ネタバレ映画を先に観ていたけど、より映画が好きになったし、もちろん原作もめちゃくちゃ良かった。 事故物件かと思いきや、ガンガン話が広がっていき収集が付かないところまで行く。主人公と久保さんは残穢から逃れる(?)ことが出来たけど、未だどこかに残ってることを示す締め方が良い。 あと、平山夢明氏の名前が出てきた時に「これ実話怪談なの！！！？？？」と思って急に怖くなった。もちろんフィクションだけど、途中までフィクションのつもりがモキュメンタリーだったことに気付いた時の驚きったらなかった。とても良い読書体験でした。

ネタバレどこか似ている2つの怪異譚の調査から始まるドキュメンタリーホラー。最近『残穢』を読んだからか、やっぱり土地にはそういうのが根付きやすいんだなと感じる。 暗がりがふと気になるような怖さでとても好き。そしてこういう本に限ってめっちゃ読みやすい！ズルい！ 何より怖いのは、｢これがフィクションである｣とどこにも書いていないこと。｢フィクションに決まってる！｣と決めつけることしかできない。また著者の解釈が本当に正しいのか判別できないこともそう。実は解釈の結果、恐ろしい何かを生み出している可能性も否めない。

ネタバレYouTubeの動画は全部観てるので、オリジナルと追加情報以外は復習的な感じで読んでた。 追加情報に関して、全部が全部というわけじゃないけど正直蛇足感が否めなかった。説明された上で「怪異の仕業かも！」と言われると引いちゃうというか......個人的には匂わせくらいの方が好みなので、ちょっと何とも言えない読了感だった。 新作2本は結構好き。『キムラヒサコ』は良い感じに意味が分からなくて好き。最後の話は先に動画で見ていたが、動画で出てない真相(?)が胸糞。本気の人と賑やかしが混在してるのがリアルで良かったな。

ネタバレ「子豚」は３匹だったけど、狼が2匹くらいいるとは思わないじゃん...? 真梨幸子作品らしく、人間も情報も入り乱れて混乱させられつつ、最終的に嫌なところに終着させられた。 全ての元凶は北上史朗だし、しっちゃかめっちゃかにしたのは平野克子だけど、子供達を殺してたのは依子さんってのがまた。那津貴くん、生き残れて良かったね...良かったのか...? 個人的には2幕の感じが凄く嫌だったな。高峰さんの詰め方ったらない。あれだけでも十分なイヤミスしてる。 いや、面白かったな結構。あんまり読み直したくはないけど。

ネタバレ映画を先に観ていたけど、より映画が好きになったし、もちろん原作もめちゃくちゃ良かった。 事故物件かと思いきや、ガンガン話が広がっていき収集が付かないところまで行く。主人公と久保さんは残穢から逃れる(?)ことが出来たけど、未だどこかに残ってることを示す締め方が良い。 あと、平山夢明氏の名前が出てきた時に「これ実話怪談なの！！！？？？」と思って急に怖くなった。もちろんフィクションだけど、途中までフィクションのつもりがモキュメンタリーだったことに気付いた時の驚きったらなかった。とても良い読書体験でした。