在日一世として、そして作家として生きた1人の日記を韓国の近現代史、在日朝鮮人の歴史の動きとともに紐解いていく。波瀾万丈の「波乱」しかないような、時代の非道さ、戦中・戦後の日本の理不尽さ。私自身が当時の彼らに対してできることは何もないけれど、せめて忘れずに記憶していくこと。そして、今もずっと私たちと同じように生きている在日の人々、そして移民への理解と人権を尊重し連帯する姿勢は絶対に崩したくないなと思った。

アナリティクスには気をつけよう、ニッチな専門性を身につけようくらいかな書いてることって。各スペシャリストのエピソードは面白かった。

在日一世として、そして作家として生きた1人の日記を韓国の近現代史、在日朝鮮人の歴史の動きとともに紐解いていく。波瀾万丈の「波乱」しかないような、時代の非道さ、戦中・戦後の日本の理不尽さ。私自身が当時の彼らに対してできることは何もないけれど、せめて忘れずに記憶していくこと。そして、今もずっと私たちと同じように生きている在日の人々、そして移民への理解と人権を尊重し連帯する姿勢は絶対に崩したくないなと思った。

オシャレでお茶目な人柄が垣間見える筆者の買い物ログ。「結構買ってるなーw」と笑っちゃうけど、一つ一つの買い物にエピソードが多く、買い物にまつわる人や物との出会いもあるなとしみじみ思わせてくれる。 SATCほど派手じゃないけれど、やはり、大都会を闊歩し無尽蔵に溢れた物の中から自分に必要なモノやときめくものを選ぶことのエネルギーの高さはガンギマリな本だ。

数学者として働く筆者が仕事で世界各地を回った思い出の数々、息子が日々成長していく姿とこの世界を知っていく知覚の拡がりに感化される日常の中の発見。瑞々しく、とても優しい光で日常と数学者の感覚を綴る日記。美味しい果実を食べるような贅沢な読書時間だった。