読書メーターの皆さんの感想を見て読みたいと思っていた本です。結果、皆さんの感想の通りめちゃくちゃおもしろい！！呪いの日本人形なんて怖いものの代名詞なのに、読んでいくうちにお梅が可愛く思えてきて、呪いなんて成功しない方がいいのに応援したくなる。次巻も読みます！

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さすがの宮部みゆきさん。氏子冥利で助けた2人の子はどうなったのか…幸せになったのかは気になる。初めて読む作家さんを知るきっかけになるので、アンソロジーは好きです。運び屋の話はシリーズものでしょうか？他の話も読んでみたくなりました。

事故で亡くなった妻の携帯を見たことから抱く疑念。8とは誰なのか？とミステリーのようで、そこはよかった。でも、主人公はじめ、登場人物がほぼ苦手。妻も義父も8も義姉も理解できなかった。唯一幹恵さんはいい。 表題の近いはずの人というのがじわじわくる。

栗を盗んだ主婦、宝くじが当たってお礼参りをしたくない少年、娘を束縛する父親、どの人も人間の嫌なところ、小さい所がよく表れている。特に主婦と父親は私なら許せないかも。この2人を許せるみかがみ様は心が広い。ついでに娘も。家族だからこそ許せないことがあるんだよ。朱巳くんは相変わらず優秀すぎる。

うーん。小野寺さんの作品に出てくる男性、魅力的な人が多いんだけど、この作品はどの人もダメ。特に壮介ダメ。いくら人を助けようが、もはや犯罪者じゃん。無免許に浮気にDV、犬を蹴るって最低。お隣の奥さんもびっくり。高校生を招き入れて関係を持ち、つらっとそのお父さんと再婚って。色々ありえないとか思いながらも、さらっと読めるのが小野寺先生の力というか技なんでしょうね。とりあえず新年1冊目にはふさわしくはなかったかも。