ネタバレとても美しい物語の締めくくりに、毎度毎度はぁとため息がもれます。地下室の密室、宇宙船の密室、その両者がどう繋がるのか。壮大な謎と奇妙過ぎる現象に、紅子じゃないけど読んでいててゾワっと鳥肌が立った。大風呂敷を広げて、作者本人も回収できなくなることはよくけど、しっかり着地させてくれて、しかもキレイな物語に落とし込める森さん、すごすぎます。Vシリーズ次で最後なの寂しい。練無の過去が「地球儀のスライス」に短編であるみたいだから、10作目読む前に読んでみようかな。

ネタバレとても美しい物語の締めくくりに、毎度毎度はぁとため息がもれます。地下室の密室、宇宙船の密室、その両者がどう繋がるのか。壮大な謎と奇妙過ぎる現象に、紅子じゃないけど読んでいててゾワっと鳥肌が立った。大風呂敷を広げて、作者本人も回収できなくなることはよくけど、しっかり着地させてくれて、しかもキレイな物語に落とし込める森さん、すごすぎます。Vシリーズ次で最後なの寂しい。練無の過去が「地球儀のスライス」に短編であるみたいだから、10作目読む前に読んでみようかな。

ネタバレ西之園萌絵登場回とだけ事前情報で知っていたので、ワクワクで読みました。保呂草の萌絵を観察する描写が、今までの保呂草のイメージとちょっと違ってところどころ気持ち悪かったけど、まぁ紅子に似ていて興味と対象となったのならそれも仕方がない。最後の紅子の「あの子には今後一切関わらないで」という忠告。これは何故なのか。その理由って今後明らかになる？もう気になり過ぎます。最後は得意の手口で上手に秘宝を持ち出せたけど、元々の作戦はモルタルで隠すだけだった訳ですよね。結果的に盗み出したけど、隠した後どうするつもりだったのか

ネタバレ今回は主要人物達がピンチに陥る場面があり、今までにない展開にハラハラでした。最後まで思考を働かせて脱出の機を窺っている紅子、さすが。この一切弱気になることのない紅子の行動に気高さを感じます。最後まで面白く読めましたが、土井博士を殺人に見せかけた理由と、練無が殺されかけた理由がイマイチよく理解できなかった。

ネタバレ自分の命を守るという理由もあったと思うけど、関根朔太の元へ絵を返した理由が、「その絵を見てしまったから」という保呂草の言葉に痺れた。事件性は薄かったものの、複雑に絡み合った想いや人間関係が上手に描かれていて、どの様な結末を迎えるのか最後まで分からず、ずっとワクワクした気持ちで読めました。人も絵も、どっちもあった様に見せて、どっちも無かった。しかし、本当はどちらもあった、というオチ。結末は素敵すぎて、完璧でした。めちゃくちゃ面白かった。