ネタバレため息と涙が出そうになる本に久々に出会いました。こんなにも救われぬ物語があってよいものなのかと思いたくなる作品です。最後の解説まで読んでいて、ここまで『悔しい』と思える本は今までなかったなぁと思っています。しかし同時に人との繋がりの温かさと自分を信じる人々の強い決断に心打たれる小説でもありました。最後に少しだけ救われてよかったなぁと強く思います。と思えば自分を信じきれない、真実を曲げようとする気持ちの弱さも感じさせる小説でもあったなと思います。色んなことを考えさせてくれる小説でした。

ネタバレ前作ではまりましたが、今回の作品も読みやすく、温かい短編集でした。個人的には標題の短編が好きでした。カメを大切に守りたいという気持ちと、ルールの狭間で揺れる登場人物たちのやり取りは、読んでいるこちらを引き込むような、感情の機微に富んでいて、表情が見えるようなやり取りでした。

ネタバレため息と涙が出そうになる本に久々に出会いました。こんなにも救われぬ物語があってよいものなのかと思いたくなる作品です。最後の解説まで読んでいて、ここまで『悔しい』と思える本は今までなかったなぁと思っています。しかし同時に人との繋がりの温かさと自分を信じる人々の強い決断に心打たれる小説でもありました。最後に少しだけ救われてよかったなぁと強く思います。と思えば自分を信じきれない、真実を曲げようとする気持ちの弱さも感じさせる小説でもあったなと思います。色んなことを考えさせてくれる小説でした。

ネタバレ今作も素晴らしい物語でした。銀座が歩行者天国になる時間、『王子』を中心に繰り広げられる登場人物たちの短編集。点と点は繋がり線になる、とはまさにこのことだなと青山先生の本を読むたびに思います。素直になれずすれ違う人々が王子との繋がりを通して少しずつあるべき、ありたい形にもどっていく。温かいストーリーでした。個人的にはカフエーパウリスタの話がお気に入りです。現実世界と童話の世界の交差が織り成す人と人との物語に読む手が止まりませんでした。

ネタバレ儚くも温かい物語でした。様々な物語を抱えた六人の登場人物たちが、古書店『深海』に集まり読書会をひらく短編を集めた作品。出てくる作品とその人物の繋がりがどれも印象的です。タイトルがまさかそこに繋がるとは思ってもいませんでした。本を読むということはその人の本質を深め、あるいは気づかせるものなのかもしれないと考えたりする今日この頃。

ネタバレついに二人で共闘するシーンが熱かったです。ラストも良い感じですが、このあとどうなるのか…。楽しみです。

ネタバレ少しサボっていましたが、再び読書メーター開始。成瀬シリーズではまった宮島先生の最新作。今回も面白くて一気読みしてしまいました。婚活による様々な人たちとの出会いと一歩を踏み出そうとする登場人物たちの姿が鮮明に浮かぶ素敵な物語でした。最後の最後まで温かい本は久々だったなぁと思う今日この頃。

ネタバレ以前から気になっていましたが、アニメ化を機に読破しました。特に印象的だったのは１巻でした。「私は美しくない宇宙に生きたくない」のセリフがとても好きです。自分は『チ』は『知』だと思いましたが、『血』かもしれないし、『値』かもしれないし、『地』かもしれない。様々なことを考えさせてくれる作品だなと思っています。もう少し深く読み込もうと思う今日この頃。