活環境が、いろんな理由で急変し、周囲から忌避される部屋になった。新たな人が、そこで安心して過ごせるようにと生まれたロンダリング。志願する人も、斡旋する人も、陰を背負いながら一生懸命に生きる姿が、私はとても好き。その静かな熱意を描いた作者も、やはり大好き。
が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
相当な読み応えがあった。世間の耳目を集めるような、とても大きな殺人事件。警察が、一番被疑者にしたくない職種の人間が、取調室で淡々と事情聴取に応じる。そこまでの道程で十分ハラハラするのに、さらに新たな展開が待ち受けていた。登場人物はかなり多く、私の場合は3日かけて読了したけど、次は是非、一気に読みたい。あのように、女性が抱える多数の問題や闇を、魅力と捉えてしまう男性性があるから、世の中は多彩な変化を遂げていくんですね。
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ノンケ女医長
「教場」のインパクトが強すぎたのか、今作はどこか毒気を抜かれたような感じ。心胆を寒からしめる残忍さは、随分物柔らかなものに。前作で大きな組織から苦情が寄せられたところもあるのではと、心配になった。さて、日本には警察官と同数の医師がいる。医師から警察官へ転職した人はいないと思うし、仮にいたとしても、わずか2年の臨床研修で、あんなに自信満々に、かつ同期や教官から信頼を寄せられる警察学校の巡査は、実際にはありえないと思い、残念な気持ち。
が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
都会で起きた殺傷事件で緊急逮捕。その協力者を、地域課職員が誰一人として思い出せない異常事態。警察庁刑事局からやってきた美しい心理調査官が、凄まじい活躍を見せる。客観的証拠のないプロファイリングだと揶揄されたり、衆人環視で嫌がらせする警察官にも怯まない。犯人像と事件を分析し、捜査本部へ助言を重ねる姿は、実に優美。解決のご褒美に、フレンチやイタリアンでなく、てんぷらそばをリクエストした気心は、もはや満点。設定に無理があると何度も思うのに、著者の相当な警察愛によって、ため息とともに豊かな気持ちになった。
ノンケ女医長
2024/11/09 23:26

「強固な象徴性」とは、なるほど。

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ノンケ女医長
私も私立女子高だった。中高一貫の。こんな、おどろおどろしい人間関係も、当時きっと多数あったと思うけど、気が付かないうちに卒業しちゃった。近況を報告しあう同窓会の案内、いつ届くだろう…。イヤミス感はどこか控えめでした。
が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
凄まじい警察小説だった。組織の出発点である「警察学校」。校風、社風に適合できない人を選び抜き、排除していく教育機関であるらしい。巡査と巡査、巡査と警部補、巡査と教官の騙し合いもみっちり描かれ、気を抜く隙もなくあっという間に作品を読み終えてしまう。こんな警察学校の日々、きっと今の若い学生には絶えられないし、絶望しかない。むしろ教官がハラスメントで訴えられてしまう…。あくまで小説の世界と割り切りつつも、忘れ得ぬ読書体験になった。大きな蟻に両側の鼓膜を食い破られ、それでも退校しない巡査に、涙する。
かいちゃん
2024/11/04 21:02

まぁ今ならハラスメントって訴えられそうですね。

ノンケ女医長
2024/11/04 21:07

レビューを読んで頂き、ありがとうございます。ハラスメントのリスクもありますし、巡査の親がクレームたくさん言いつけに来るでしょうね…。

が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
肌を重ねる、男女。相手を次々と変えたり、離婚を繰り返す人生は、果たしてどうなのか。ベッドで共に過ごす時間は、とても気持ちが満たされ、至福そう。それは、お互いが空疎であるからだし、似た立場だからこそ魅了されたんだと思う。自分の全てを清算するため、節子は10リットルのガソリンを買った。夫が事故を起こした翌日に。炎で焼き尽くしても、繋がりを信じて追い求めてくる人が、やっぱりいる。地獄の日々を過ごしてきた人にしか分からない幸せと未来が、しっかりと詰め込まれた小説。これからも、読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
ノンケ女医長
たくさんの登場人物たち。メモして整理していかないと分からなくなる。その作業を求める作風に、今回もやられた。濃密な人生相談の数々。凄惨な殺戮シーンはなく、やや安心して読める。現在と過去を繰り返しながら、1998年に起きた忘れ難い出来事が明らかになっていく。幼少期のトラウマが、他人の好奇心で暴かれて行くのは実に苦しい。だからこそ、勝手に興味を持たれたり、ビジネスチャンスに転化されてしまうのかな。最後に登場する占い師の本性、私には分からなかった。誰?
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/10/18(793日経過)
記録初日
2022/10/18(793日経過)
読んだ本
417冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
126034ページ(1日平均158ページ)
感想・レビュー
417件(投稿率100.0%)
本棚
7棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

読書は、心の糧になると信じて。医師です。X(旧twitter)も同名アカウントあります。よろしくお願いします。

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