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2024年5月の読書メーターまとめ

わす
読んだ本
20
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4229ページ
感想・レビュー
20
ナイス
20ナイス

2024年5月に読んだ本
20

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

わす
初出は1866年。幕末期にもうこんな面白いのが書かれてたんだなぁ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

わす

透明人間になってエロいことする話、今昔物語にもう載ってた。しかも後に懲らしめられる因果応報譚と思いきや、バレ寸前で仏に助けられ高僧になる不条理展開。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
20

わす
中世から近代にかけて散娼(認容)→集娼(制度化)→廃娼(禁圧)と展開するが、全国的に同時進行したのではなく地域差がある。売春以外の産業が発達しなかった地方では遊女は表向き蔑視されず年季明け後に結婚できたし、すでに禁令が出ていた遊女歌舞伎が許されたところもある。
わす
いやまず働けよと。年を重ねるうち高等遊民に感情移入できない体になってしまった。
が「ナイス!」と言っています。
わす
「虫愛づる姫君」は風の谷のナウシカの元ネタらしい。なるほど言われてみればたしかに。そういうほのぼのとした話もありつつ「思はぬ方にとまりする少将」みたいな胸糞展開のスワッピング譚も収録されている。当時の男女はこの物語をどう受けとめたんだろう。あと「よしなしごと」に唐突な下ネタが。
わす
初出は1866年。幕末期にもうこんな面白いのが書かれてたんだなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
わす
赤は軍人、黒は司祭の服をあらわしているというが、原本でタイトルの由来を明言してはいないらしい。1830年フランスで刊行。
が「ナイス!」と言っています。
わす
ヘンリー・スペンサー・アシュビーといえば稀代のエロ本コレクターで『我が秘密の生涯』の作者と目される人。死んでから大量にエロ本持ってたのがバレて有名になるのはなんか可哀想だ。同時代のエロ本関係者といろいろ繋がりがあって、カーマスートラを翻訳したリチャード・バートンなんかとも交流があったらしい。〜生涯とファニーヒルが引用されてるけど対照的な文章で笑った。
わす
登場人物すべての主観を提示する描写は、当時としては特殊な方法だったらしい。清子だけ髪を結っていないのは原作もそうなのか、このマンガ独自の表現か。
が「ナイス!」と言っています。
わす
近現代の花柳界や社交場を特集したムックみたいな本。図版がめちゃくちゃ豊富、読みやすいなりの情報量で初学者向けか。遊女やら芸者やら女給やら手っ取り早くまとめて知りたい方におすすめ。近現代にしぼってるので江戸時代の話はでてきません。
が「ナイス!」と言っています。
わす
孔子の生涯をなぞりつつ論語を紹介・解説。中学生にも安心して読ませられる内容です。
わす
絵本のような大きいサイズとアートじみた挿絵のタッチから、ベッド上でパートナーと一緒に読むことを意図した本だと思いきや、愛撫についてはクンニや手マンなど男性が女性にするものに偏っていた。そのわりに女性主導体位はしっかり紹介していてアンバランスな印象。それでもAmazonレビューは212人の平均4.4点と高評価。うーーむ。
わす
性愛がらみの仏教説話を超訳&解説した本。親から跡取りになる子供を求められたスディンナは、出家したにもかかわらず元妻と3度交わる。それを知った釈迦はスディンナを教団から追放し、不婬戒ができたと。『四分律』で釈迦が禁じた行為の中には素股、パイズリ、腋コキ、床オナの記述もあって、女犯が禁じられていたからこそ生まれたプレイもあったかも。
わす
昭和33年から性犯罪が急増したことを「昭和33年問題」と呼び、急増の理由として①売春防止法の施行②親告罪の適用が不要になり認知件数が増えた③30年頃から少年犯罪が急増したから、などの仮説がある。集団で犯行に及ぶ性犯罪者には外交的な人が多いといい、善人でも匿名性・責任の分散・興奮状態がもたらす「没個性化」によって集団で犯罪行為に突き進むことがあるとの分析。単独犯のケースと違って前科のない若者(30代未満)が多く、再犯率も低い。
わす
2024/05/17 01:19

175ページに加害者が「女性は自分が強姦されることを空想している」と考えることを認知のゆがみとしているが、これは間違い。犯される空想をしている女性は少なからずいる。それを受けて「強姦されることを望んでいる」と考えるのが認知のゆがみ。

が「ナイス!」と言っています。
わす
あとがき引用。「恋愛」と私たちが呼び習わしている感情は、ある程度の文明ならどこにでもある、というのが私の考えだ。ただ、近代における「恋愛」が特異だとすれば、それが、恋愛は誰にでも可能であり、さらにはそれのできない者は不健全だといったデマゴギーを流布させた点にある。
が「ナイス!」と言っています。
わす
江戸時代の不倫は当事者同士の示談でおさめることがほとんどだったが、裁判沙汰になれば厳罰が課せられる。身分制度や主従関係(主人と奉公人、親子、夫婦、師弟など)が重んじられ、主人への裏切りは厳格に対処された。男が未婚の女を誘い出すだけでも手に鎖をかけて謹慎処分とされたし、近親相姦や女犯僧も刑罰対象。対して、独身者や子供への性加害の罪は比較的軽かった。。また、当時は私刑が認められており不倫妻や間男を殺してもお咎めなし。
わす
蒲団だけ読んだ。登場人物はキリスト教徒ばかり、著者も入信していたらしく、独身男女の恋愛の是非をめぐって当事者も第三者もセックスのことばかり口にする。性交は「汚れたる行為」で「罪を犯す」ことになるし、「霊肉ともに許した恋人の例(ならい)として、いかようにしても離れまいとする」し、性交しなければ「神聖なる恋」となる。当時のこうした考えはどこまで浸透していたんだろう。
わす
歴史的に様々なイメージを持たれてきたが、総じて金髪女は美しさと性的奔放さの象徴であったと思う。場面によってどちらの属性が強調されるか変わってくるから、おとぎ話のヒロインにもなることもあれば、おバカな尻軽女になることもある。純潔と性的好奇心旺盛なイメージが共存する女子高生とか、貞淑と性的欲求不満のイメージが共存する人妻と似たようなものでは。
わす
2024/06/26 07:47

『万博とストリップ』に1868年リディア・トンプソンのアメリカ巡業が人気を博し、脚線美と金髪がセクシーガールの代名詞となるきっかけをつくったとある。

が「ナイス!」と言っています。
わす
かつて愛欲に溺れたアウグスティヌスは性を原罪と結びつけ、性行為を罪深いものとした。教会の発達とともに原罪は贖罪と結びつけられ、その後のキリスト教会の歴史を動かす動因となる。原罪の観念がない日本でも女犯が問題視されていたが、明治に入って法的に妻帯が許された。一方、イスラム教は性を否定的に捉えず、むしろ禁欲主義はアッラーの教えに反していると説く。イスラム女性がヒジャブを被るのは男性の性的な視線から身を守るためであって、家庭内では性を謳歌するものらしい。
が「ナイス!」と言っています。
わす
敦道親王の最初の奥さんが御簾まくり上げておっぱい丸出しってエピソードはなんなんだ。
わす
2024/06/08 22:30

この話は『大鏡』にも載っているらしい。鎌倉時代末期の『松崎天神縁起絵巻』でも神がかりした巫女が上半身裸で狂乱する場面があって、異常な状態の形象と考えられていたそう。

わす
当時の発禁本を現代の感覚で読むと、なぜ問題視されたか不思議なほどソフトな表現であることが多いが、相対会レポートは会員制だったからか性描写が具体的でエロい。手記者はよほどのイケメンだったと見えて、多くの女から誘惑を受ける。女たちは専ら自身の性欲を満たすために誘惑していて、男の性感を高めること自体を目的としない。この体験談が仮に創作だったとしても、当時の「挑む女」のイメージとしてはこれが限界だったんだろう。同じ人が書いた『魔窟の一夜』に男が素人女を求めるくだりがあって、男の素人嗜好は古くからあったんだなと。
わす
神話から戦後まで、書物に残された性愛がらみのエピソードをまとめた本。教科書に載るような古典にも一つや二つそういう場面があるものだが、性的な箇所は薄められたり省かれたりすることが多いので、こういうのがあると何かと便利。研究というほど解説が充実してはいないものの、多くの性愛シーンを紹介していてお勉強になる。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/27(368日経過)
記録初日
2023/06/29(366日経過)
読んだ本
306冊(1日平均0.84冊)
読んだページ
81174ページ(1日平均221ページ)
感想・レビュー
194件(投稿率63.4%)
本棚
0棚
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