日本人コミュニティも似たようなものなのだろう。 著者を通して隣人達の考え方や生活の一端を知ると、一口に在日中国人といっても境遇は人それぞれで、比較的早期に来日した人は日本文化に馴染もうとする傾向がある反面、最近来日した人は中国の価値観をそのまま引きずっていることが多いようである。 エピローグの日本人よりも日本人の心を持つ黄さんの話が心に響いた。環境によって人は変わり、人もまた環境になるというところは、先日読んだ「アフォーダンス」にもつながる話だと思った。 →
最後に、在日中国人コミュニティのすぐ近くから彼らがどのように考え、暮らしているのか、その声を拾い上げ私たちの目に見える形で発信している著者のような存在は、今後の移民問題を考えるうえでもとても貴重だと思う。
→ P68 環境を知覚することが自己を知覚することである、P71 変化に注意を向けると自分の動きの性質が、不変なことに注意を向けると環境の持続する性質が見える。…「見る」ことは常にこの二つに意識を分散すること。の部分はなるほどなぁ。 P74~76がアフォーダンスの本質を理解するのに重要な頁だろうか。P75には多様性の本質が述べられている気がする。 P78 このときには、手の動きが「能動的」であることが重要である。 ※人が能動を好み(意味を感じ)受け身を嫌うことと関係があるかも。
→ P96 とても大事な頁 どのような環境と接触してきたか⇒個性的、情報の豊富さに対応し分化し続ける⇒固有性、包囲する情報は誰にでもアクセスできる可能性をもつ⇒共通性 ※例えば発達障害も、先天的な要因よりも適切なタイミングで環境に触れてこなかった影響の方がはるかに大きいというのであれば、環境は公共的である(誰にでも可能性がある)という言葉に説得力が生まれる。 改めてアフォーダンスを自分なりに解釈すると、人の個性や能力は環境に大きく影響を受けて洗練されていくので切り離して考えることはできない という感じか。
自然や生物に興味があり、特に野草の観察が好きです。
最近は興味や理解することの仕組み(認知科学、神経科学)を知りたくてそれに関する書籍を多く読んでいます。
人の嗜好と志向と思考の根源を探究したい。
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→ P68 環境を知覚することが自己を知覚することである、P71 変化に注意を向けると自分の動きの性質が、不変なことに注意を向けると環境の持続する性質が見える。…「見る」ことは常にこの二つに意識を分散すること。の部分はなるほどなぁ。 P74~76がアフォーダンスの本質を理解するのに重要な頁だろうか。P75には多様性の本質が述べられている気がする。 P78 このときには、手の動きが「能動的」であることが重要である。 ※人が能動を好み(意味を感じ)受け身を嫌うことと関係があるかも。
→ P96 とても大事な頁 どのような環境と接触してきたか⇒個性的、情報の豊富さに対応し分化し続ける⇒固有性、包囲する情報は誰にでもアクセスできる可能性をもつ⇒共通性 ※例えば発達障害も、先天的な要因よりも適切なタイミングで環境に触れてこなかった影響の方がはるかに大きいというのであれば、環境は公共的である(誰にでも可能性がある)という言葉に説得力が生まれる。 改めてアフォーダンスを自分なりに解釈すると、人の個性や能力は環境に大きく影響を受けて洗練されていくので切り離して考えることはできない という感じか。