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2024年10月の読書メーターまとめ

リードマン
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感想・レビュー
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ナイス
50ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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  • naka

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

リードマン
ネタバレ何度目かの再読。近年のはやみね作品は結末で闇のような恐ろしい赤い夢世界を感じることがあるけれど、この話は物語全体が恐怖を感じる珍しい話(都会トムの黒須島クローズドや赤い夢の迷宮のような感じ)。人形のイラストも相まって本当に不気味だった。 ただ不気味さに拍車を書かていたのは「ぼく」の現実世界でのシーンだったんだなと気が付く。確かに初読時点で少し違和感はあったんだよな。「『ぼく』がルームを出た後の現実でのイメージが湧かない」って。薄暗い部屋にいる「ぼく」しか描写されなかったから絶望感が激しかった。
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2024年10月の感想・レビュー一覧
11

リードマン
ネタバレ今作は碧の友人や商店街の人々はほとんど登場せず、菜穂に代わる一人息子共々経済的に切迫してしまっている新バイト・鈴原さん、七海&その友人、都築さん、双葉&同僚のカメラマン、凛々子、とある人の家族であるアイドル女子中学生・実柚&その幼馴染・直也、というように比較的新しく「ゆきうさぎ」に来ていたり初めてのお客さんばかり(ただ作中で多少登場している人も多い)。後は「ゆきうさぎ」から少しだけ離れて仕事している人とも言える。 実柚の物語は1冊分使って伏線拐取という珍しい話。
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リードマン
ネタバレ何度目かの再読。シンプルで事件が起こされた動機も分かりやすい、優しい物語。初期のはやみね作品特有の空気だ。(そういえばこの頃はまだ教師として子供たちに本を読んでもらおうとされている時代だった) ただ、この頃から後々の早見で作品の要素は出ている。風街先生が初登場しているし、子供のような感覚が抜けきれずリアルの子供たちに迷惑かける大人たちは初期から存在していた。消えていく学校の中で起こるイベント。その物語の芯の主役は子供たちではなく大人だったのかもしれない。そりゃ後々ロクな大人が出ないわけだ。
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リードマン
ネタバレ高校受験合格と誕生日を兼ねて都会トム「夢幻上巻」と共に買ってもらった作品。何度目かの再読。当時映画製作の物語にはまっていたので、言ってしまえば恭助より若旦那目当てだったことになる。(そしてこれが初の恭助作品) 若旦那たちの映画理論聞いててワクワクしてくる。 本気で熱い気持ちを持って馬鹿出来る大人が登場するから、それを「色々な意味」で迎えてくれる場所(虹北商店街)があるから(歓迎しているかは別の話)、そんなバカ騒ぎに結局乗ってしまう少年少女主人公たちがいるから、はやみね作品って暖かくて面白いのだろう。
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リードマン
ネタバレ何度目かの再読。近年のはやみね作品は結末で闇のような恐ろしい赤い夢世界を感じることがあるけれど、この話は物語全体が恐怖を感じる珍しい話(都会トムの黒須島クローズドや赤い夢の迷宮のような感じ)。人形のイラストも相まって本当に不気味だった。 ただ不気味さに拍車を書かていたのは「ぼく」の現実世界でのシーンだったんだなと気が付く。確かに初読時点で少し違和感はあったんだよな。「『ぼく』がルームを出た後の現実でのイメージが湧かない」って。薄暗い部屋にいる「ぼく」しか描写されなかったから絶望感が激しかった。
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リードマン
ネタバレ再読。両親が亡くなり、5男1女の兄弟だけで暮らしながらも暖かい空気の中で暮らす家族と、あやかしが絡んでくる物語。あやかしと人間が親しくなっていく物語は数知れずだが、本作はどちらかというと人間サイドが中々特殊で、この物語独自の暖かさを創り出している。 まあ、まだ登場しているあやかしの数が2匹だけである上に、割と友好的ではあるけれど辛辣だったり人間との交流シーンが少なかったりするから当然だろう。今後も6人の兄弟の活躍が鍵となる。本作は人間の魅力をもっと注目していきたい。(甲斐や志村兄弟)
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リードマン
ネタバレ何度目かの再読。ようやくはやみねワールド原点の物語をレビュー。「それを盗むことでみんなが笑顔になるもの」をテーマに怪盗道化師が活躍する。改めてみると、実に多種多様で見事な「盗み」。マジック力はあれだけど、普通にクイーンを超えている大怪盗だと思った。はやみねさんの優しさや思いが第一作からこんなに詰め込まれているとは。原点にして頂点、とはこの事。 この作品は作品内で完結してしまうわけで、まだ夢水やクイーンがいない寂しさを(特に最終作で)感じるわけだけど、それでもこの作品独自の多少絵本的な世界観が好きだ。
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リードマン
ネタバレレビューを書いているつもりだったけれどまだだった。何度目かの再読。夢水セカンドシーズンの第二弾。亜衣とは異なる語り手になった良さがここに現れている。本作は教授よりも伊緒が主人公である作品。探偵とは何か。探偵が持たなければいけない覚悟。事件を幸せに解決しなければいけない苦しみ。神隠し島事件の解決に教授は悩んでいるそうだけど、そういった苦しみはセカンドシーズンだからこそ表現できたものだ。伊緒の探偵としての成長とそもそもの素質が出ている。その涙は彼女の糧となる。だからセカンドシーズンも大好きなんだ。
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リードマン
ネタバレレビュー書いているつもりだったけど、まだだった。何度目かの再読。3作目出なくなってしまった夢水第二弾だけど、こっちはこっちでまた別に好き。(もちろん第1弾も好き) 「レトロシティ」という、はやみね作品らしい舞台。それは文化だけでなく、「夜の闇」までも50年前に戻らせたもの。はやみね作品に数知れずいる、赤い夢世界のために迷惑なことをするキャラクターの一人。この作品から、赤い夢って結構怖いんだって理解し始めた。実際、幻影師はクイーンとかとは違って、恐怖の存在という危険な側面がある。表紙も「赤い夢」感じるな。
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リードマン
ネタバレ何度目かの再読(初めて読んだのは7年前)。夢水シリーズと比べてみると全然違うんだけど、色々なクローズドサークルモノを読んでいると、主人公の先生姿、事件のトリック、OGの計画(「ゲームをしましょう」)とかは、はやみね作品らしさが結構出ている。闇の部分とかも、最近のはやみね作品で受け継がれている気がする。 主人公の最後こそ「赤い夢の迷宮」なんだろうが、詳しくは分からない。天井吊り下がりの子とウガッコを絡めているから、誰からも教えられていないウガッコの過去を主人公は知っている。あ、読者と作者は知っているか。
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リードマン
ネタバレいわゆるサザエさん時空ではなく、様々な人物たちが「変化」を見せていく寂しさと期待がちゃんと描かれる本作。 店員もお客さんも家族のような温かい空間で、いつまでもいたい「ゆきうさぎ」だが、菜穂・蓮はそこから少し離れることに。碧もいつかは……ということ。でも、それぞれの行く先にも素晴らしい世界があるのだろう。特に菜穂の進路先は、「ゆきうさぎ」とはまた違った素晴らしさが感じられるから描いて欲しい。 玲沙の物語。視点は主に彼女だけど、新たな環境に入ろうと必死で努力する日下部さんが主人公だ。その姿が眩しい。
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リードマン
ネタバレ裏世界でピクニック気分という、さすがに調子に乗りすぎているだろと思ってしまう1話目。でも、そういやこれタイトルだったね、すっかり忘れてた。 カラテカこと茜理が、空魚や夏妃に結構執着している。夏妃も含め、またややこしい人間関係が出てきた ……と思ったら、ラストで解決? 鳥子が冴月よりも空魚を優先。恐らく冴月と関わり合った茜理たちに対する微妙な感情も消えてくれただろう。そうなると実は空魚も結構まともになってくれるはず。(空魚もある意味で冴月が出てくるとおかしくなっていたから)ついでに、ルナも正常になった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/10/31(754日経過)
記録初日
2014/03/01(3920日経過)
読んだ本
117冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
33496ページ(1日平均8ページ)
感想・レビュー
117件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

本によって今の僕というキャラクターができたとも言えます。I made of book!

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