この本で泣くなんて、思ってもみなかった。 私は、本を読む方のタイプの人なので、みくのしんさんの物語への入り込み方に「解像度高いな〜」と、かまどさん視点で読んでいました。 かまどさんの後書きにある、『一房の葡萄』をどう読むか、読書の仕方の正解ってないんだよね、の部分を読んでぶわっと涙が溢れました。わかる、私もきっとかまどさん側の人間。 本の体裁として、読書をしない層がメインターゲットになるんだろうけど、本を読むのが好きな人が読むとびっくりするくらいぐさっとくるんじゃないかな。期待以上でびっくり。

この本で泣くなんて、思ってもみなかった。 私は、本を読む方のタイプの人なので、みくのしんさんの物語への入り込み方に「解像度高いな〜」と、かまどさん視点で読んでいました。 かまどさんの後書きにある、『一房の葡萄』をどう読むか、読書の仕方の正解ってないんだよね、の部分を読んでぶわっと涙が溢れました。わかる、私もきっとかまどさん側の人間。 本の体裁として、読書をしない層がメインターゲットになるんだろうけど、本を読むのが好きな人が読むとびっくりするくらいぐさっとくるんじゃないかな。期待以上でびっくり。

「偏愛」ばかりを集めたアンソロジー。湿った女のそのくせ清潔な香りがしそうな本。個人的には「かわいいごっこ」「夏のうらはら」が好きだった。

己の身体に関わること、特に女性である身体を生きることについてのエッセイ。自分より大きくて筋力がある人間に感じる恐怖とか、自分が性的に消費されていることへの嫌悪とか、自分の身体と心の捻れみたいなものを、共感しながら読むことができた。女性にはもちろん、男性にも読んで欲しい一冊。