この手の本は何冊か読んでるけど、ある程度読み慣れてくると、「じゃあこの絵のこっちの部分は何を表してる？」といった疑問が増える。ひたすら一つの絵について語るタイプの本も読まないと、モヤモヤ感の方が強くなるな…

思想的なものかと思ったら、具体的なマネ・モネの話だった。とはいえ、点描とかのイメージで考えてたけど、印象派の当初はそうでもないらしいこととか、知識は増えた。本文中の図版がもう少し見やすいとよかった。

話題として好きだから読むけど、前にも一冊読んでて細部の主張はそこまで好きではないんだよなぁってことを思い出した。国語教育業界の人ならすんなり受け入れるのかしら。言海出版祝賀会に諭吉欠席の理由、『中世ラテン語の…』に書かれてるのと違ってたので都市伝説色々あるんだろうなって思った。「『は』があると『願へ』と已然形になります」は間違いだろう。

後半、日本文化への警鐘とかは正直どうでもいいんだけど、ラテン語辞書の編集者との会話は面白かったので、まあ良し。

この手の本は何冊か読んでるけど、ある程度読み慣れてくると、「じゃあこの絵のこっちの部分は何を表してる？」といった疑問が増える。ひたすら一つの絵について語るタイプの本も読まないと、モヤモヤ感の方が強くなるな…